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「CHEF-1グランプリ2022」全エリア予選終了!人生をかけた勝負で驚きの料理が続々

世界に通用する次世代スター料理人を発掘する『ザ・プレミアム・モルツ presents CHEF-1グランプリ2022』

日本全国47都道府県の「チャンスをつかみたい!」「夢を叶えたい!」という情熱を持った若き料理人たちがNo.1の称号を目指す。(※参加資格:年齢40歳未満、プロアマ料理ジャンルを問わず)

このたび、エントリー数461の中から都道府県代表に選ばれた95名の料理人が、次なるステージであるエリア予選(2次選考)で戦った。

◆全エリア予選が終了

全国を「北海道・東北」「関東・甲信越」「東海・北陸」「近畿」「中国・四国」「九州・沖縄」の6エリアに分け、エリア内の各都道府県代表シェフ約15名が地元の会場で料理バトル。

料理を審査したのは、料理学校の先生、地元シェフ、地元のグルメ雑誌編集者など、各エリアに根ざし確かな舌で地域を支えてきた料理関係者たちだ。

エリア予選では、エントリー時に提出した課題「地元の食材を使ったあなただからこそできる料理」を各予選会場で調理してもらい、審査員が試食して審査した。

※写真は一部を抜粋しており、全ての写真ではありません

◆関東・甲信越エリア:超有名レストランのシェフが参戦!

一次選考の通過者が最多人数を誇る東京都からは、「ヒトサラベストシェフ100」に最年少で選ばれた白鳥翔大、美容料理人としても活動する玉水正人、「ガストロノミー“ジョエル・ロブション”」のスーシェフ・根本郁弥、そして、昨年サバイバルラウンドに進出した髙木祐輔などが参戦。

神奈川県からは、韓国料理の伝道師・鄭大羽、「ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション」の4代目シェフ・志田竜児らが名乗りを上げた。

そのほか、昨年に続いて群馬県代表の座を射止めた中根浩之、フレンチの星付き店で修業を重ねてきた林修史(千葉県代表)。新潟市若手料理人コンテストグランプリに輝いた川又真、自ら狩猟を行うフレンチシェフ豊島雅也(山梨県代表)に、農家兼料理人という異色のシェフも参戦。最激戦区と呼ばれるだけあり、錚々たる顔ぶれが集結した。

制限時間は45分。限られた時間内での調理は、煮る、焼く、蒸すといった基本的な技法だけでなく、まな板を抱えひたすら鴨肉を叩いたり、ミニボトルにコンソメスープを入れる料理人もいたりと様々。こうして出来上がった一皿は、シンプルなものからインパクト十分なものまで千差万別の料理となった。

 

◆中国・四国エリア:「感動した」ハイレベルな接戦

緊迫感に包まれるフロアに料理が運ばれ、思い思いにプレゼンテーションをする料理人たち。型にはまらない“出張料理人”の肩書きで個性を見せつけたのは、秋山雄毅。「僕なりに郷土料理を分解・再構築した」という蕎麦米のタブレは、「感動した」との言葉が飛び出すほど高い評価を得た。

中国・四国エリア唯一の女性・保家彩良の、広島レモンサーモンを使った道明寺すしの盛り付けは、桜をあしらった気の利いた演出で審査員から笑顔がこぼれる。一方で、トラブルによって食材を生かしきれなかったり、時間が足らず完成に間に合わなかったり…と悔しい結果となる料理人も。厳しいジャッジも、この大会が人生をかけた真剣勝負だからこそだ。

その中で、審査員も唸る斬新なスープで勝負に出た去年のファイナリスト・三和慎吾をはじめ、食材を一切無駄にせずひと皿に昇華させた久保貴、土で肉を包みゆっくり火入れするという手法も衝撃的だった長瀬大樹などによる、まさに“あなただからこそできる料理”が続々と登場。15名によるハイレベルな接戦となった。

 

◆九州・沖縄エリア:高校生も出場!

世界の海へとつながる博多港をもつ福岡県。山あり海あり、豊かな自然に恵まれた九州。そして、島国の独特の風土と歴史を持つ沖縄の全8県から15名の料理人が集結。それぞれが独自の視点で選んだ食材を使った、自由な発想と地元への愛に満ちた一品が披露された。

大きな関心が寄せられたのは、前回大会で決勝を戦った「TTOAHISU」山下泰史の再挑戦。「前回の経験を経て、自分自身に変化を感じている」と語り、新たなアプローチに挑む。

他、世界の名店を渡り歩き、現在福岡で開業準備を進めている大野尚斗、若き才能を感じさせる高校生・小田汰征、沖縄の食文化を見事に落とし込んだ永吉盛晃など注目株が続々と登場した。

 

◆北海道・東北エリア:自ら獲ったジビエを用いた料理人も!

