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広瀬すず、慣れないドレス姿に苦労「お腹のあたりが苦しい…」『津田梅子』制作発表

広瀬すずが“新5000円札の顔”津田梅子を演じるスペシャルドラマ『津田梅子~お札になった留学生~』。

放送を約2週間に控えた2月16日(水)、その制作発表記者会見が開催され、主演の広瀬のほか、池田エライザ、佐久間由衣、内田有紀ら豪華女優陣が登壇!

撮影秘話や作品への思いを語ったほか、“今、情熱を傾けていること”などプライベートもたっぷりと語り、ガールズパワーで時代を切り拓いた津田梅子たちのように“ガールズトーク満載”の会見を繰り広げた。

◆ガールズパワーで世界を変えた津田梅子の青春を描く

『津田梅子~お札になった留学生~』は新5000円札の顔として描かれる女子教育の先駆者、津田梅子(幼名・梅)の青春を描く大型スペシャルドラマ。

彼女は日本初の女子留学生として6歳でアメリカに渡り、女子教育の道を切り拓いたことで知られているが、本作では結婚や仕事について悩む姿にもスポットを当て、“誰も知らない津田梅子”を丁寧に綴っていく。

そんな等身大の梅を、広瀬すずがまっすぐに熱演!

またともにアメリカに留学し、深い絆を築いた親友――山川捨松を池田エライザ、永井繁を佐久間由衣が演じ、内田有紀は西洋思想を身に着けた娘の苦悩を理解してあげられずに苦しむ母・初を繊細に表現している。

さらに、ディーン・フジオカが初代文部大臣・森有礼、田中圭が初代内閣総理大臣・伊藤博文、伊藤英明が梅の父・津田仙といった実在の人物にふんし、明治という変革の時代を生き生きと描写。

このほかにも宮澤エマ、平岩紙、井之脇海、原田美枝子ら豪華キャストがひしめきあうように参加し、現代を生きるすべての女性に捧げる“希望の物語”を作り上げている。

◆華麗なドレス姿のウラには意外な苦労が!?

会見では撮影秘話がさまざま飛び出したが、盛り上がったのは時代を反映した美しいドレスファッションにまつわるウラ話。

広瀬、池田、佐久間は鹿鳴館の舞踏シーンなどで可憐なドレス姿を披露しているが、広瀬は「ドレスはウエストがぴったりだったので、みんなで“お腹が空いたね”と話していてもお腹が空いているのか、ウエストが圧迫されているのかわからなくなっていたことがありました(笑)。食べたら食べたで、お腹のあたりが苦しくなるし…」と慣れない衣装に苦労したエピソードを打ち明けた。

また、梅、捨松、繁の親友3人組が劇中夢や恋を語り合うシーンにちなんで、「現場で盛り上がったガールズトークは?」という質問も飛び出し、「ちょっとしたことでもずっと笑っていた記憶があります。笑うツボがみんな一緒で、よく笑っていました!」(広瀬)、「芝居を重ねるにつれてどんどん信頼関係ができていくような現場でした。最初にみんなでワイワイ話すシーンがあって、その芝居の延長線上でずっと笑って話していました」(池田)と役柄同様、撮影の合間は女子トークで盛り上がっていたことを明かした。

◆「自分のことは自分で選ぶ」「自由に発言できる」その“尊さ”を実感!

さらに、主人公・梅を演じた広瀬は役柄への思いも素直に吐露。

「梅は日本人だけど中身はアメリカ人、というか、アメリカという環境がすべて自分の中に染みついた女の子。私自身は直感的に考えは浮かんでくるけど、それを言葉にはできないタイプなので、梅のようにズバズバとぶつけられる性格は演じていて気持ちよかったです」と熱い信念を曲げずに生きた梅への憧れを語った。

そんななか、取材陣から「梅のように仕事や結婚について選択を迫られたら?」という質問が…。

広瀬は「私は…きっと“わかりません!”って言うと思います(笑)。劇中でも“自分のことは自分で選ぶ”と告げるシーンがありましたが、それって私たち現代人にとっては当たり前の感覚だと思うんです。私は両方、大事にしたいです」とまるで梅のようにキッパリ!

一方、梅とは対照的に忍耐を強いられる明治の母・初を演じた内田は「今、私たちは自由に自分の意見を発言することができますが、その礎を築いたのが津田梅子さん。彼女が先駆者として道を切り拓いてくれたからこそ、今、私たちがこうして伸び伸びと発言権を持つことができるのだと思います。当時は自分の気持ちを押し殺して生きていた女性が多く自立することが許されなかったようですので、自分の考えを真っ直ぐ言葉にする梅の姿はとてもまぶしく感じられました」と語り、梅の功績に思いを馳せていた。

◆広瀬すず、料理にハマる!?

さらに「情熱を持って女子教育に取り組んだ梅のように、今みなさんが情熱を傾けていることは?」という質問も出たが、これには“4者4様”の答えが…!

広瀬は「“お母さんのカレーが食べたい”と思ったのをきっかけにいろいろな料理を作っています。家にいるときはちゃんと3食作って、残ったものは翌日に食べて…という生活をしています」と本格的に料理に目覚めた近況を報告。

池田は「役作りでアクションをやりはじめたのですが、あまりに身体が硬いので挫折しかけています(笑)」と身体づくりに奮闘中であることを告白!

佐久間は「趣味の乗馬のスキルをもっと上達させたい!」、内田は「華道をやってみたい。お花の声が聞けるような素敵な女性になれたら…」と秘めた思いをそれぞれ打ち明けた。

にぎやかに進んだ会見の最後、広瀬は「女子教育のパイオニアとして人生を全うされた津田梅子さんの姿を、ひとりでも多くの方に見ていただきたいです。そして、少しでもみなさんの背中を押せるような作品になっていたらすごくうれしいです」と力強くメッセージ! “座長”らしく、しっかりと制作発表をしめくくった。

※番組情報:『津田梅子 ~お札になった留学生~
2022年3月5日(土)よる9時~、テレビ朝日系24局