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ティモンディ高岸、芸人を目指すきっかけとなった憧れの人「こうやって人を応援する、こういう人たちになりたい」

テレビ朝日の公式YouTubeチャンネル「動画、はじめてみました」にて好評配信中の『納言幸のやさぐれ酒場』。

お笑いコンビ「納言(なごん)」の薄幸が、さまざまなゲストとサシ飲みしながら赤裸々トークを繰り広げる人気企画だ。

7月13日に公開された動画にはティモンディ高岸宏行が出演し、芸人になったきっかけについて語っている。

◆プロ野球選手断念から芸人になった理由

お笑い芸人としてバラエティの仕事をこなすかたわら、野球選手としても活動する高岸。

「シーズン入ると週に2~3は栃木、午前中に練習してから東京に戻って収録」というハードな二刀流生活を送っていると話し、「楽しいですよ」と笑顔を見せた。

そもそも野球をはじめたのは、小学校3年生の頃。高校時代は名門・済美高校で活躍し、プロのスカウトからも注目されていた。

「阪神とヤクルトから『下位指名か育成で獲りますよ』というお話をいただいていた。でも監督さんが『東京の強い大学が欲しがってる。そっちに行ってドラフト1位で行くほうがいいんじゃないか』ということで、大学に行ったんです」(高岸)

「大学行って毎日200球くらい投げていたんですよ。そしたら肘が壊れちゃって」と、プロを断念するきっかけについて明かした高岸。「何でそんなに明るく話せるの」と不思議がる幸に、「今思えばいい経験ですから」と明るく答える。

こうして大学3年の終わり、怪我をきっかけに野球を引退。裏方に回り、お世話になった人たちに野球をやめたことを報告したそう。すると…。

「地元に帰って野球辞めたと報告をするときに、『プロ野球選手になると思ってた』とか(言われた)。僕がピッチャーとして投げるってことは、投げられない選手がいっぱいいる。その人たちにやっと気づいた瞬間だった。みんなが切ないような悲しい顔をしていた。『あんなに野球が好きだったのに。お疲れ様』っていう顔を見て、このまま地元には戻れないと思いました」(高岸)

「今まで応援してもらったぶん、次は応援する側になろう」と決意。そんなとき、ある人気芸人の姿を見て新しい道が開けたという。

サンドウィッチマンさんの東北の震災復興支援活動の特集を見たんです。そこで『がんばれ東北』ってやっている姿を見て、『これだ!』って思ったんです。こうやって人を応援する職業があるんだ、こういう人たちになりたい」(高岸)

サンドイッチマンのようなりたいと思い、お笑い芸人を目指すように。彼らが高校時代の同級生同士のコンビだと知り、自分も高校時代の同級生である前田裕太を誘って現在のコンビを結成したそう。

その後、サンドイッチマンと同じ事務所のオーディションを受け、「声が出ているから1回ライブどうぞ」と誘われお笑いライブに出演。

高岸は、「事務所の先輩芸人を見よう見まねで、2人で何となくやっていくのがそこからはじまりました」と、コンビのはじまりを懐かしんでいた。