昨年の覇者・下國伸シェフを輩出した北海道・東北エリア。今年もその勢いに続けと、1次審査を通過した腕に自信のある15名が集結。熱い戦いが繰り広げられた。

45分の制限時間内に調理を終えた料理人たちは、緊張した面持ちで1名ずつ試食会場へ。トップバッターを飾った嵯峨久裕は、地元の郷土料理である鍋を分解・再構築し、洋食スタイルで提案。見た目はシンプルだが、トータルバランスの良さで高い評価を得た。

昨年の雪辱に燃える大原正雄は、自慢のスペシャリテで勝負をかける。他にも、食材は海鞘のみという潔さが光った笹原大我、フレンチのテクニックでジンギスカンを表現した谷章太郎のひと皿が審査員を唸らせた。

また今回、北海道・東北エリアでは唯一となる、自身が獲ったジビエを用いた林隆寛は、“あなただからこそできる料理”というテーマの点から見ても価値が高いと審査員たちの興味を強く引く。

ハイレベルな接戦の中、アイデア溢れる料理に称賛が送られる一方、厳しくも愛のある意見やアドバイスが飛び交う場面も。その言葉を一つひとつ真摯に受け止める料理人たちの姿が印象的だった。

 

◆近畿エリア:山菜、麺、パエリア…審査員も大絶賛!

緊張感が漂うなか、調理スタート。料理歴わずか3年、23歳にして野山で採れたふきのとうやハコベ、タラの芽などの山野草を使った繊細な山菜料理を作る和食の齊藤大地、鹿肉の旨味を逃さないロールキャベツで審査員たちを唸らせたイタリアンの芝原健太らが健闘。

また、前回大会でファイナリストに残るも涙を飲んだ三島伴博が料理研究家として参戦。“擂り流し”という和の手法を加えた魚介のフレンチで、「ハイレベルでバランスがいい」と審査員から高評価を得た。

事前に審査の順を決めるくじ引きで1番を引いたのは、この予選で唯一、麺もので勝負を賭けていた熊澤暢佑。麺が伸びるというリスクを回避できたことで、運の強さを見せつける。

調理開始からアップテンポで動く料理人たち。包丁で野菜を切る音、フライパンで炒める音、ミキサーの音…。すべてがリズミカルに進み、45分の制限時間はアッと言う間。なかでもリズムに乗って調理していた清水和博が作るパエリアは、「食べる人の気持ちを考えている」「経験とアイデアが裏打ちされている」と審査員たちが大絶賛だった。

 

◆東海・北陸エリア:「冬の登校」料理にストーリー性を持たせるシェフも

予選のテーマは「地元の食材を使ったあなただからこそできる料理」。

日本海に面した北陸エリアのシェフたちは魚介を扱う人が多く、市村晋太郎はコラーゲンたっぷりの水魚(幻魚)と七面鳥を合わせたスパニッシュ料理、吉川正裕は福井の郷土料理で使われる希少な魚“アラレガコ”を使ったフュージョン料理を調理した。

東海エリアからは、料理にストーリー性を持たせたシェフも。家の近くで採った土粘土で作った自作の器に春巻を盛り付けたのは料理名「冬の登校」の山本卓弥。「春巻を食べたときのパリッという音を、冬に霜を踏みつけたときの音に見立てました」と、冬の朝、学校へ登校するイメージを説明していた。

お皿の上に、一富士二鷹三茄子と駿河湾を表現し、静岡愛溢れる料理を作ったのは上野駿。わさびのソースと三ヶ日みかんのソースでニジマスを食べる料理で審査員たちを視覚と味覚で楽しませる作戦に。

そんな中、加賀蓮根と猪肉だけを使ったシンプルな「加賀蓮根ドック」で勝負したのは、砂山利治。味付けはチリパウダーと塩、そしてドックのスティックに、柑橘系の香りがするくろもじの枝を使い、香りとともに記憶に残る料理を提示して、審査員たちから「狙い、バッチリでした」と高評価を得ていた。

制限時間45分の間に盛り付けが間に合わなければ、そのまま審査へ出すのがルール。終了10分前から1分ずつカウントダウンするスタッフの声が響き、会場に緊迫感が走る。残り2分でようやくお皿を並べて盛り付けし始めるシェフもあり、会場の外から見守る “住みます芸人”たちもハラハラドキドキ。審査員へのプレゼンにも熱が入った東海・北陸エリア予選となった。

※各エリア予選の戦いの模様は、配信に向けて準備中(5月中旬公開予定)

◆サバイバルラウンド(3次選考、4月~6月予定)

今年はエリアごとに「サバイバルラウンド」を実施。各エリア予選の上位7名が対戦ごとに課題へ挑み、負けた料理人が2名ずつ脱落していくサバイバル方式で腕を競う。勝ち残った、たった1名(関東・甲信越エリアと近畿エリアは2名)が“全国大会”に進出!

オリジナリティ、センス、アイデア、テクニック、単純な料理の美味しさのみならず、料理人としてトータルの総合力が試される「サバイバルラウンド」。エリア代表となり、今夏に開催される全国大会に進むのは誰なのか?

※「ザ・プレミアム・モルツ presents CHEF-1グランプリ2022
2022年夏、ABCテレビ・テレビ朝日系列で全国ネット放送予定

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