SPドラマ『キッチン革命』遂に放送!第1夜は“葵わかな×林遣都”、レシピの原形生んだ愛の物語
戦前から戦後にかけての激動期に“食に関わる革命”を起こして日本を変えた2人の女性をあざやかに描く2夜連続スペシャルドラマ『キッチン革命』。
本日3月25日(土)、その「第1夜」が放送。
第1夜のヒロインは、計量カップ、計量スプーンを生み出し、現代でいうレシピである“料理カード”を作った女性医師・香美綾子。葵わかなが演じる。
母の死をきっかけに医師を志した綾子。
多くの壁に突き当たるも、先輩医師・香美昇一(林遣都)と脚気治療のための胚芽米研究をはじめて…。
誰もがおいしくて栄養豊かな料理を作ることができる未来を――。
”料理の数値化”に挑んだ彼女の奮闘と愛の物語だ。
◆あらすじ
1909(明治 42)年、実験と数字が好きな10歳の少女・綾子は、最愛の母・横田房枝(石田ひかり)を病気で失い、「お母さんのような人を助けたい」と決意。父・茂雄(杉本哲太)の反対を押し切り、東京女子医専に進学する。
1926(大正15)年、女子医専を卒業した綾子(葵わかな)は東京帝大医学部附属医院の内科に入局。しかし男尊女卑の時代、綾子は男性医局員たちに冷遇される日々を送る。担当した脚気患者からも、「担当を男性医師に変えてほしい」と要望を出されてしまう。
失意の綾子を救ったのが、医局の先輩医師・香美昇一(林遣都)だった。彼は人付き合いが苦手で研究ばかりしている“変人”だったが、昇一は「君は、医者として日々やるべきことをやればいい」と綾子を鼓舞する。
そんな2人がはじめたのは胚芽米の研究。当時、脚気は有効な治療法が確立されていなかったが、昇一はビタミン B1が多く含まれる胚芽米に光明を見出したのだ。しかし、胚芽米はおいしくないため患者にも嫌がられてしまう。
そこで綾子は料理上手な叔母・横田フネ(筒井真理子)に胚芽米を炊いてもらい、誰でもおいしさを再現できるよう時計や温度計、秤などありとあらゆる“モノサシ”を用意。胚芽米をおいしく炊くための条件を“数値化”していく…。
恩師・花園順三郎(渡部篤郎)の助言もあり、予防医学の観点から栄養学を極めようと決めた綾子は、家庭料理には栄養バランスの整ったおいしいレシピが必要だと考える。だが当時、料理の作り方は明文化されておらず、料理人の勘や腕、経験だけの世界だった。
綾子は有名料亭の親方・深谷辰之助(伊東四朗)らに反発されながらも、料理法を数値化しようと奮闘して…。
※番組情報:2夜連続スペシャルドラマ『キッチン革命』第1夜
2023年3月25日(土)午後9:00~午後11:05、テレビ朝日系24局