所ジョージ「本当に素晴らしい。表彰してほしい」 『ポツンと一軒家』父と息子のエピソードに涙
日本各地の人里離れた場所になぜだかポツンと存在する一軒家と、そこに住まう人物の人生にも迫っていく番組『ポツンと一軒家』。
8月21日(日)は、ゲストに田中道子と数原龍友(GENERATIONS from EXILE TRIBE)を迎えて放送される。
所ジョージは「今回は山暮らしには向いてなさそうなお二人ですね!」と水を向けるが、田中は「私の地元は、この番組に紹介したいようなポツンと一軒家がたくさんあるんです!将来は田舎に暮らしてリモートで仕事をするのが理想だなって考えています」と話す。
数原も「気持ち的には、もう都会暮らしはリタイアという感覚ですね(笑)。サーフィンが好きで山も動物も好き。そろそろ海の近い田舎に暮らしはじめてもいいかなって思ってます」と、まさかの田舎暮らし志向が明らかに。
秋田県、横手盆地の近くにある深い山の中でポツンと一軒家を発見!
広く敷地が切り開かれており、畑をやっているようにも見える。「将来、田舎の古民家をリフォームして移住したいと思っていて…。若い方が移住して農業しながら暮らしていたら素敵ですね」と自身の理想を衛星写真に重ねるのは田中。
数原は「髪の毛もヒゲも伸び切っていて、そもそも髪を切る概念さえないような男性がひとりで暮らしていそうですね」と住人の予想を繰り広げる。
広大な田んぼがあたり一面に広がる最寄りの集落へと向かった捜索隊。そこで見つけた男性にさっそく衛星写真を見てもらう。すると「ここは農作業小屋で人は住んでいないですね」といきなり空き家であることが判明してしまう。
実際に調べてみると、やはり農作業小屋だった。捜索隊は別のポツンと一軒家の捜索をはじめることに。すると、「集落からはかなり離れているけど、70代の男性が暮らしているポツンと一軒家があるよ」との情報が! しかも、その男性の親戚がこの集落に暮らしているという。
その親戚の方に話を聞くと、正真正銘のポツンと一軒家だという! しかし、捜索隊の自動車を見て「この車では、山道を越えるのは無理」と言われてしまうほど、最短ルートの山道は険しすぎて走行が困難とのこと。ただ15キロほど迂回すれば一軒家まで行けるそうで、地元男性は迂回ルートの案内役を買って出てくれた。
到着し、笑顔で迎えてくれたのは58歳の男性。この地で300年ほど前から稲作と林業を代々継いできたそうで、現在も3000坪ほどの田んぼを所有している。
男性に話を聞いていくと、高齢化で増え続けている耕作放棄地を借りて稲作をしているそうで、今ではなんと東京ドーム1.3個分の敷地で稲作を手掛けているのだとか。受託面積が増え、ドローンを使った農薬散布などのハイテク機器も導入したそう。
しかし、それだけ広大な稲作を手掛けていても収入は少なく、農閑期は山仕事に出ているという。それだけの苦労をしてまで男性が耕作放棄地を手掛けるにはある理由が…。
そして、父と息子のかけがえのないエピソードが明かされると、スタジオが涙に包まれる一幕も。所は「故郷を思う男性の願いが本当に素晴らしいですね。表彰してほしいですよ」と胸を打たれる。
※番組情報:『ポツンと一軒家』
2022年8月21日(日)午後7:58~午後8:56、ABCテレビ・テレビ朝日系列にて全国ネット