愛しすぎて監禁!『トットちゃん!』で描かれる黒柳徹子の両親の深すぎる愛
この10月より放送を開始した帯ドラマ劇場の第2弾『トットちゃん!』。
40年以上の長きにわたって『徹子の部屋』の司会を務め、常にエンターテインメント界の第一線で活躍を続けてきた黒柳徹子の怒涛の半生が描かれる同作だが、10月2日(月)~6日(金)の第1週ではまだ徹子は生まれておらず、徹子の両親の運命的かつ“衝撃的”な出会いが描かれた。
◆出会いは最悪
昭和4年、東京の叔父夫婦の家に下宿し「東洋音楽学校」で声楽を学んでいた門山朝(松下奈緒)。彼女こそが、徹子の母になる女性だ。
朝は、帝都交響楽団が主催する第九演奏会の合唱団に参加することとなり、そこでコンサートマスターの黒柳守綱(山本耕史)と出会う。
しかし、出会いは最悪だった。守綱が朝に最初にかけた言葉は、「君の無神経な大声でオーケストラが台無しだ」という厳しい叱責だった。それ以来、朝は口だけ開けて声を出さずに歌うフリをすることになり、もう音楽の道はあきらめて故郷の北海道に帰ろうかと思い悩む。
実は朝の父は北海道原乃町で医院を営む地元の有力者で、年末には朝を呼び戻して青年医師と結婚させ、後を継がせようとしていたのだ。そんなこともあり、第九演奏会が終わったら故郷へ帰るという話でまとまっていくが…。
出会いは最悪だったものの、言葉をかわしたりピアノを連弾したりするなかで、朝はすでに守綱に惹かれ始めていた。そしてそれは、守綱も同じで…。
第九演奏会の後、朝は守綱に導かれるようにして彼が暮らすアパート「乃木坂上倶楽部」を訪れ、そのまま暮らしはじめる。つまりふたりは、駆け落ちをしたのだ。
このときの守綱は、まだ朝に気持ちを伝えていない段階でありながら、アパートの住人仲間に朝のことを「僕の愛する人です」と紹介し、バイオリンの演奏で愛の告白をした後、「僕の妻になりなさい」と一言。
実に“衝撃的”なプロポーズが描かれたが、このような出会いのエピソードが実話だというから驚きだ。
◆毎日部屋に閉じ込める!守綱の深すぎる愛
そして、衝撃的なのは出会いやプロポーズだけではない。守綱の“妻への愛情の示し方”も驚きの連続だ。
守綱は、(妻が)他人に笑顔を見せることが耐えられないと言い、なんと自分が出かけている間は朝を部屋に閉じ込めるという監禁のような“束縛”をし始める。
それでも朝はたくましく、夫が出かけた後に毎日こっそりとベランダづたいに部屋を脱出。
仕立て物の仕事などをして活動的に過ごすが、そのことを知らない守綱は少しでも早く帰って朝に会うため、いつも前のめりで急いで歩くのだ。それによって、守綱の靴は先端がすり減った状態となっている。
あまりにも深い愛情といえるだろう。
◆ついに徹子が誕生!
そんな“深い愛”で結ばれている朝と守綱の夫婦。10月10日(火)に放送された第7話では、ついに黒柳徹子が誕生した!
そして10月11日(水)放送の第8話からは、豊嶋花演じる子供時代の徹子が登場する。
徹子の登場で、物語はどうなっていくのか? ますます見逃せない!
※第8話あらすじ
昭和8年8月9日、長女・徹子が生まれ、朝(松下奈緒)は「自由に羽ばたける子にしたい」と誓う。徹子の誕生を機に、一家は「乃木坂上倶楽部」を出て、北千束に赤い屋根の家を借りて暮らしはじめる。
そして昭和14年、徹子(豊嶋花)は6歳になり、黒柳家には4歳の弟・明児と犬のロッキーが加わっていた。周囲から“トットちゃん”とよばれるようになっていた徹子は、守綱(山本耕史)の兄・田口修治から入学祝にあるものをプレゼントされる…。
※番組情報:『トットちゃん!』第8話
2017年10月11日(水)ひる12:30~12:50、テレビ朝日系24局