ラーメン好き大興奮!新宿のど真ん中に絶品ラーメンが大集合 “117杯”“全制覇が目標の猛者も
秋空の下、東京・新宿の大久保公園では連日、午前11時の開店を待ちわびるお客さんが列を成している。開門した会場内に進むと、ラーメンやつけ麺の香りがストレートに胃袋を刺激し、存分に食欲をそそる――。
2023年8月25日(金)~11月26日(日)までの3ヵ月間にわたり都会のど真ん中で開催されている新宿グルメパークのオオトリを飾る「大つけ麺博Presents 日本ラーメン大百科」では、全国から集まる総勢117店のラーメン・つけ麺・まぜそばを求めて老若男女、そして外国人観光客が多く集まっている。
「どのラーメンにしようか」、「つけ麺もいいな、まぜそばも美味しそうだな」、「みんなでシェアして色んな味を楽しもう」…などと入り口で受け取るパンフレットをみながら各々思考を巡らせる。この時間がもう既に楽しい。
メニューを選んだら、お目当てのお店に並んで順番を待つ。「お隣のお店も美味そう」、「おつまみを買えるコーナーもあるのか」、「今日はお昼から1杯飲んじゃおうかな」と心躍らせながら並ぶ時間も、これまた楽しい。
この「大つけ麺博」は2009年からスタートし、今回で13回目。
2020年と2021年はコロナ禍で開催することは叶わなかったが、昨年再開し、今年は家族連れ、会社の同僚、学校の仲間と訪れる団体客、さらに外国人観光客も多い。主催者がインバウンドを期待して近隣のホテルなどに置かせてもらった英語版や中国語版のチラシの効果が出ているようだ。
舌鼓を打って満足そうな笑顔を浮かべる人たちの声を聞いた。
仕事を兼ねてアメリカから来たという4人家族は、「初めて来たけど楽しいし、美味しいね。アメリカでもラーメンが好きで食べるけどインスタントが多い。好みに合わせて、家族それぞれ好きなラーメンを食べているよ。親子4人で食べ比べもできるしね!」とハイテンション。
スイスから観光で来たという夫婦は、「10日ほどの滞在なんだけど、宿泊しているホテルで英語版のチラシを見て来たんだ。スイスもラーメンはあるけど、あまり美味しくない。日本のラーメンは最高だね! 色々迷ったけど、2人とも常藤の“梅かつおつけ麺”にしたよ。とっても美味しい!」と喜ぶ。
また、「たまたま会社がお休みで、このイベントを目当てに来た」という会社の同僚5人は、「テレビ番組で紹介を見て来ました。グルメイベントは初めて来たけど、本当に美味しい! 1杯が多すぎず、適量でいいですね!」と楽しそうだ。
そして、8月25日から開催していた「旨辛FES」にも来ていたという埼玉県から友人と一緒に訪れた女性は、
「グルメイベントは昔から大好き。コロナ禍で開催しなくなってしまったイベントもあって残念な思いもあるけど、旨辛FESの時にこのラーメンイベントは開催すると知って絶対来ようと思っていました。2人で3杯食べました! ここに来れば全国のラーメンが食べられて、イベント限定のアレンジもあって楽しめる。来週も別のお友達を誘って来る予定です」
と宣言していた。
さらに、Instagramでこのイベントを知ってから虜になってしまったという女子大生には驚かされた。「取材ですか? 私たち、うってつけの存在かも!」という思わぬ声に引き込まれると…。
「学校が一緒の仲良しで、インスタを見て“行こう!”となって、最初は空きコマ(授業の合間)に来ました。既に4回目です!」と笑うが、取材したのは初来場から8日目。つまり、2日に1回のペース! 加えて、「今日も2人で4杯かな。これまで14杯を食べました!」とあっけらかんと話す。
それぞれ老舗ラーメン店やラーメンも美味しい定食屋でアルバイト経験があり、根っからのラーメン好きとのこと。自分たちの独自採点を携帯電話にメモ書きして楽しんでおり、開催期間中に50杯食べるのが目標だという。
素晴らしい食欲と、あくなく探求心。思わず心打たれてしまった。
主催者に聞くと、今回出店する117杯の“全制覇”を目標に掲げている常連客も少なからずいるとのこと。確かにどのお店も美味しく、通い出したらハマってしまう気持ちは想像に容易い。
なお会場では、「具Lover亭」と銘打ち、炙りチャーシューなどの具をおつまみとしても販売。水道橋にある人気店のかき氷や、ホクホクの焼き芋、各種ドリンクもあり、おひとり様でも家族・友人・同僚とワイワイ楽しむのも、さらには取引先と一緒に“ラーメン会議”も悪くないかもしれない。
そして、取材日にはバラエティ番組『新日ちゃんぴおん!』の収録が行われていた。
大のラーメン好きで知られる新日本プロレスの棚橋弘至選手と、YOH選手、マスター・ワト選手、そして三谷紬アナウンサーが楽しそうにロケ。
このイベントはさまざまなテレビ番組やメディアに取り上げられており、もしかしたら取材シーンにも遭遇できるかもしれない。
※「大つけ麵博Presents 日本ラーメン大百科」に関する情報は、公式サイトから
※公式Instagram
※公式X