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若林時英、おもしろい脚本に挑む思い「挑戦状を受け取った」<『僕らが殺した、最愛のキミ』リレーインタビュー>

動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)」で配信中のオリジナルドラマ『僕らが殺した、最愛のキミ』。

人には言えない「秘密」をもつ小学生時代のクラスメート7人が、同窓会の招集を受け10年ぶりに再会するも、何者かによってビルに閉じ込められることから始まる未曾有の極限ラブストーリーだ。

本作にて、同窓会に集まる同級生の若葉大翔を演じるのが若林時英だ。

12歳からキャリアをスタートした若林は、ドラマ・映画・舞台と幅広く活動している。なかでもドラマ『中学聖日記』(2018年)や『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(2019年)、映画『胸が鳴るのは君のせい』(2021年)などの好演で注目を集め、青春作品には欠かせない存在となった。

©テレビ朝日

今回演じた大翔は、素直ゆえ感情的になりやすく、良かれと思ったことがすべて裏目に出がちで、周囲と若干ズレていることもあるキャラクター。一見悩みごとなどないように見える大翔にも、ずっとひた隠してきた秘密があり…。

テレ朝POSTでは、『僕らが殺した、最愛のキミ』出演者にリレーインタビューを敢行!

最終回は若林が登場。じつは当て書きとなった役に対する並々ならぬ思いに加え、共演者6人の印象と感想についても語ってもらった。<取材・文:赤山恭子、撮影:映美>

◆当て書きの役をもらっての決意「“どうお芝居してくるの?”という挑戦状を受け取った」

――これまで共演の6名にお話を伺っており、とにかく皆さんの雰囲気がすごくいいことに驚いています。

本当に仲がよかったんです。撮影中は和気あいあいとやっていました。

僕自身は前から知っている(鈴木)仁や(大原)優乃ちゃん、(古川)毅がいましたし、(高橋)文哉ともゲーム仲間としてつながっていたんです。現場にいるときは本当に心地よかったです。

――若林さんは大翔を演じるため、何を準備していったんですか?

脚本を読んだ後に、僕の役はじつは当て書きだと伺ったんです。それを頭に入れてもう一度読み返すと、「大翔はこう演じてほしい」というのがとても伝わってくる脚本でした。

さらには、こんなにおもしろい物語を「さあ、7人でどうお芝居してくるの?」という一種の挑戦状のような感じにも受け取ったんです。

だから「役作りのためにこんなことをしました」というよりも、どうしていったらこの作品がおもしろくなるか、どうやったら相手役の皆さんがやりやすいお芝居になるかを、常に考えながら演じました。

――撮影中の若林さんには、毎朝のルーティンもあったそうですね。

そうなんです。撮影現場の近くに大きい公園があったので、毎朝10時ぐらいから公園に行って台詞をボソボソ言っていました。

その近くには神社もあったので、毎朝通って「いいお芝居ができるように!」と気合いを入れてから現場に向かっていました。

――本作は謎解きや密室劇が見どころでありながら、恋愛要素も注目されています。若林さんもラブシーンがありましたね!

明日香役の優乃ちゃんとのキスシーンは…本当に緊張しました(苦笑)。

優乃ちゃんは当然、普段ああいう(明日香のような)子ではないので、「ああ…優しいのが伝わってくる!どうしよう!」と思いながら演じていました。

こちらの芝居を受け取ってすぐに返してくれるので、「本当に優しい人だな」と思いながら臨みました。いつもはふたりで笑って話したりもしているんですけど、あのシーンだけはお互い緊張していたので笑えなかったですね…(笑)。

◆共演者6名、それぞれの印象を告白 高橋文哉は「本当に主役の人」

――ここからは、共演した皆さんの印象を教えてください。まずは高橋文哉さん&鈴木仁さんとご一緒して、いかがでしたか?

