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エンジニア×クリエイターたちがWEB3技術をエンタメ領域に活用、開発コンペ賞金総額270万円の各受賞者決定!

株式会社テレビ朝日らが、WEB3技術とエンターテインメントの分野をかけ合わせて、さらに世界に羽ばたこうという、エンジニアやクリエイターの開発コンペの最終審査イベントと授賞式を4月22日(土)に行った。

このコンペは、ブロックチェーン技術を基礎としたWEB3と、エンターテインメント領域の「GAME」「NFT(非代替性トークン)」「Music&Global」「DAO&Community」の4分野をかけ合わせて、新たなアイデアやシステムの開発をエンジニア×クリエーターたちが取り組むハッカソン(短期集中開発コンペ)。

3月25日(土)から募集が開始され、125件以上の応募があり、最終審査イベント「WEB3 x Entertainment Creative Hackthon/IdeathonのDEMO DAY」では、14チームの最終プレゼンテーションが行われた。

「GAME」部門では、4チームが最終審査に挑んだ。

LINEのアプリから英語学習をすることができるAIチャットボット『GOGAKU!!!(ごがく) 』、キーワード入力で自作のオリジナルモンスターを対戦・NFT化することができる『Prompt Monsters』、チャットアプリdiscordを介してコミュニケーションを促進させるパーティーゲーム『Shishi-odoshi(ししおどし)』、英単語パズルゲームにNFTを組み合わせた『ZK Wordle』といった、各チームの個性的なプロダクト・アイディアがプレゼンテーションされた。

基調講演では、株式会社Thirdverseジェネラルマネージャーの守安功さんと、extra mile株式会社 技術顧問の内海暢介さんが、参加者のプレゼンテーションについて、「2~3週間という短期間にも関わらず、AI等の新しい技術を使うことで、開発工数を簡略化している点を高く評価している」と講評。

日本がWEB3.0領域で世界へ進出していくポイントの議論の中で、守安さんはマーケティングの視点から、国や地域によって好まれるゲームに違いがあるためターゲット設定が重要とした。内海さんはチーム体制について「海外企業と英語で直接やり取りができる人材や外国人のマーケティング担当者が必要」と話した。

さらに、日本は、漫画/アニメ/ゲームといった海外でも人気のコンテンツを活かした、スマートフォンゲーム等の開発技術や運営ノウハウ、データを保有している。

これらを活用し、ターゲットとする地域とコミュニケーションをとることができる人材を取り入れたチーム体制で、日本のプロダクトを世界に広めることが必要だと、両氏はまとめた。

「NFT」部門では、3チームが最終選考に挑んだ。

キャラクターグッズにNFC技術を組み込んだ新しいコミュニケーションツール『NFC.Network』、グリーティングカードをNFT化した『Message on Blockchain』、生花とNFT化した生花がセットになったギフト『フラワーギフトNFT』がプレゼンテーションを行った。

続く「Music&Global」部門では、3チームが最終選考に挑んだ。

音楽アーティストのための公開型管理ツール『WIP Studio』、楽曲の著作権や収益分配をNFT化することができる『Music Copyright Management (MCM) Protocol』、次世代アーティストを支援する音楽プラットフォーム『BEAT PAD』がプレゼンテーションを行った。

海外からのオンライン基調講演では、 Animoca Brands(アニモカブランズ)COO ・Arnoldo Concepcion(アーノルド・コンセプシオン)氏が、まずは、「NFT」部門と「Music&Global」部門の講評として、「どれもユーザーのニーズに重きを置いた素晴らしいものだった」。

「Music&Global」部門については、「とても魅力的なプロダクトだった」と講評し、メジャーなアーテストだけでなくマイナーなアーティストへもサポートができること、ユーザーと有機的にコミュニケーションが取れることなどといったポイントを抑えて、プロダクトの開発に取り組んでほしい、とコメントした。

講評後は、世界のWEB3領域の潮流について参加したクリエーター・エンジニアへ指南し、ユーザーがどういったものを求めているかニーズの把握をすることの重要性などについて説明された。

その後、「DAO&Community」部門は4チームが最終選考に挑み、遺族の相続問題をサポートする『GOJOKAI (ごじょかい -DAO』、グラフィティアートの新しい社会的受容のあり方を哲学し実践する​DAO・NFTプロジェクト『PubGraff(ぱぶぐらふ) DAO』、動画配信サービスで手に入れたNFTで新たなエンタメ体験ができる『Web3 VOD』、日本のアニメ/マンガクリエーター作品をNFT化し海外のオーディエンスをつなげる翻訳DAOも兼ねた動画配信サービス『Kontent』がプレゼンテーションを行った。

最後に最終審査結果の発表と、授賞式が行われスポンサー各賞の受賞者は、以下の通りとなった。

・「ゲーム」部門
『GOGAKU!!!(語学)』 (株)BLOCKSMITH&Co.賞
『Prompt Monsters』 合同会社DMM.com&DM2C Studio賞
『Shishi-odoshi(ししおどし)』 (株)ドリコム賞

・「NFT(非代替性トークン)」部門
『NFC.Network』『Message on Blockchain』 (株)サイバード賞

・『ミュージック&グローバル』部門
『Music Copyright Management (MCM) Protocol』 テレビ朝日ミュージック賞
『BEAT PAD』副賞

・「コミュニティ」部門
『PubGraff(ぱぶぐらふ) DAO』 (株)SHINSEKAI Technologies賞
『Web3 VOD』 テレビ朝日メディアプレックス賞

また、アクセンチュア・ジャパンのポッドキャストへの出演権「ゲーム」部門の『ZK Wordle』と、「ミュージック&グローバル」部門の『Music Copyright Management (MCM) Protocol』が選ばれた。

人々を楽しませる力をもつエンタメ領域と新技術WEB3を組み合わせ、多くのエンジニアやクリエイターが、さらに世界に羽ばたいていこうと、最終審査イベントは締めくくられた。

イベントの様子や応募されたプロジェクトの一部は公式サイトとYouTubeから視聴することができる。

▶公式サイト「WEB3 x Entertainment Creative Hackthon/Ideathon

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