泉ピン子、思わず涙。特別番組で明かされる「学生運動」の衝撃的真実
韓国の大統領候補・金大中氏が日本国内で拉致された「金大中拉致事件(1973年)」、連合赤軍により引き起こされ日本国中が固唾を飲んでその結末を見守った「あさま山荘事件(1972年)」。
昭和の日本を震撼させた2つの事件を貴重な証言や当時のVTR映像などとともに振り返るドキュメントスペシャル『真相!昭和の事件史』が8月27日(日)に放送される。
◆泉ピン子、中村雅俊、石原良純らが事件を振り返る
スタジオでは泉ピン子、中村雅俊、石原良純が、ジャーナリストの萩谷順、国際政治学者の三浦瑠麗とVTRを見つめる。
泉は1947年生まれ、中村は1951年生まれ。
学生運動の延長線上から1971年に渋谷暴動事件を引き起こし、今年6月に逮捕・起訴された大坂正明被告(1949年生まれ)や、あさま山荘事件を引き起こした連合赤軍の元最高幹部、故・永田洋子(1945年生まれ)らは2人とほぼ同世代。
それだけに、日本を震撼させた「学生運動」には特別の思いがあったようだ。
◆元連合赤軍のメンバーが激白!壮絶な逃亡生活が明らかに
今年6月、大坂正明容疑者が逮捕された。容疑は1971年に発生した渋谷暴動事件での機動隊員の殺害。実に46年間の逃亡を続けた末の逮捕劇だった。
連合赤軍によるあさま山荘事件が発生するのは、その渋谷暴動事件から3カ月後の1972年2月。番組では事件発生までの800日を連合赤軍の元メンバーを含む事件関係者2人への直接取材を交え、再現ドラマや当時のニュース映像で克明に振り返る。
そこには「総括」という名の殺戮、そして有名大学に籍を置く大学生たちが警察に追われ悲惨な逃亡生活を続けるという恐るべき真実があった。
「学生運動の資金を使って美容室に行っただけで殺される」など、あまりにも衝撃的な真実にスタジオ騒然。当時の学生運動の悲惨な末路が明らかになる。
◆泉ピン子&中村雅俊、事件当時の写真とコメント公開
そして、番組に出演する泉ピン子と中村雅俊の「あさま山荘事件」当時の写真と、同番組へのコメントが公開された。
※泉ピン子
(以下、泉ピン子 コメント)
「『あさま山荘事件』のころ、中村さんのお宅にはテレビがなかったようですが、私のうちにはテレビがありました(笑)
(強行突入の)中継はクギヅケで見ていました。ずっとエンドレスでやっていましたから。以前は「悲惨な事件だ」と思うぐらいでしたが、今回、事件の前に『総括』で亡くなった方たち、殺された方たちの無念さを思って思わず涙しました。
そうやって涙するということは、自分がそれだけ年を重ねて、彼らの親の気持ちになったんだと思います。どういう気持ちでこの子を育てたのかとか、考えてしまって…。それにしても学生運動って何だったんだろう?と思います。過ぎてしまうとわからなくなりますね」
※中村雅俊
(以下、中村雅俊 コメント)
「『あさま山荘』事件のころは、自分のアパートにテレビがなかったので、横浜駅の西口で街頭テレビを見ていました。すごい黒山の人だかりの中でずっと見ていた記憶があります。今思うと、当時の学生運動って何だったのか? 三浦瑠麗さんが『熱病みたいなもの』とおっしゃっていましたけど、そうかもしれませんね」
※番組情報:『真相!昭和の事件史』
2017年8月27日(日)よる6:57~9:54、テレビ朝日系24局