文哉が出演していた『仮面ライダーゼロワン』は見ていたんです。

というのも『ゼロワン』の前の『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』に僕が出たんですけど、その映画の最後にゼロワンが出てきて。超かっこよかったから、マネージャーさんとふたりで「やばい!やばい!」と興奮していたというのが文哉の第一印象です(笑)。

今回ご一緒してみて、やっぱり1年間『ゼロワン』を生きてきた人だから、現場の居方(いかた)や芝居に対する考え方をちゃんともっている方でした。本当に主役の人なんだな、と思いました。

仁は、独特の雰囲気をもっていますよね。たとえば、記者会見の場でも現場でも、仁がボソっと喋るだけでみんながなんか聞きたくなってしまうというか。

しかもちゃんと熱い人だから好きです! よく会っているので、こんな風にいうのは恥ずかしい(笑)。

――井桁弘恵さん、大原優乃さんはいかがでしたか?

井桁さんは「現場の母ちゃん」みたいな感じでした。

『ゼロワン』にも出演されていたので、文哉との相性も抜群で、現場をふたりが喋って率先して盛り上げてくれていました。ムードを作ってくれた方です!

優乃ちゃんは本当に優しくて、何でも受け入れてくれました。リハーサルで僕が「これで合ってるかな」と思いながら演じた芝居について、必ず「いいね」から返してくれるんです。

その後、「もっといいのってどうできるかな?」「何かないかな?」というセッションをお互いにずっと交わしていた撮影期間でした。

――古川毅さんとはお付き合いが長いと伺っています。

はい。毅とは高校1年からの付き合いなので、今回のメンバーの中で一番長いんです。

毅は猪突猛進というか、自分が「こうしよう」と思ったら1回飛び込んでみることができるので、本当に素敵な俳優さんです。

監督に言われたことを瞬発力で飲み込んで、自分で解釈してすぐできる能力もありますし。撮影のときは、毎日のようにふたりで「あの芝居すごかった」、「ありがとう、こっちも助かった」といったことを言って刺激し合っていました。

あと、毅はグループの中でMCをしたりトークを回したりもできるから「本当にかっこいい、すごいな」とちょっと悔しくも思っています(笑)。

――最後に、宮世琉弥さんの印象もお願いします。

琉弥は「3か月間(撮影現場に)いたんじゃないか?」と思うくらいインパクトが大きかったです。

キャストの中では最年少ですけど、僕が台本を見た中で一番難しそうだと思ったのが薫でした。どう演じてくるんだろうと楽しみにしていたら、自分なりに提示して、現場に入るとまた新しい部分を見せてくれたりもしてすごくおもしろかったです。

プライベートではよく行く古着屋も一緒だし、とにかくかわいい(笑)。お芝居もすごく上手だし、かわいい面もいっぱいあるのでこれからがすごい楽しみです。また共演したいです。

――この作品の経験をもって、これから先どういう俳優になっていきたいという展望はありますか?

僕は映画が大好きで、高校生の頃から毎日観ていました。コアな作品でも大規模な作品でも、とにかく映画には出続けたいです。

自分という俳優が、これからどうやって生きていくべきなのかを考えられるような作品に、いつか必ず出会いたいです。

――今のようなお話は、役者仲間ともしますか?

毅とはしました。毅は音楽の才能もあるから、「音楽もやっていきたい。でも芝居もやりたい!」という気持ちがあって、僕も「うん!お互い頑張ろう」という話をよくしています。

僕らの世代は、上も下も熱い人たちがいっぱい揃っていると思うんです。そういう役者たちで集まったときに、自分は何ができるかだと思うので、何かできる俳優でありたいです。

※番組情報:TELASAオリジナルドラマ第2弾『僕らが殺した、最愛のキミ』
【第1話・第2話】2021年9月17日(金)20時~配信中(※第1話は無料配信)
【第3話・第4話】2021年9月24日(金)20時~配信中
【第5話】2021年10月1日(金)20時~配信スタート
【第6話】2021年10月8日(金)20時~配信スタート
「TELASA(テラサ)」公式サイトはこちら!

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