くりぃむしちゅーの有田哲平とフワちゃんがMCとして初タッグを組んでいるバラエティ『有田哲平の引退TV』（ABEMA）。

2月17日（金）の放送では、“引退”とはどういうことなのかをより掘り下げていくために、すでに“引退”を決意しているプロレス界のスーパースター・武藤敬司から、“引退の美学”について学ぶことに。

武藤は日本のプロレスシーンが誇る“プロレスリング・マスター”で、1990年代には橋本真也さん、蝶野正洋との“闘魂三銃士”でプロレスブームを牽引。

また、グレート・ムタは全米屈指のヒールとして海外のリングで活躍し、プロレス界のさらなる発展のため尽力した選手でもある。

2021年2月にはGHCヘビー級王座を奪取し、日本プロレス史上3人目となる主要3団体シングル王座制覇という偉業を達成。

そんななか、2022年6月に「かつて『プロレスとはゴールのないマラソン』と言った自分ですが、ゴールすることに決めました」と突如引退を発表し、プロレスファンのみならず、多くの人々に衝撃が走った。

◆引退試合の対戦相手・内藤哲也、長年の思いを吐露

番組では、ラストマッチの対戦相手であるプロレスラー・内藤哲也が登場し、“武藤愛”を語る一幕も。

内藤は「俺のプロレスファンの始まりが武藤敬司選手。好きな選手が引退するのを今回初めて経験するので“寂しいな”と思うのか、どう感じるのか」と胸の内を吐露。

続けて、「高校生の頃はワイシャツの下は必ず武藤Tシャツを着ていました。当時のファンクラブ先行予約は電話だったので、授業中にこっそりファンクラブ先行予約をしていました（笑）」と、学生時代から大ファンだったことを明かした。

また、2月21日（火）に開催される引退試合への意気込みについて、「（武藤は）プロレスを好きになったキッカケですし、俺が今プロレスラーとしてリングに立っているのは武藤敬司という選手がいたからなので、武藤敬司という存在に感謝しています。だからその感謝の気持ちを胸に、2月21日、東京ドームのリングに立ちたい」と真摯に語った。

スタジオトークでは、有田が武藤の引退について、「男子プロレスの中では相当、大きな事件なんですよ。一つの、大きな時代の終わりというか。武藤敬司さんという方は、日本プロレスの中でももっとも天才のスーパースター」とコメント。

2022年に女子プロレスでデビューをはたしたフワちゃんが「武藤敬司という存在はみんな知っていると思うけど、どういう人なのかはあんまり知らなかった」と言及したことを皮切りに、有田が武藤の数々の偉業を熱く語りだすことに。

「僕らの世代の選手はアントニオ猪木さんに憧れる人がほとんどだった。でも、武藤さんに憧れてこの世界に入る人がめちゃくちゃ増えた。だからプロレス界をガラッと変えてしまった。でも、誰も武藤さんにはなれない。天才だから」と語る。

武藤に憧れてプロレスラーとなった内藤についても、「デビュー当時は赤パンツを履いて、武藤さんに似ていた。でもそれによってブーイングを受けてしまい、今のような髪やヒゲを伸ばすスタイルになって、それから人気が出た。そうしたら武藤さんが引退試合に内藤さんを指名するわけだから！」と、引退試合の対戦カードに大興奮する様子も見せた。

※番組情報：『有田哲平の引退TV』

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