父の仕事を受け継いで20年。実直な海の職人が“我が子”と感じるはじめての風
2022.02.10
世界各国の美しい港町や風景を伝える番組『港時間』。
2月4日(金)の放送では、神奈川県三浦市でヨットの“セール”を作る職人を特集した。
冬の油壷ヨットハーバーで気持ちよさそうにセーリングを楽しむのは、職人歴20年の五十嵐厚志さん。この日は自ら手掛けたセールをチェックしていた。
「出来栄えは?」と聞くと、「狙い通り」という答え。
丹精込めた新しいセールがはじめて風を受ける時間は、職人だけが知る特別な時間だ。
「新しいセールというのは気持ちいいんですよ。パリッとしていて」(五十嵐さん)
父親もセール職人で、幼いころからセーリングが身近にあった五十嵐さん。
高校生のときにはじめてセーリングを体験し、「セールってなんで進むんだろう?」と不思議に思ったという。
モノをつくるのが好きなこともあり、21歳でセール作りを父親から受け継ぐと、海外にも修行に行って腕を磨いた。
そんな五十嵐さんにとって、理想のセールとは?
「前へ前へ考えていると終わりがないような気がします」(五十嵐さん)
心に“帆”を張り、今日も彼は前へ進んでいく。
なお、次回2月11日(金)放送の『港時間』は、神奈川県の葉山港を特集。若手育成プログラムのために使われる競技用ヨットの進水式を紹介する。
※『港時間』最新回は、TVerにて無料配信中!(期間限定)
※番組情報:『港時間』
毎週金曜 深夜0:15~0:20、テレビ朝日系列(※一部地域を除く)
2月11日(金)の放送は深夜0:25~
(ABCでは毎週金曜 よる11:10~、メ~テレでは毎週日曜 午後5:25~に放送)
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