琵琶湖近くの“ポツンと一軒家”。自ら土地を開拓したのは「イノシシ100頭を飼育するため」
日本各地の人里離れた場所になぜだかポツンと存在する一軒家と、そこに住まう人物の人生にも迫っていく番組『ポツンと一軒家』。
12月26日(日)は、「年末3時間スペシャル」をお届け。ゲストに石坂浩二と葵わかなを迎えて2021年最後を飾るポツンと一軒家を紹介する。
◆趣味がきっかけでラベンダーファームを経営する80代夫婦
岩手県の太平洋側、海から近いものの山の真っ只中でポツンと一軒家を発見!
かなり大きく切り開かれた土地に、建物がポツンと建っているのが確認できる。衛星写真からはさまざまな暮らしぶりが想像できそうだ。「動物を育てていそうですね」と葵が語ると、所ジョージは「民芸品を作っているんじゃないかな」と想像を広げる。
11月14日の放送で、岩手県のポツンと一軒家を探していた捜索隊。その途中で発見したひとつの看板から始まったのが、今回のポツンと一軒家だった。捜索隊が見つけたのは「ラベンダーファーム」という看板。「岩手県のこんな山奥にラベンダーファームがあるんですね」と気になった捜索隊は立ち寄ることに。
シーズンオフで人がいないものの、敷地の奥にある建物の煙突からは煙が出ている。そこで出会ったのは、ラベンダーファームを経営している80代の夫婦だった。
話を聞くと、28年前に「趣味になったらいいなあ」とラベンダーを栽培したのがはじまりで、「商売にするつもりはなかったんですが、皆さんに楽しんでもらえるならば」と、15年前にこの地でラベンダーファームを始めたのだそう。敷地内にはあじさいや柿、桜やユキヤナギなど数々の花や果実が植えられており、夏にはホタルを見ることもできるという。
「子どもたちが来て楽しんでいる姿を見るのが嬉しいんです。来園した方々に喜んでもらえると苦労なんて忘れてしまいますね。花に感謝して今年も咲いてくれよと願いながら育てています」とにこやかに話す男性。
だが、そんな夫婦にも、苦労の絶えない人生ストーリーがあった…。
◆琵琶湖近くに住む80歳男性から驚愕のエピソード
番組初登場となる滋賀県、琵琶湖の西側の山中でポツンと一軒家を発見!
衛星写真で見てみると、大きく蛇行する川沿いに広い敷地があり、建物が確認できる。石坂が「これは、集落ではないんですか?」と語るほど広い敷地。「滋賀県で、近くに川もあって…鮎とか鮒とか金魚の養殖をしているのかなあ」と衛星写真を凝視して予想を楽しむ。
清流を横目に車を走らせる捜索隊。「すごく綺麗な川ですね!」とその景色に見惚れていると、最寄りの集落が姿を現した。そこで発見した住人に衛星写真を確認してもらう。すると「ここはあれか!」と思いあたるふしがあるようだ。
「だいぶ前には、イノシシを飼っていたと思うけど…」と現在のことはわからない様子。さらに捜索を続けると籾摺の作業をしている男性の姿が。話を聞いてみると、家まで案内してくれるという。男性が運転する軽トラックに先導してもらい、捜索隊は紅葉が美しい山の中へと向かう。
川沿いの山道を奥へと進み森が開けると、広く切り開かれた土地が現れた。その土地の奥には衛星写真と同じ家が! そこで暮らしていたのは80歳の男性。話を聞けば、この地に来たのは30年ほど前。なんと「100頭ほど譲ってもらったイノシシを飼育するために、引っ越してきたんです」という。
「イノシシに蹴飛ばされて気を失ったこともありますよ」と笑う男性からは、夫婦でこの地を訪れた後に自ら土地を切り開き、家を建てたという驚きのエピソードも! そんななか、男性から今年突然妻を亡くしたという話が…。
※番組情報:『ポツンと一軒家』3時間スペシャル
2021年12月26日(日)午後7:00~午後9:56、ABCテレビ・テレビ朝日系列にて全国ネット