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スギちゃん、仕事が激減し自信なくしていた過去。石橋貴明からの言葉で気がラクに

過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが自らのしくじった経験をさらけ出し、人生の教訓を伝授してくれる反面教師バラエティー『しくじり先生 俺みたいになるな!!』。

3月29日(月)の放送では、“ワイルドキャラ”で一世を風靡したピン芸人・スギちゃんが登壇。

実力がないにもかかわらず才能を過信し、周囲に迷惑をかけて自分の首をしめてしまった“NO実力 NOワイルド先生”として、「過信でしくじりやすい人の特徴」を題材に授業を行った。

◆“ワイルドキャラ”でブレイクも仕事が激減

スギちゃんは2001年からコンビで活動していたものの、なかなか売れずに2008年に解散。この当時スギちゃんは「売れないのは相方のせい。自分には実力がある」と思い込んでいたと語り、自身を例に、“自分が成功しないことを人のせいにする”と実力を過信する人の特徴を挙げる。

さらに、コンビを解散しピン芸人になった途端にテレビ番組の出演オファーが殺到したことで、「自分の実力は本物」と確信。過信は膨れ上がっていくことに。

その後大ブレイクを果たすが、一躍大人気となった“ワイルドキャラ”も徐々に飽きられはじめ、仕事が減少。その頃からワイルドキャラ以外で実力を示そうと考えはじめたスギちゃんは、求められてもいないのに“素”の状態でエピソードトークを披露するなど空回りな行動を取っていたと振り返る。

そしてピークを過ぎた2013年、TBSのトークバラエティー番組にゲスト出演したスギちゃんは、「本番中に号泣」という前代未聞のしくじりをやらかしたと激白。

売れない時代に前説を担当していたこともあり、「成長したところを見せたい」「結果を出したい」という思いから、番組のメインである苦労話には食いつかず、ウケ狙いのトークを連発してしまったと懺悔するスギちゃん。番組終盤でMCの笑福亭鶴瓶がトークを総括しているとき、自身のあまりの不甲斐なさにセット裏で床に突っ伏して号泣してしまったという。

◆オードリーのラジオ出演拒否!

それ以降、メンタル的に追い詰められていったスギちゃんは、ウケなくて不安な日々のストレスをブログに書くように。そのネガティブな内容がネット記事に取り上げられ広まっていった結果、オードリーがラジオでスギちゃんのブログをイジるという展開に発展。

このときオードリーから電話での生出演オファーが届くも、スギちゃんは「仕事中だから」とウソをついて断ってしまったという。

若林正恭は「我々の商売は傷口に塩を塗って笑うしかない。やるしかないじゃん、こういうときは」と語り、そんな若林の本音にスギちゃんは「そのときに傷を差し出せばよかったんだけどね…」「いま思えばイジられておけばよかった」と心情を吐露した。

◆「自信をもつのはいいが、過信してはいけない」

「イジられることを拒否する」というメンタルに突入したスギちゃんは、テレビ出演が激減。

すっかり自信をなくしていたがで、とんねるずの番組に呼ばれた際、石橋貴明から「何ヘコんでんの?スギちゃんもともと実力ないんだからヘコむ必要ないじゃん」という言葉をかけられたことで、ようやく自分の実力を認めることができ、気が楽になったという。

授業の最後、スギちゃんは「自信をもつのはいいが、過信してはいけない」と、自らのしくじりから学んだ教訓を発表。「自分だけの実力でやれた」と思い込んでいたことを反省し、授業を終えた。

なお、地上波放送直後、毎週月曜深夜0:45からお送りしている『ABEMA』では、スギちゃん先生の授業完全版のほか、『ザブングル加藤の今後を考える』を配信中だ。

※番組情報:『しくじり先生 俺みたいになるな!!
毎週月曜 深夜0:15~深夜0:45、テレビ朝日

※放送終了後から「ABEMA」でも配信!
(※1週間無料配信。その後は1年間、有料にて配信)