『BORDER』初スピンオフ!主人公・比嘉ミカ演じる波瑠「私でいいんですか?」
この秋、3年ぶりにドラマスペシャルとして復活する『BORDER』。
同ドラマ・シリーズ初となるスピンオフドラマ『BORDER 衝動~検視官・比嘉ミカ~』の放送が決定した。
この秋に放送されるスピンオフ作の主人公は、波瑠が演じる法医学教室助手・比嘉ミカ。
BORDER前シリーズでは、男らしい言動と、クールな佇まい、類まれなる検死能力で大人気を博したキャラクター。前作では警視庁の特別検視官として、石川の単独捜査に協力してきた比嘉だが、スピンオフではその原点となる“特別検視官に就任する半年前の物語”を展開する。
◆実力派の共演者たちも!
『BORDER 衝動~検視官・比嘉ミカ~』は、永正大学医学部医学教室の助手を務める比嘉が日本を震撼させる連続殺人事件に立ち向かっていく物語。師となる法医学教授と対峙しながらも、法医学教室助手という立場から一筋縄ではいかない事件に挑んでいく姿、徹底した男社会のなかで闘う姿を通し、比嘉の信念と正義、細やかな心情を描出していく。
同スピンオフ作では、実力派の共演者たちが集結。比嘉と協力し合いながら、連続殺人事件の捜査にまい進する所轄の刑事・中澤史明を演じるのは、並みいる20代俳優のなかでも一際光る存在感を放つ工藤阿須加。彼自身が持つ実直さ、さらに『あさが来た』など複数の作品で共演した波瑠との絶大な信頼関係は、今回の役どころにも大いに生かされる。
また、映像作品でも引っ張りだこの俳優・石丸幹二も、比嘉の上司にあたる医学教室教授・浅川透役で出演し、波瑠と初共演をはたす。
石丸といえば、その気品漂う容姿はもちろん、きめ細やかな役作りでも一目置かれる名俳優。誠実な男から、観る者に何とも言えない嫌悪感を抱かせる男まで、幅広い役柄を見事なまでに演じ分けてきた。
そんな石丸が、今回はテレビにも出演するほどの有名教授でありながら、裏で比嘉の能力を巧みに利用しようとする狡猾さも持つ男を熱演。物語をダイナミックに揺り動かす石丸の演技から目が離せない。
◆ネクストブレイク必至・清原果耶も出演
さらに、女優やファッションモデルとして高い将来性を秘め、ネクストブレイクの予感をにじませる15歳の急成長株・清原果耶の出演も決定。
波瑠とは2年ぶりの共演となる清原は、連続殺人事件の被害者たちが通う中学校の生徒を演じる。前回とはまったく異なる設定のもと、波瑠と新たな化学反応を起こしながら、切り拓いていく新境地に注目だ。
◆波瑠&金城一紀コメント(全文)
そして、本スピンオフ作で主人公を演じる波瑠と、原案・脚本を手掛ける金城一紀は以下のコメントを寄せている。
(以下、波瑠コメント)
――スピンオフの制作が決定したときは、どんなお気持ちでしたか?
『BORDER』は朝ドラの前に声を掛けていただいた作品なので、今もずっと感謝していますし、比嘉という役には頭が上がりません。改めて客観的に振り返ってみても、『BORDER』が始まった3年前の私は特に何もできない人間でした…。そんな私に当時、よくこの役をやらせてくれたな、と思います。ですから、最初にスピンオフがあると聞いたときは「えっ、私のですか? 私でいいんですか?」と、とにかくビックリしました。
――比嘉の過去を知って改めて得た印象と、演じる上で心掛けたことを教えてください。
第1弾のときは比嘉に対し、男の中で負けないように頑張るけど、男であろうとするわけではなく、自分だけの武器で戦っている印象を持っていました。ですが今回のスピンオフで、異性の上司とちゃんと向き合った上で、あの比嘉がいることが分かり、彼女のことがますます好きになりました。比嘉はすごく優秀な人間ですが、未熟な部分があって当然の年齢ですし、彼女自身も決して自分が完璧な人間だとは思っていない。そういう比嘉の人間らしさを表現できたらな、と思いながら演じました。
――共演者の皆さんにどんな印象を持たれましたか?
石丸幹二さんは、物腰の柔らかさがとても印象的な方でした。浅川教授の知性や品性はもちろん、少々愚かで浅はかな部分にもピッタリとはまっていて、撮影中は浅川教授にしか見えませんでした。
工藤阿須加さんは私と同じ歳。ついつい自分を大きく見せたくなる年頃ですが、工藤さんはそういう部分が皆無で、役柄にも真摯に向き合われるんです。本当にまっすぐな方だと、改めて思いました。
清原果耶さんとは久々にお会いしましたが、背が伸びていてビックリしました(笑)。かわいくて純粋な本質を持つ彼女が演じてくれたからこそ、役の感情がより色濃く伝わってきました。
――視聴者へメッセージをお願いします。
比嘉のようにクールでありながらも、情熱をきちんと持って仕事と向き合う若いプロフェッショナルもいることが、皆さんに伝わると嬉しいです。金城さんが情熱を注いで紡がれた作品を、存分にお楽しみください。
◇
(以下、金城一紀コメント)
ここだけの話ですが、もともと比嘉は新聞記者で石川の恋人という設定でした。いわば添え物のようなキャラクターで、ストーリーにもあまり深く関わる予定ではありませんでした。
それが今や主人公の地位を獲得するまでになりました。
波瑠さんのお陰です。
初めてお会いした時から波瑠さんは比嘉でした。
どこか達観した雰囲気の中に、すべてをきちんと見通すような強い眼差しをお持ちでした。
『BORDER 衝動』では石川に出会う前の比嘉を描いています。
連続殺人事件の捜査に携わることで、比嘉は自らの運命を切り開いていきます。
比嘉を運命へと導いていくのは、恐ろしい犯人です。比嘉と犯人の対決は必見のシーンになっています。
絶対にお見逃しのなきよう。
◆10月は『BORDER』3週連続スペシャル!
また、10月は『BORDER 衝動~検視官・比嘉ミカ~』の前篇が10月6日(金)、後篇が10月13日(金)に放送されるのを皮切りに、10月22日(日)には『BORDER 贖罪』も放送され、復活祭さながらの盛り上がりを見せる。
それに先立ち、本日から番組公式サイトにて『BORDER 贖罪』のティザーも初公開。本編への期待をさらに煽る、シビれる映像は必見だ。
※番組情報:『BORDER 衝動~検視官・比嘉ミカ~』
前篇:2017年10月6日(金)午後11:15~深夜0:15放送、テレビ朝日系24局(※一部地域を除く)
後篇:2017年10月13日(金)午後11:15~深夜0:15放送、テレビ朝日系24局(※一部地域を除く)
※番組情報:ドラマスペシャル『BORDER 贖罪』
2017年10月22日(日)放送!