友野一希、山本草太、河辺愛菜らが登場! GS第3戦フランス大会の注目選手を紹介<フィギュアスケート>
11月4日(金)、フィギュアスケートのグランプリシリーズ第3戦フランス大会が開幕する。
CSテレ朝チャンネル2の人気番組『フィギペディア』では、大会に出場する注目の日本選手たちを特集した。
◆「トップへ駆け上がっていけるように」
男子シングルの注目選手、1人目は友野一希(24歳)。
昨シーズンのグランプリシリーズでは3年ぶりに表彰台に上り、四大陸選手権では2位。オリンピック出場こそ逃したものの、好成績を残した。
友野:「自分の持っているものを試合で少しずつ出せるようになってきたのが結果につながった。厚い壁が少しだけ壊せたかな。向こうの景色が少しだけ見えたような気がしたシーズンでした」
友野といえば、敬愛する恩師、ミーシャ・ジーとのコンビでおなじみ。今シーズンのプログラムももちろん振り付け指導を受けた。
友野:「ショート・フリーともに自分らしさはあるけれど、“挑戦”というのがテーマで、きれいな動きやコミカルテイストな動き、違う見せ方の部分でも自分の良さを出していきたい」
ショートプログラムの「Happy Jazz」では、ムーディな仕草で演技をはじめ、アップテンポな曲調へと変化する後半にステップで盛り上げる。
フリースケーティングの喜歌劇「こうもり」序曲では、オーケストラの“おっちょこちょいな指揮者”に。気持ちよく指揮をはじめた早々、何かのトラブルに頭を抱えるという。
友野:「コミカルな動きはしっかりしないと伝わらないところもあるし、競技なので点数に残る演技をしないといけない。僕は競技者の視点として、ミーシャは表現のプロフェッショナルとして、時にはぶつかり合うこともあるんですけど、お互い話し合いながらプログラムを作ってきました」
グランプリシリーズ6年目。若手が台頭する日本男子の中で、友野が見据えるのは…。
友野:「トップへ。僕が意識しているのはそこですし、光が見えた気がしたというのはこちらの景色なので、トップへ駆け上がっていけるようにがんばっていきたい」
◆「表彰台を目指していきたい」
つづいて紹介する選手は、山本草太(22歳)。
ことし8月に行われた「げんさんサマーカップ」では、フリーで4回転ジャンプを3本決め、見事優勝。長年ケガに苦しんできただけに、その表情には充実感が漂っていた。
好スタートを切った今シーズン、フリーのプログラムは「ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番」。「自分に合ったものを」という思いで山本自ら選択し、振り付けは鈴木明子に依頼した。
鈴木:「私がこの曲を聴いてイメージしたのは、ヨーロッパの博物館や美術館にある彫刻の美しさ。いろいろなところに散りばめているポーズをぜひ堪能してもらえたらと思います」
鈴木とは、かつて同じクラブに所属していた間柄。コミュニケーションを重ね、振り付けを固めていった。
山本:「2人でいろいろなパターンをやって、一番いいものを一緒に作り上げていく感覚がある。すごく自然体で取り組めると思います」
さらに、今シーズン新たに取り組んでいるのが“4回転フリップ”。マスターできれば、トウループ、サルコウに続く3種類目の武器になる。
山本:「現状に満足せずもっと上を目指していくためには、やっぱりほかの種類の4回転が必要だなって。今年はグランプリシリーズも表彰台を目指していきたいとやっと口に出せるようになったと思うので、しっかりそこを目指して練習していくだけかなと思います」
◆オリンピックの経験を糧に新たな戦いへ
そして女子の注目選手は、河辺愛菜(18歳)。
シニア1年目だった昨シーズンは、得意のトリプルアクセルを武器に大躍進。全日本選手権で3位に入り、北京オリンピック代表に選ばれた。
河辺:「やっぱりオリンピックに出て、これからの4年間は海外の成績とかもちゃんと考えて、しっかりとした目標を持っていけたらいいなと思うようになったのは、すごく変わったところかなと思います」
今シーズン、練習拠点を変更。4年ぶりに生まれ育った名古屋に戻ってきた。樋口美穂子コーチのもと、重点的に磨いているのは「表現力」だ。
河辺:「自分には表現力がすごく足りていないというのは去年から感じていました。レッスンをしてもらって、腕を動かすときに『大きく使うことができていない』というのを指摘してもらいました。
(腕を)背中や胸から動かすというのが自分の今の課題なのかなと思います。そこを改善することで、今以上に大きく見せられるような演技ができると思う」
3年生になって編入した高校には、気心の知れたふたりのフィギュアスケート仲間がいる。
松生理乃と横井きな結。3人とも、幼い頃から地元の大会で競い合ってきた良きライバルだ。
河辺:「理乃ちゃんはすごく真面目なんですよ。話も合うし一緒にいて楽しいけど、練習のときは見習うような存在。きんきん(きな結)は小さいときからずっと一緒なので、いないとちょっと不安というか、いてくれると本当に安心という感じ」
3人は、中京大中京高校のスケート部に所属。浅田真央をはじめ、宇野昌磨や村上佳菜子などそうそうたるメンバーが所属してきた名門の看板を背負っている。
河辺:「やっぱり中京のスケート部はすごい人たちがいたので、恥ずかしくない成績を残さないといけないと思う。スケート部にあこがれていたので、今は普通に楽しいです」
河辺は、松生とともにフランス大会に出場。オリンピックの経験を糧に、新たな戦いに向かう。
※番組情報:『フィギュアスケート・グランプリシリーズ2022』フランス大会
◆地上波
11月4日(金)深夜1:20~3:00 男女ショート
11月5日(土)深夜2:30~4:30 男女フリー
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11月4日(金)~6日(日)有料LIVE配信!
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