初代相棒・亀山薫、杉下右京と挑んだ“最後の事件” ファン誰しもが胸熱くなる心憎い演出
いよいよ今週10月12日(水)にスタートするドラマ『相棒season21』。
“5代目相棒”として新シーズンから登場するのは、初代相棒でもある亀山薫(寺脇康文)。
season7で卒業して以来、満を持して再び杉下右京(水谷豊)とタッグを組む。
そんな『相棒』シリーズは、動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)」「テレ朝動画」にて、過去全シーズンとスペシャルドラマに加え、劇場版、スピンオフも配信中だ。
テレ朝POSTではこの伝説のコンビ復活を記念し、同シリーズの過去回から杉下右京と亀山薫が活躍するオススメのエピソードをピックアップ。
今回は、右京と薫の“別れ”を描いた『相棒 season7』第8・9 話「レベル4~前後篇・薫最後の事件」(2008年放送)を紹介する。
◆特命係がウイルステロの阻止に奔走
国立微生物研究所の職員が殺され、“殺人ウイルス”が持ち出された。
研究所の職員・千沙子(大路恵美)の証言によると、同僚の小菅(袴田吉彦)という男の仕業らしい。
と、そこへ小菅から千沙子へ電話がかかってきた。
電話を代わった右京(水谷豊)がウイルスを持ち出した理由を聞くと、「ゲームかな」と答える小菅。
強力な毒性を持ち、確実に死に至らしめる“殺人ウイルス”は、小菅がDNA操作で作り出したものだという。そして小菅はそれを“我が子”と呼んでいた…。
再び右京のもとに小菅から電話が入った。今度はとある駅で待っているという。
ついに右京と薫(寺脇康文)は小菅と対面。殺人ウイルスを巡る“ゲーム”がはじまる…!
◆右京と薫、別れと再会へのプロローグ
2000年6月からおよそ9年、杉下右京の相棒を務めた亀山薫。
本作は、そんな初代相棒コンビにとって“最後の事件”であり、新シーズンに繋がる“再会へのプロローグ”ともいえるエピソードだ。
物語のテーマはウイルステロ。殺人ウイルスを使って警察を翻弄する凶悪犯に対し、特命係の2人は体を張って阻止しようとする。
息つく間もないスリリングな展開はもちろん、最終回らしい“粋なシーン”が用意されているのが本作の特徴だ。
物語中盤、薫は犯人に捕らわれて人質となってしまう。奇しくもそれは、右京と薫が初めて出会ったときと同じ状況。
シリーズのはじまりとなる『相棒 pre season 相棒~警視庁ふたりだけの特命係』でも、人質となった薫が右京に助けられる場面が描かれているのだ。
右京は薫だけにわかる“合言葉”で再び彼の窮地を救うが、当時と違うのは2人が息の合ったコンビプレーを見せること。
9年という時を重ね、彼らが本当の“相棒”として強い信頼関係で結ばれていたことが感じられる。『相棒』ファンなら誰しも胸が熱くなる心憎い演出だ。
さらに、本作最大の見どころは、右京と薫の“別れ”のシーン。
薫はこの事件を最後に警視庁を退職。高校時代の友人の遺志を継ぎ、「子どもたちに正義を教えたい」と、不正が蔓延する南アジアの小国・サルウィン(架空の国家)へ移住する。
そのとき薫は、どんな言葉で右京に別れを告げるのか? そして、右京が返したはなむけの言葉は…。
一度は別々の道を歩んだ2人の“別れ”。新シーズンで再会を果たす前に、復習の意味も込めて見返したい。
※番組情報:『相棒season21』直前!杉下右京×亀山薫 新章突入SP『相棒season7 レベル4~前後篇・薫最後の事件』
2022年10月11日(火)午後8:00~午後9:54、テレビ朝日系24局
※番組情報:『相棒season21』初回拡大スペシャル「ペルソナ・ノン・グラータ」
2022年10月12日(水)午後9:00~午後10:09、テレビ朝日系24局
※動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)」では、10月1日(土)から、杉下右京と亀山薫、『相棒』の原点ともいえる作品『相棒 pre season 相棒~警視庁ふたりだけの特命係』が無料配信中!ぜひこの機会に2人の最初の事件をご覧ください。さらに、『相棒』過去全シーズン&スペシャルドラマに加え、劇場版、配信オリジナルも配信中。