一人だけの集落に“ポツンと一軒家”。72歳女性、捜索隊に「いつか来るんと違うか」とにっこり
日本各地の人里離れた場所になぜだかポツンと存在する一軒家と、そこに住まう人物の人生にも迫っていく番組『ポツンと一軒家』。
3月27日(日)は、ゲストにソニンと石田ニコルを迎えて放送される。
「田舎で生まれ育ったんです」と話すのはソニン。「東京にいるとコンクリートに圧迫感を感じて公園に行くくらい緑を求めてます」と“ポツン暮らし”への憧れを語る。
石田は「海が大好きで、ゲームも大好き!ダイビングができる海が近くにあって、ネット環境に困らないポツンと一軒家だったら、最高ですね」と、超アクティブなポツンライフを妄想する。
和歌山県、紀伊半島の南よりにある深い山の中で、ポツンと一軒家を発見。
森の中をポッカリと切り抜かれたような敷地に一軒家があり、家の近くには蛇行するように川が流れているのも確認できる。
「木々がたくさんあるのが気になります。和歌山だからみかん農家では?」と古民家を利用した施設を予想したのはソニン。「川が近くて素敵な場所ですね!」という石田は「鮎の養殖をしているのでは?」と話していたが…。
集落へと向かう途中だが、すでに山深い場所へとやってきた捜索隊。切り立つ崖沿いの道だが、道沿いには清流が流れており、雄大な風景が広がっている。
そんな崖道を進むと集落が見えてくる。そこで発見した男性に声をかけ、衛星写真を確認してもらう。
しかし「これはどこだろう?全然思いつかないですね」と見当もつかない様子。夫婦で衛星写真をまじまじと眺めながら、「…区長だったら知ってるかもしれない」と区長を紹介してもらうことに。
さっそく区長の自宅を尋ねて、ご近所さんとともに衛星写真を見てもらうと、「70代の女性がひとり暮らししていますよ」という有力情報を得ることができた。
しかも区長がポツンと一軒家までの道を案内してくれるという。捜索隊は恐縮しながらも、区長が運転する軽トラックの案内で一軒家を目指すことに。
集落を抜け脇道へと入ると景色が一変し、一気に真っ暗な山道に! しかも路面には枝が散乱しており、倒木だらけの荒れた山道。
区長の案内があるからこそ安心して進めるものの、「これだけ山深い場所で、どうやって生活されているんでしょう」と、捜索隊は一軒家の主の暮らしを思わず心配するほど。
山道を抜けるとやがて森が開け、蛇行する川に囲まれるように建つ一軒家を発見することができた。
そこで迎えてくれたのは「みんなから、いつか(『ポツンと一軒家』のスタッフが)来るんと違うかって言われていたんですよ」とにっこりと笑う72歳の女性。
話を聞くと、かつては10軒ほどの集落だったが、ほかの住人は山を下りたためポツンと一軒家に。6年前に夫を亡くし、現在は女性一人だけが暮らしているという。
さらに、一人だけの集落で区長も務めているという女性。捜索隊がその仕事にも密着させてもらうと、家を守り、集落を守りながらも、ポツンと一軒家での楽しみを見つけては挑戦を続ける女性のライフスタイルが見えてくる。
※番組情報:『ポツンと一軒家』
2022年3月27日(日)午後7:58~午後8:56、ABCテレビ・テレビ朝日系列にて全国ネット