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ミルクボーイ、コーンフレーク漫才誕生秘話にスタジオ沸き立つ!「かっこいい」「すごい話だな」

過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが自らのしくじった経験をさらけ出し、人生の教訓を伝授してくれる反面教師バラエティ『しくじり先生 俺みたいになるな!!』。

5月17日(月)の放送では、ミルクボーイ(駒場孝、内海崇)による「やりたい仕事に進んだ人が途中でサボってしくじらないための授業」の後編をお届けした。

2人によるあの名作漫才が誕生するまでの進化の過程を教室で実演するとともに、どん底状態からM-1チャンピオンに上り詰めるまでの道のりを赤裸々に明かした。

◆暗黒の5年からの脱却!「そろそろちゃんと漫才やろ?」

前編の授業では、2011年から約5年にわたり漫才をサボり続けていたことを明かしたミルクボーイ。その間、駒場は先輩づきあいで週6バーベキュー、一方の内海はギャンブル三昧で迷走していたことも打ち明けた。

今回の後編の授業は、どん底真っ只なかだった2015年を振り返るところからスタート。この年、2人はミルクボーイにとって大きな出来事が起きたと告白した。

それは、『M-1グランプリ』の復活。駒場は「芸人やっている以上、出ない選択肢は絶対にない」と出場はしたものの、結果は惨敗。そんなとき、先輩の海原やすよ ともこに「ミルクボーイ、昔はおもしろかったって聞くけど最近ちゃんと漫才してないよな?」と核心を突かれる言葉を投げかけられた2人。

このひと言で、駒場は当時「しっかりと目を覚まさなあかんなと気づかされた」と気合を入れなおしたことを語った。

そして年が明けた2016年、駒場は5年間まともに会話をしていなかった内海を呼び出し、意を決して「そろそろ…ちゃんと漫才やろ?」と提案。そのとき、先輩づきあいに時間を取られてネタを作ることのできない悩みをはじめて相方に打ち明けた。

それを聞いた内海は「駒場は漫才やる気がないと思っていたけど、やる気があったんだということをはじめて知りました」と、当時の驚きを吐露。

こうして互いの思いを口にしたことで、ようやく2人の進むべき道がひとつになった。

◆“オカンが忘れた漫才”原型から完成までの過程を熱演!

その後、漫才に本気で向き合うことを決めた2人。2016年には後輩コンビ・金属バットとの合同ライブを企画するなど、新たなネタを試行錯誤していくことに。

ここで2人は、“オカンが忘れた”漫才が完成するまでの進化の過程を説明。2017年、2人は現在のネタの原型となる“駒場が忘れた漫才”を生み出した。

それは駒場があるものを忘れて、それが何なのかやりとりしていく漫才だったが、まだ若い駒場がモノを忘れてしまう設定に無理があった。

教室でもサワリを実演してみるものの、駒場いわく「おもしろい感じはするが、完成しきれていないな」という状態だった。

そこで2018年、駒場が忘れるのではなく“オカンが忘れた”という漫才に変更。導入を変えるだけでウケ方も伝わり方もよくなったという2人が教室で「オカンが“滋賀県”を忘れた」ネタを実演したところ、「スゴ~イ!!」と大ウケ。

オカンに変えただけで各段に進化したこの漫才に、生徒たちは「大発明だね!」などと納得。とくに伊集院光は「今日の授業、ひとつのネタができていくまでを見られてすごくおもしろい!」と興奮気味だったが、ミルクボーイは当時“滋賀県”など関西圏でしか伝わらないテーマが多かったと反省した。

◆“コーンフレーク”を見い出した奇跡の瞬間を激白!

ところが2018年末、2人を焦らせる出来事が発生!

それは6年後輩の霜降り明星が『M-1グランプリ2018年』で優勝したこと。

2人は自分たちが漫才をサボっていた期間、みんなも頑張っていたことをあらためて思い知らされたと、そのときの心境を吐露した。

すでに“オカンが忘れた漫才”に自信を持っていた2人。2019年の課題は、そのネタにピッタリな、全国どこでも幅広い年代の人々に理解してもらえるテーマ選びにほかならなかった。

2人はそのヒントを探るため全国ツアーに赴き、そこでついに見つけた題材こそが、2人を『M-1』優勝に導いた“コーンフレーク”だった。「思いついた瞬間、どんな感じだったの?」というオードリー・若林正恭の問いに2人は驚愕の真実を明かした。

すべては舞台前日、1本しっくりきていないネタがあり、どうするか話し合っていたとき、後輩が「最近、コーンフレークダイエットしているんです」と話しかけてきたのがはじまり。

その後、ネタ合わせをしているとき、ふとコーンフレークのことを思い出し、「そういえばコーンフレークって何なんやろな」などと語り合っていたら、「(コーンフレークの)あるあるが山ほど出てきたんです」「ほんまあっという間にネタができました!」と2人は声を揃えて当時の興奮を語った。

こうして出来上がったばかりの“オカンがコーンフレークを忘れた”漫才を舞台で披露したところ、「これがめちゃめちゃ受けました。幕が閉まってもお客さんがザワザワしていた」と内海は回顧。

これには「名作ってそういうものなんだね」「すごい出会い」「かっこいい」「すごい話だな」と教室中が沸き立った。

◆次回はアルピー・酒井健太のテレビでの活躍方法を考える!

次回5月31日(月)の放送は、お笑い研究部の最新作「アルコ&ピース酒井を考える」をお届けする。

「お笑い研究部」の顧問でもある、アルコ&ピース・酒井健太。彼はラジオでは“国王”とよばれるほどおもしろいのに、なぜかテレビ番組では実力が発揮できず、無力化するといわれている。

そこで、酒井に自信をつけさせるべく、モノボケ大喜利やトーク企画などありとあらゆるチャレンジを用意。酒井のテレビでの活躍方法を考えていく。

そして、地上波放送直後、毎週月曜深夜0:45からお送りしている「ABEMA」では、ミルクボーイ先生の<後編>授業の完全版のほか、未公開シーン満載の「ラフレクランがイマイチはねないを考える」ディレクターズカット版も配信中だ。

※番組情報:『しくじり先生 俺みたいになるな!!
毎週月曜 深夜0:15~深夜0:45、テレビ朝日

※放送終了後から「ABEMA」でも配信!
(※1週間無料配信。その後は1年間、有料にて配信)