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宇野昌磨「新たな目標となる選手が現れた」“新ライバル”の存在に刺激!GPシリーズへ意気込み語る

オリンピック、世界選手権と並ぶフィギュアスケートの世界3大大会『グランプリシリーズ』が、10月22日(土)からスタートする。

開幕を目前に控えた10月9日(日)、日本を代表する出場選手たちが記者会見に出席。

番組メインキャスターの松岡修造と荒川静香(特別解説)、織田信成(解説)も見守る中、宇野昌磨、佐藤駿、坂本花織、河辺愛菜、紀平梨花、小松原美里&小松原尊が意気込みを語った。

それぞれ北京五輪で銅メダル、今年3月の世界選手権では金メダルを獲得した宇野昌磨と坂本花織。

会見で宇野は「スタート」をテーマに掲げ、「自分が満足できる先シーズンを送ったからこそ、もう一度ジュニアからシニアに上がったときのような気持ちで“成長”にフォーカスを当てながらスタートしていきたい。選手みんなケガのないように、練習してきた成果を試合でみなさんに見せられるように、全力を尽くしたいと思います」と意欲をみなぎらせた。

一方、今シーズンからショート・フリーともに振付師も一新した坂本は、「チャレンジ」がテーマ。

「気持ちを新たに切り替えて、いいスタートが切れるようなシーズンにしたいです。まだまだ自分自身やりたいこともたくさんあるので、チャレンジ精神旺盛のまま、がんばっていきたい」と清々しい笑顔を浮かべた。

◆紀平梨花が復活を懸け3年ぶりのGPシリーズへ

一方、3年ぶりにグランプリシリーズ出場を果たす紀平梨花も前向きだ。

トリプルアクセルを武器に日本女子のエースとして好成績を残してきたものの、昨シーズンはケガの影響もあって試合に出場できなかった紀平。しかし、その間に大きな財産を得たそう。

「昨シーズンは、もし普通のシーズンを送っていたら経験ができなかった学びがすごくたくさんありました。自分の中で追い込みすぎず、柔軟な考えができるようになってきました」と明かし、「学びを活かす」をテーマに復活宣言。

「まだ状態的には、完全復活を目標には挙げられないかなと思います」としながらも、しっかりとした口調で「復活を目指してがんばりたい」と話し、会見場を沸かせた。

さらに、佐藤駿は「安心・安全・安定」、河辺愛菜は「ベストな演技をして表彰台を目指したい」、アイスダンスの小松原美里&小松原尊ペアは「自己ベスト更新」とそれぞれ目標を掲げ、グランプリシリーズへの闘志をにじませていた。

◆宇野昌磨・コメント

――大会への意気込み

僕のテーマは「スタート」です。自分が満足できる先シーズンを送ったからこそ、もう一度ジュニアからシニアに上がったときのような気持ちで“成長”にフォーカスを当てながらスタートしていきたいです。

そんな中、昨日の「フィギュアスケート ジャパンオープン2022」では、イリア・マリニン選手と同じ試合に出られてよかったなと思っています。改めて新たな目標となる選手が現れ、置いていかれないようにもっと成長していきたいと強く思える試合になりました。

今シーズンは選手みんなケガのないように、練習してきた成果を試合でみなさんに見せられるように、全力を尽くしたいと思います。これからもよろしくお願いします!

――海外遠征の“相棒”は?

去年1年間履いた「スケート靴」。去年調子がよかったのは、このスケート靴の影響が8割以上を占めていると思っています。もはや“体の一部”だと思っています。

――今シーズンのプログラムで最も好きな瞬間は?

僕が最高だなと思うのは、練習してきたことが試合という大きな舞台で成し遂げられた瞬間です。そして、周りの人たちが僕の結果に喜んでくれている姿を見るのが「スケートをやっていてよかったな」と、一番うれしく思う瞬間です。

――4年前を振り返って、「北京オリンピック」を目指していた頃の自分と、「ミラノオリンピック」を目指す今の自分を比較して、成長したところや一番変わったと思うところはありますか?

