松本明子、“実家空き家地獄”を激白！実家を25年放置したら、1600万円の大出費

2021.11.30

過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが自らのしくじった経験をさらけ出し、人生の教訓を伝授してくれる反面教師バラエティ『しくじり先生　俺みたいになるな!!』。

11月26日（金）の同番組では、松本明子が5年ぶりに登壇。「実家などの空き家問題でしくじらないための授業」と題し、空き家になった実家の維持費1600万円をダラダラ払い続けていたしくじり経験を激白した。

◆空き家をそのままにする理由ベスト3

なぜ実家を手放すことができず、ズルズルと放置してしまったのか？

今回、松本は一般のアンケート調査でわかった「空き家をそのままにする理由ベスト3」をひも解きながら、自身のしくじりを公開していくことに。

中学卒業後、上京して芸能活動を開始した松本。その後、両親を地元・香川県高松市から呼び寄せたため、実家は1993年から空き家状態となった。

松本がこの時点で家を売却しなかった背景には「芸能界の仕事がなくなったら両親と一緒に高松に戻ろう」という思いがあったという。

実は、それが実家を空き家にする理由の第3位＝“将来的に使う可能性があるから”。

松本は当初、維持費は光熱費1か月1万円、1年間で12万円ぐらいと考えていたのだが、実際は固定資産税や植木の管理、火災保険などを含めて年間40万円もかかることが発覚。

とくに、近隣住民からクレームが入るため、植木や雑草の手入れは年2回必ずやらねばならなかったと打ち明けた。

続いて、「空き家をそのままにする理由」アンケートの第2位は“思い入れがあって手放せない”で、松本もまた、どうしても実家売却を決断できない“思い”があったと明かした。

というのも、松本は2003年に父、2007年に母を見送ったのだが、父親が生前、入院先の病室で松本の手を取って「高松の実家を頼む」と言い残していたのだとか。

遺言を無視するわけにもいかず、1993年から母が他界した2007年まで、14年間にわたる維持費はトータルで560万円に。

しかもその後、老朽化により維持費が爆上がり！　誰も住んでいないことから換気や掃除が不十分となった結果、実家のあちこちにガタがきて修理費用がかかるようになってしまったのだ。

さらに2011年、東日本大震災が発生。それをきっかけに松本は実家を避難場所にできるようにと考え、600万円をかけてリフォームを行ったと話す。

しかし2017年、松本に大きな転機が訪れた。

偶然“実家問題”を取り上げた番組に出演したのを機に、「息子に自分と同じように実家問題で大変な思いをさせたくない」と考えるようになり、ようやく売却を決断したのだ。

ところが実家を査定してもらったところ、父が3000万円かけて建設し、600万円をかけてリフォームした家が200万円にしかならないというまさかの結果に。

それならいっそのこと更地にしたほうがよいかとも思ったのだが、なんと解体費用に500万円かかるという驚きの事実が発覚。

実は「空き家をそのままにする理由」アンケートの第1位は、“解体には費用がかかるから”だったのだ。

その後、松本は自治体が運営している“空き家バンク”に実家を登録。運よく買い手が見つかり、600万円で売却することができたものの、結局25年間でトータル1600万円もの維持費を払ってきたこととなり、近い将来、多くの人が直面する実家問題について後回しにせずによく考えようと呼びかけた。

授業中は、生徒たちの実家問題が続々と明らかに。

もっとも震え上がっていたのが、アンガールズ・田中卓志。広島市内にある実家が、東京ドーム1.5個分の土地を持っているという田中。

将来的には兄が家を継ぎ、自分は維持費を払うことになっていると話すが、授業を受けるにつれ「オレの家、めちゃくちゃデカいからリフォームするならたぶん1000万円超えになるな…」と戦々恐々。

オードリー・若林正恭が「もし田中さんが結婚して家庭を持って東京に住んでいても、親族の間では“実家のリフォーム代は田中さんが出す”ってなってるわけでしょ？」と指摘すると、田中は「これは…一家離散だな。家のせいで家族が崩壊するのが怖い」ともらす。

故郷・千葉県内に祖父母宅、祖母宅、実家と3軒の家があるという高山一実も「家族にこのオンエアを見てもらいます！」と宣言した。

◇

なお、地上波放送直後からお届けしている『ABEMA』では、この松本明子の授業を見逃し配信中。さらに松本の授業の続編、空き家だった実家を売却した後に直面した“片付け地獄”については、12月3日（金）の『ABEMA』で明らかになる。

※番組情報：『しくじり先生　俺みたいになるな!!』
毎月第4週金曜深夜0：50～1：20（一部地域を除く）