名前のよく似た2人が相次いで殺され…これは「間違い殺人」か⁈
7月16日(日)に放送される『日曜ワイド』は、片岡鶴太郎主演の『森村誠一の終着駅シリーズ31 殺人の花客』をお届けする。
シリーズ第31弾となる本作では、高層ホテルで男性の死体が発見される。また、その数日後に海岸でも男性の死体が発見され、その2人の被害者の氏名は酷似しているのだった。
この2つの事件は関連性があるのか…? 新宿西署の刑事・牛尾正直(片岡鶴太郎)が捜査で真実を暴く!
◆あらすじ
新宿の高層ホテルの一室で男性の死体が発見され、新宿西署の刑事・牛尾正直(片岡鶴太郎)は現場に駆けつけた。
被害者は輸入家具専門店の営業マン・木原栄作(笠原紳司)で、ベッドの上で金槌のようなもので後頭部を殴られ、死亡していた。木原は女性と宿泊する予定だったようで、フロントに女性の声でルームナンバーを問い合わせる電話も入っていたが、部屋に連れがいた痕跡は見当たらなかった。
牛尾は被害者が殺されたベッドの毛布に、黄色い粉がついているのを見つける。植物生理学の大学教授・田口紀子(床嶋佳子)に分析してもらったところ、“カタセタムピレアタム”という、日本では珍しいランの花粉だとわかった。牛尾はそのランの購入者を追跡するが、店頭にも並ばない花らしく、捜査は行き詰ってしまう。
手がかりを求めて田口の研究室を再訪した牛尾は、花に詳しいという研究者・長崎信祐(林泰文)から話を聞く。ハチの専門家である長崎は、ハチが運んだ花粉が何かに付着し、そこからホテルの部屋に落ちたという可能性も考えられると話す。長崎は実直な研究者のようで、最近、再婚が決まったばかりのようだった。
数日後、千葉・一宮海岸で、日原栄策(大浦龍宇一)という名の健康器具の通信販売会社社長の死体が発見された。“キハラエイサク”と“ヒハラエイサク”――牛尾は2つの事件の被害者が似た氏名であることが引っかかる。
そんな中、日原が4年前、長崎の妻子を轢き殺した犯人だったことが判明。被害者にも過失があると認められて日原は実刑を免れたらしいが、捜査を担当する九十九里浜署の刑事たちは、日原に恨みを抱いているであろう長崎に疑いの目を向ける。長崎の再婚相手・椚静香(中原果南)は、必死に彼のアリバイを証明しようとするが…?!
ところが直後、意外な事実が浮上する――! 被害者2人の氏名の酷似がどうしても気になっていた牛尾が調べると、なんと木原が殺害された夜、日原も同じホテルに宿泊していたことがわかったのだ! もしや犯人は、日原を殺害しようとして木原を殺してしまったのではないか…?! つまり、これは“間違い殺人”ではないか…?!
過去からつながる因縁が生んだ事件の真相を、牛尾が執念の捜査で暴いていく…!
※番組情報:『日曜ワイド』「森村誠一の終着駅シリーズ31 殺人の花客」
2017年7月16日(日)午前10:00~午前11:50