「平昌オリンピック」のときは、突っ走っていい結果を残すことができました。ただ、そこからの4年間にはいろんなことがあり、つらい思いといいますか、うまくいかない時期も長かったんです。

そんな中でも、「北京オリンピック」のあった1年は成長し、いろいろなものを得られた年だと思います。今は4年という区切りではなく、まずは今年1年を自分が成長できるシーズンにしたいと思っています。

◆坂本花織・コメント

――大会への意気込み

「チャレンジ」です。今シーズンはショートもフリーも振付師さんが新しくなりましたし、4年の節目を終えて次に向かう第一歩となるところなので、気持ちを新たに切り替えて、いいスタートが切れるようなシーズンにしたいです。

まだまだ自分自身やりたいこともたくさんあるので、チャレンジ精神旺盛のまま、頑張っていきたいなと思っています。

――海外遠征の“相棒”は?

「枕」。適当に買った枕ですが(笑)、ちょっと低反発になっていて、めちゃくちゃ気に入っているんです。高さも私にとってベスト。毎回持って行き、少しでも体の負担を減らして試合に挑めるようにしています。飛行機に長時間乗るときも機内に持ち込みます。ちなみに、カバーのイラストはラプンツェルです。

――今シーズンのプログラムで最も好きな瞬間は?

練習からノーミスを続けて、試合でもしっかり最後のジャンプが決まって、最後のポーズをした瞬間が一番うれしい気持ちになります。その瞬間からいつも記憶が飛ぶというか…点数が出てキス・アンド・クライから降りるまで「うれしい!」という気持ちだけなので、点数も画面から消えたら忘れちゃうくらいなんです。とにかく「やり切った!」と思えた瞬間が一番うれしいです。

――4年前を振り返って、「北京オリンピック」を目指していた頃の自分と、「ミラノオリンピック」を目指す今の自分を比較して、成長したところや一番変わったと思うところはありますか?

「北京五輪」までの4年間は「がむしゃらにやればできる」という気持ちだけでやってきたのですが、これからの4年はそういう気持ちだけではできない部分も大きくなってくる。

年齢も重ね、身体も大事にしなければいけないと思うことが多いので、自分を大事にしながら成長していけたらなと思っています。

◆紀平梨花・コメント

――大会への意気込み

「学びを活かす」です。今回はまだ状態的には、完全復活を目標には挙げられないかなと思います。でも昨シーズンは、もし普通のシーズンを送っていたら経験ができなかった学びがすごくたくさんありました。

自分の中で追い込みすぎず、柔軟な考えができるようになってきましたし、いろいろな学び方があるんだなと思うようになりました。そんな“今までになかった学び”が見ている方にしっかりと伝わるような演技を目指し、応援してくださるみなさんの期待に応えたいです。

そして、よろこんでもらえるような成績を出すためには、まず健康。そこを忘れずに、復活を目指してがんばりたいと思います。

――海外遠征の“相棒”は?

「マットレス」。今回はカナダにアパートを借りているので、そこにも持って行っています。海外は柔らかいものが多いので、眠りが浅くなって練習の調子も悪くなってしまうので。眠りは大事にしています。

――昨シーズン、ケガをしたときに支えられた人や言葉はありましたか?

家族やファンのみなさんに支えられました。私の中ではかなりガックリきたシーズンでもあったのですが、家族はまったくそれを気にしていないような明るさだったので、楽しく過ごそうという気持ちが芽生えてきました。

「ケガをしても、できることをすればいいや」とふっ切れたのは家族のおかげだと思うので、すごく感謝しています。もちろん、それでも後ろを向いてしまうときは、たくさんありました。

そういうときSNSを開いたら定期的にファンの方がコメントをくださっていて、「みんなが待ってくれている!」と実感しました。あきらめず、前向きに戻ることができたのは、みなさんのおかげだなと思っています。

――4年前を振り返って、「北京オリンピック」を目指していた頃の自分と、「ミラノオリンピック」を目指す今の自分を比較して、成長したところや一番変わったと思うところはありますか?

「北京オリンピック」では結構強い思いでがんばってきたのですが、昨シーズンのケガもあって、今はいろいろな成長ができたと思います。

次のオリンピックに向けては気負いすぎず、毎シーズンしっかりと計画通りに進め、出場できるようにがんばりたいなと思います。

◆佐藤駿・コメント

――大会への意気込み

僕のテーマは「安心・安全・安定」です。見ているみなさんに安心していただけるような演技をしたいと思います。あと、僕に足りないのは安定感だと思っています。だから、今シーズンは安定感のある演技がしたいです。そして、ケガで昨シーズンは思うように送れなかったので、1シーズンを通してケガがないように…という思いも込めました。

――海外遠征の“相棒”は?

