『警部補 矢部謙三』、映画館で最終話を先行上映!6倍の倍率で訪れたファン歓喜
人気ドラマ『トリック』に主要キャストのひとりとして登場し、シリーズを通して無くてはならない存在となった生瀬勝久演じる名キャラクター・矢部謙三を主人公にした完全撮り下ろしの新作ドラマ『警部補 矢部謙三~人工頭脳(ZUNOU)VS 人工頭毛(ZUMOU)』。
現在、auの動画配信サービス「ビデオパス」と「テレ朝動画」にて配信されている同作の最終話配信を目前に控えた3月31日(金)に、TOHOシネマズ六本木ヒルズにてファン向け試写イベント「プレミアム矢部フライデー」が開催された。
このイベントでは、矢部謙三の三代目部下・秋葉原人を演じる俳優・池田鉄洋とシリーズを通して演出を手掛ける木村ひさし監督によるトークショーや、4月4日(火)に配信が始まる最終回を含む最新作の一挙上映、さらにドラマで使用した小道具の展示が行われた。
かつて『警部補 矢部謙三』シリーズが放送されていた“金曜夜”という、ファンにとって特別な思い入れがある曜日に開催された同イベントには、抽選で選ばれた同作のファンたちが大集合。イベントには200名の参加枠に対して1200名から応募があったとのことで、会場に招待された人たちにはイベントの名の通り“プレミアム”なひとときとなったに違いない。
木村監督も絶賛する「袴田吉彦の真面目さ」とは?
イベントでは、俳優・池田鉄洋とともにトークショーを行う木村監督が新日本プロレスのレスラー、オカダ・カズチカのガウンを身にまとって登場。ちなみに、このガウンは木村監督がオカダ本人から借りたものなのだそうだ。
昨年末に山梨県の山奥にある温泉宿にて撮影された本作で木村監督は、「ドラマ撮影の楽しさを再認識した」という。
そんな木村監督は、本作で矢部謙三のライバル、ディープ・マナブ役を演じた俳優・袴田吉彦について、「(袴田は)すごく真面目な人。撮影の空き時間も(ディープ・マナブの)セリフに合わせて手振りの練習をしていた」と彼の役作りに関する裏話を披露。
トークショーの最後に池田が「生瀬さんも僕もやる気満々。次回作を期待しています」と言うと、木村監督も「僕もやる気満々です。(次回作を撮影するなら)絶対に他の監督には撮らせない」と力強く語り、次回作について意気込む場面もみられた。
“スクリーン”の矢部謙三にファン歓喜!最終回の先行上映も
その後、イベントでは未公開の最終話を含む『警部補 矢部謙三~人工頭脳(ZUNOU)VS 人工頭毛(ZUMOU)』の全話が一挙上映され、会場のファンたちは映画館の大スクリーンで同作を鑑賞した。
『警部補 矢部謙三』シリーズ4年ぶりの完全撮り下ろしとなった本作では、矢部のライバルとして天才科学者ディープ・マナブ(袴田吉彦)が登場。彼は、自ら開発した犯罪捜査専門の人工知能を使って世界的な難事件を解決してきた。そんな彼が、日本の警察が手を焼いている連続殺人犯「闇の行司」の逮捕に名乗りをあげる。
マナブからの挑戦を受け引くに引けない状況となった警視総監(大和田伸也)は、責任を押しつけるべく同事件の捜査を矢部謙三(生瀬勝久)に託す。そんな裏事情を知らない矢部は部下の秋葉原人(池田鉄洋)とともに闇の行司の目撃情報があった山奥の温泉旅館へと向かう。
本作の舞台となる温泉旅館「加津羅田楼(かつらだろう)」に矢部たちが到着すると、宿の近くで崖崩れが起こり旅館は陸の孤島状態に。
そんななか、ある宿泊客が闇の行司によって殺害される。矢部は宿泊客たちとともに捜査を開始。マナブは自慢の人工知能を駆使して事件の真相を独自に探る。
持ち前の強運を武器に、ディープ・マナブより先に闇の行司の隠れ家を偶然発見した矢部は、次も先手が打てるようにと秋葉にマナブの人工知能を監視するように指示。
さらに本作では、これまで名コンビぶりをみせてきた矢部と秋葉との関係に“ある異変”が起こる。実は、秋葉とマナブは中学時代に「自作マイコンコンテスト」で競い合った間柄だという。そんなふたりの間に友情が芽生え…。
そして、旅館では第二の殺人事件が発生し、その後“第三の死者”の名前が書かれた殺害予告が見つかる。そこには「矢部謙三」の名前が記されており、矢部は絶体絶命の窮地に追い込まれる。
ディープ・マナブが操る“人工頭脳”と“人工頭毛”を持つ男・矢部謙三の推理バトルの結末や、連続殺人犯・闇の行司の正体が最終話で明らかになる。
■番組タイトル:「警部補 矢部謙三~人工頭脳VS人工頭毛~」
■出演:生瀬勝久 池田鉄洋 袴田吉彦 大高洋夫 内田慈 森岡豊 上遠野太洸 山地まり コビヤマ洋一 中村祐志 佐戸井けん太 大和田伸也
■配信プラットフォーム:au「ビデオパス」(見放題)、テレ朝動画(個別課金)
■配信スケジュール:2017年4月4日(火)23時23分 最終話配信スタート
■番組関連サイト:「トリック」Webサイト、Twitter、Instagram