池江璃花子、大学ラストイヤー!学生トップスイマーが集結する「インカレ水泳」連日放送
水泳競技大会として初めて天皇杯が授与された日本最古の大会でもある大学対抗戦「インカレ水泳」(東京・辰巳国際水泳場)が、3日間にわたってCSテレ朝チャンネルで連日放送される。
来年7月に福岡で開催される「世界水泳」、さらには、2024年のパリ五輪出場を目指す大学生スイマーたちの熱い戦いに注目だ。
「インカレ水泳」は、大学対抗による団体戦。
個人種目、リレー種目で予選・B決勝・決勝が行われ、決勝とB決勝では順位ごとにポイントが割り振られる。その合計ポイントで男女の総合順位が決定。五輪や世界水泳とは違う“団体戦”としての魅力も「インカレ水泳」の大きなみどころだ。
◆日大キャプテン・池江璃花子、連覇を誓う!
母校の威信をかけて戦う大学生スイマーたち。その中でも4年生は、最終学年となるだけに気合い十分。そんなラストイヤーを迎える4年生として注目されるのが、日本大学の池江璃花子(いけえ・りかこ)だ。
4月の日本選手権では50mバタフライで復帰後の自己ベストを更新。さらに、50m、100m自由形でも復帰後の自己ベストを更新し3冠に輝いた。
7月に行われた日中対抗戦後に「インカレ水泳」について聞かれた池江は、「私たちはラストイヤーなので、チームのためにも後輩のためにも泳ぎたい」とコメント。
さらに課題については、「脚力。泳ぎは変わっていないが、スタートから15mとターン。あと100mバタフライではラスト95〜100mの速さが56秒08を出した(日本記録・2018年パンパシ水泳)ときよりも速く泳いでいたことが分かった。そういう自分の弱いところをどんどん、少しずつ改善していけば、多分少しずつ上がっていける。脚力はすぐには戻らないので、ゆっくりゆっくり鍛えていきたい」と語っている。
「キャプテンとして何かしようとは思っていないが、今年の男子はすごく強いと思うので大いに活躍してもらって、今までで一番強い日大を見ていただけたらと思う」
強化を続け強くなった池江、そしてチームとして強い日大に注目だ。
◆本多灯、自己ベスト更新なるか?
男子では、東京五輪200mバタフライ銀メダリストの本多灯(ほんだ・ともる、日大)に注目だ。
6月の世界水泳ブダペストでも同種目で銅メダルを獲得。2年連続で世界大会のメダルを掴み取り、実力を証明した。
世界水泳のレース後には、「同世代の選手がすごく活躍していて、その中でも僕はまだまだ。これが世界なんだと分かった。来年の福岡で日本の意地を見せたい」とさらなる飛躍を誓っていた本多。帰国後初のレースとなるインカレ水泳で本命種目200mバタフライの自己ベスト更新に期待が高まる。
そのほか、世界水泳ブダペストに出場した大学生スイマーも続々登場する。
池江と同じ日大4年の小堀倭加(こぼり・わか)や難波実夢(なんば・みゆ、近畿大学2年)は日本の女子中長距離を牽引する若手として期待される。
さらに、インカレ初出場の谷川亜華葉(たにがわ・あげは、近大1年)、女子200mバタフライで東京五輪4位相当の自己ベストを持つ林希菜(はやし・きな、同志社大学3年)なども好記録で来年の世界水泳福岡に向けて弾みをつけたい。
競泳ニッポンを支えていく若きトビウオたちのハイレベルの争いに期待だ。
※放送情報:『インカレ水泳2022』
2022年8月29日(月)〜31日(水)、CSテレ朝チャンネル2にて連日放送
<放送スケジュール>
8月29日(月)午後3:00〜よる6:45 【1日目<録画>/2日目<生中継>】
8月30日(火)午後3:30〜よる6:15 【3日目<生中継>】
8月31日(水)午後2:30〜よる7:00 【最終日<生中継>】