「パンダのティッシュケース」。小さい頃から、試合には必ず持って行くようにしています。なぜだか分からないんですけど、このパンダを見ると落ち着くというか、「がんばろう!」という気持ちになるんです。

――4年前を振り返って、「北京オリンピック」を目指していた頃の自分と、「ミラノオリンピック」を目指す今の自分を比較して、成長したところや一番変わったと思うところはありますか?

4年前、オリンピックは“夢のまた夢”でした。今も夢ではあるんですが、ここからの4年間は、僕にとって人生で一番大事な時期かなと思っているので、ケガに気を付けながら自分自身満足のいくシーズンを送れるようにがんばりたいです。

◆河辺愛菜・コメント

――大会への意気込み

「ベストな演技をして表彰台を目指したい」。去年のNHK杯では表彰台に乗ることができてすごくうれしかったのですが、カナダ大会ではボロボロだったので、今回は2戦とも自分の納得のいく演技をして、海外でも戦える選手になれるようにがんばります。

――海外遠征の“相棒”は?

「(くまの)プーさんのティッシュケースと嵐のバッグ」です。ティッシュケースは小学生のときにお母さんに買ってもらって、そこからずっと試合のときには使っています。バッグはCDなどをリンクサイドに持っていくときに入れています。ティッシュケースはあると落ち着くので、いつも持っていますし、嵐のバッグはお守りです!

――4年前を振り返って、「北京オリンピック」を目指していた頃の自分と、「ミラノオリンピック」を目指す今の自分を比較して、成長したところや一番変わったと思うところはありますか?

4年前はまだノービス(=11歳から13歳の選手が出場するジュニアよりも下の年代の大会)が終わるくらいの年だったので、「オリンピックに出たい」なんて、そんなにしっかりと考えたことがありませんでした。4年経った今はオリンピックがしっかりとした目標になっていて、絶対に出たいという強い気持ちに変わったかなと思います。

◆小松原美里・コメント

――大会への意気込み

今シーズンの私たちペアのテーマは「自己ベスト更新」です。2人の思いは一緒でした。「北京五輪」でオリンピックに初めて出場させていただいて、そこから続ける意味を考えたときに「より上手くなりたい。だから続ける」と思いました。昨日の自分に勝ちたいと思います。

――海外遠征の“相棒”は?

「香りもの」。滑る前に好きな香りを嗅ぐのが日々のルーティンなんです。香りはさまざまで、甘いものや、さっぱり系が多いかもしれません。

――4年前を振り返って、「北京オリンピック」を目指していた頃の自分と、「ミラノオリンピック」を目指す今の自分を比較して、成長したところや一番変わったと思うところはありますか?

私たちはこの4年の間にケガもしましたし、毎年違ったチャレンジをたくさんしてきたと思います。そんな中、オリンピック後というのは初めての経験。今はどう移行していくか話し合いながら、次に向けて練習しています。アスリートとしてさらに厳しく、自分たちのスケートを見るようになったかと思います。

◆小松原尊・コメント

――大会への意気込み

「PB(パーソナルベスト)更新」です。もっと上手くなりたいという思いで、新しいことに挑み続けてがんばります。

――海外遠征の“相棒”は?

私は音楽が大好きなので、イヤホンが大事。そして、美里の存在も大事です。ちなみに、美里の香りものは、すごく素敵な匂いです。さまざまな香りがありますが、試合の日にだけ使う香りもあるので、その匂いを嗅ぐとすぐ緊張してしまいます(笑)。

――4年前を振り返って、「北京オリンピック」を目指していた頃の自分と、「ミラノオリンピック」を目指す今の自分を比較して、成長したところや一番変わったと思うところはありますか?

日々の練習で厳しくなってきた自分と、成長したいという思いの強さに驚いています。ミラノは10年前に美里と最初にペアを組んだ場所なので、運命を感じながらがんばりたいと思います。

※放送情報:『フィギュアスケートグランプリシリーズ/ファイナル2022』
2022年10月23日(日)~テレビ朝日系・CSテレ朝チャンネルにて放送
※最新の放送予定スケジュールは番組公式HP

※「テレ朝動画」では、「フィギュアスケートグランプリシリーズ2022」の全大会(NHK杯を除く)と『グランプリファイナル』のライブ配信(有料)を実施!
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