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鈴木仁、高橋文哉とW主演で挑んだ密室劇「役と自分たちの関係性が似ていた」<『僕らが殺した、最愛のキミ』リレーインタビュー>

動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)」で配信中のオリジナルドラマ『僕らが殺した、最愛のキミ』。

人には言えない「秘密」をもつ小学生時代のクラスメート7人が、同窓会の招集を受け10年ぶりに再会するも、何者かによってビルに閉じ込められることから始まる未曾有の極限ラブストーリーだ。

本作において、高橋文哉とともにW主演を務めるのが鈴木仁。『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(2018年)で俳優として一気に注目を集めた鈴木は、その後映画『ジオラマボーイ・パノラマガール』(2020年)や舞台『オレステスとピュラデス』(2020年)、ドラマ『ギヴン』(2021年)などで主演を飾り、活躍を見せている。

ⓒテレビ朝日

今回鈴木が演じるのは、達観して物事を考える大人びた雰囲気の尾崎元。

小学生時代、いつも一緒にいるほど仲が良かった小林零(高橋)とは同窓会で再会するまで10年間、一切連絡を断っていた。その原因は、卒業前に零との間に起こった“ある出来事”で…。

テレ朝POSTでは、『僕らが殺した、最愛のキミ』出演者にリレーインタビューを敢行。

第3回目は鈴木が登場。ともにW主演を務めた高橋の印象や、ヒロイン・井桁弘恵との再共演について語ってもらった。<取材・文:赤山恭子、撮影:映美>

◆キャストもラストを知らなかった衝撃の展開「皆さんも予想しながら楽しんで!」

――『僕らが殺した、最愛のキミ』はオリジナルストーリーです。台本を読んで、どのような印象を持ちましたか?

最初に読んで思ったことは、「何だ、このストーリー!おもしろい!」でした。以前出演したドラマでも密室劇をやったことはあるんですけど、それとはまた違っていて。

今回は何が目的の密室なのか、わからないままストーリーが進んでいきますよね。そうなると、最後まで観たくなる作品だなとすごく思いました。

だからこそ、元というキャラクターをどう生かしていこうか、台本を読んでいる時点から楽しみに考えていました。

――ラストがどうなるか、キャストの皆さんにも事前に知らされていなかったそうですね。

そうなんですよ!

――鈴木さんは、どんな予想を立てていましたか?

キャストのみんなで、「最後どうだろうね!?」と、撮影中にも盛り上がっていたんです。いろいろな予想は立てましたし、「あれ?もしかして犯人って…僕?」と思ったりもしました(笑)。真相は言えないですけど…。

物語の展開が読めなさすぎて、最終話の台本を読んで「えええ、こうなるの!?」という驚きがありました。

結果、キャストの誰ひとり予想は当たらなかったので、視聴者の皆さんも予想しながら楽しんでほしいです。

◆鈴木仁が語る、6人の共演者の印象とは

――ここからは、共演した皆さんの印象を教えてください。まずは、W主演のお相手・高橋文哉さんはいかがでしたか?

最初に話をしたとき、「空気感が似てる、絡みやすいかもしれないな」と思って、その直感はすごく当たっていました。

おもしろいことに、それ以外のことが全部真逆で(笑)。好きなもの、休日の行動などに関しても自分と共通することが一つもなかったんです。だからこそ、さらに興味が深まりました。

周りから見て、繋がりがすごくあるけど実はお互いが補い合っている…みたいなところは零と元もそうだし、文哉と僕も同じだったから役と自分たちの関係性も似ていたんですよね。

そんなふたりでW主演という形でやらせていただいたのは楽しかったですし、バランスもよかったのかなと思っています。

――井桁弘恵さんは、過去に共演経験がありますよね。

2年半前に、映画『4月の君、スピカ。』でご一緒しました。本当にしっかりされていて、自分よりも少し年上ですけど、その差も感じさせないでいてくれるというか。

現場で見ていても、役に対する思いや考え方がすごくまじめなんです。監督に聞いて答えを探し求める姿を見て、尊敬できる人だなとすごく感じていました。

――『4月の君、スピカ。』の頃から変わった点などは、とくにありませんでしたか?

2年半前は、僕が10代で幼かったので、「どう見られてるのかな!?」と逆に気になります(笑)。

あのとき以上に考えることも増えましたし、だからこそ井桁さんともきちんとした会話ができるようになりました。過去の共演経験があったからこそ、ふたりのシーンも「どうしようか」と話し合ったりもしました。

――続いて、大原優乃さんも共演経験が多数ありますよね。

実は3度目の共演です。ただ過去2回は、役としても会話する機会がなくて。3回目にして、はじめてしゃべれるようになったというか、やっとコミュニケーションを取れたことがすごくよかったです。

(演じた)明日香は非常に濃いキャラクターだったので、彼女の怖さを表現する上で大変そうでしたし、精神的にも体力的にも複雑だろうなと思いながらご一緒していました。

――若林時英さん&古川毅さんについても伺えますか?

時英は、いいやつです! 一番演技を楽しんでいるというか、本当に演技が好きなんだろうなって感じる俳優さんです。

だからこそ、常に新しい引き出しがあって、自分の発想からいろいろなものをもってくる。自分たちがついていかないといけないと思いましたし、自由に演技できるところは僕の憧れでもあります。

それに、(演じた)大翔という役自体が自由じゃないですか。時英がやることで、さらにボリュームアップしていると思っています。

毅が演じた悠真は、僕が演じた元と似ている点として、セリフがあまり多くはないんです。そのような中、どのようにしてこのキャラクターを見せるかということについて、毅はすごく考えていました。

たとえば、毅自身はタバコを吸ったことがなかったけど、悠真としてタバコを吸ったりとか。そうしたひとつひとつの事柄で、悠真という役を立たせようとしていたんです。

すごく丁寧にやっていることが伝わりましたし、悠真のもつ怖さのなかにある謎めいたところもすごく見えていたので。配信を見るのが楽しみです。

――最後に、キーパーソンとなった宮世琉弥さんについてもお願いします。

琉弥は撮影期間が短かったので、あまり絡めなかったんです。でも、その短期間に薫を詰め込んで、琉弥はしっかりやり終えていきました。

薫は全部自分発信のセリフだし、それを一番若い琉弥が演じることを考えると、苦労も絶対にあったと思うんです。でも、そこは誰とでもしゃべることができる琉弥自身のコミュニケーション能力を発揮して、役に活かせていて。

琉弥のそういうところは純粋にいいなぁと思いましたし、3日間でできるのはすごいと感じました。

※番組情報:TELASAオリジナルドラマ第2弾『僕らが殺した、最愛のキミ』
【第1話・第2話】2021年9月17日(金)20時~配信中(※第1話は無料配信)
【第3話・第4話】2021年9月24日(金)20時~配信スタート
【第5話】2021年10月1日(金)20時~配信スタート
【第6話】2021年10月8日(金)20時~配信スタート
「TELASA(テラサ)」公式サイトはこちら!

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