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『ポツンと一軒家』に87歳のスーパーおばあちゃん!苛烈な戦争体験を語るも「今は畑仕事が楽しい」

日本各地の人里離れた場所になぜだかポツンと存在する一軒家と、そこに住まう人物の人生にも迫っていく番組ポツンと一軒家

8月14日(日)は、ゲストに古田敦也と長濱ねるを迎えて放送される。

古田は「僕は田舎暮らしは得意だし、虫も苦手じゃないんですが、実際にこの番組が行くような山暮らしとなると難しいですね」と苦笑いをみせる。

「私も虫は得意ですし、山での田舎暮らしにあこがれているんです」と話す長濱は、「火起こしとか、家に帰る山道とかすごく楽しめそうです」とあこがれの山暮らしについて語るが、番組に詳しい古田は「でも、山道がすごく険しくてめちゃくちゃ細いんですよ!」とまるで経験談のように説明する。

和歌山県南部、紀伊半島の山のまっただ中にたたずむ一軒家を発見!

周囲は森に囲まれており、斜面には畑か果樹があるようにも見える。じっくりと衛星写真を見ていた古田は「和歌山といえばみかんですね。南向きの斜面なので、果樹を育てているんだと思いますよ」と、和歌山の名産品から推測。

長濱は「お家の前に広い庭があるので、たくさんの動物と暮らしていると思います」と、動物たちとのにぎやかな山暮らしを妄想する。

麓の集落へと向かう捜索隊。しかしその道中がすでに山深く、家さえもなさそうな山道が続く。そんな深い山の道を抜けると集落が広がっていた。そこで見つけた女性の住人にさっそく声をかけて衛星写真を確認してもらうことに。

すると「このあたりでポツンといえば、ユキちゃんの家しかないね」と心当たりがあるようだ。しかし、もうひとりの女性によると、「ユキちゃんの家なら柚子の木があるはずやから、違うんじゃない?」と衛星写真で柚子の木の有無を確認。そんななか、2人はこの地域に詳しい人の家へと聞きに行ってくれることに。

地域に詳しい男性を訪ねて衛星写真を確認してもらうと「ここは完全に空き家になってますね」と、どうやら目的の一軒家は空き家だという。捜索隊は先ほど教えてもらった“ユキちゃん”の家についての聞き込みへと切り替えることに。

すると、80代の女性がひとり暮らしをしているポツンと一軒家だという! しかし、地元の人でさえ「山道はかなり狭いから行くのは難しい」ほどの山奥にあるそう。捜索隊は覚悟を決めて、新しく情報を得たポツンと一軒家を目指す。

集落から林道に入ると、まるで山の奥へと吸い込まれるような深い山道が続いている。薄暗くて険しい荒れた山道には土砂崩れの跡も残っており、山道はますます狭く細くなっていく。「この先におばあちゃんがお一人で暮らしているなんて考えられないです…」と思わず口に出してしまう捜索隊。そんな山道を抜けると、何件かの建物が眼前に見えてくる。

そこで迎えてくれたのは麓の集落でユキちゃんと呼ばれている87歳のおばあちゃんだった。ご主人を亡くして以来、33年のあいだひとり暮らしを続けているのだという。実は、出身は大阪だったが、小学校3年生のときに戦時中に疎開でこの地へとやってきたそう。そして語られる苛烈な戦争体験談に、捜索隊は思わず言葉をなくす。

その一方で、愛嬌のある笑顔をのぞかせながら「今は畑仕事が楽しい」と話すおばあちゃんは、険しすぎる獣道も軽々と越えて山仕事をこなし、麓の集落にある畑まではなんと毎日歩いて通っているのだとか。

その様子に、スタジオで見ていた古田は「僕は50代ですけど周りでは“もうすぐ定年だ”とか、“この先どうなるんだろう?”って悩んでいる人が多いんですけど、あんなに元気で内側からワクワクするような生き方を見せてもらうと…すごく勉強になりました」と元気をもらったよう。

長濱は「すごく不便そうに見える山での暮らしが、便利な都会暮らしよりも生き生きしていてエネルギッシュで…。自分の生き方やあり方の大切さを感じさせてもらえました」と感動していた。

※番組情報:『ポツンと一軒家
2022年8月14日(日)午後7:58~午後8:56、ABCテレビ・テレビ朝日系列にて全国ネット