納言・薄幸「先生とケンカしてぇ」反抗かさねた学生時代。“先輩のトマト”をかじり退学に
過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが自らのしくじった経験をさらけ出し、人生の教訓を伝授してくれる反面教師バラエティー『しくじり先生 俺みたいになるな!!』。
3月15日(月)の放送では、やさぐれ漫才で人気のお笑い第7世代、納言の薄幸(すすき・みゆき)が登壇。
「大人に反抗するのがカッコイイと思っていたら速攻で退学くらっちゃった先生」として若かりし頃のしくじりを激白した。
◆大人から何を言われても「うるせぇな!」
今回、薄がおこなったのは「ヤンチャして退学になって人生棒に振らないための授業」。“目立ちたいアピール”から教師に反抗しすぎ、高校入学後5カ月で退学になっていたのだ。
小学5年生の頃から子役として活動。本人は、当時「はつらつとしたいい子だった」というが、中学2年生になると毎日のように心にわいたのが、「あぁ~、先生とケンカしてぇ!」という思いだったという…。
この頃、学園ドラマの不良生徒の影響をモロに受けており、なかでも心酔したのが『3年B組金八先生』第5シリーズの黒幕キャラ“兼末健次郎”だった。
また、学園ドラマ『花より男子』にも憧れ、“F4”ならぬ“A5(悪の女5人衆)”を結成。大人に何を言われても「うるせぇな!ブッ殺すぞ!!」で返事をしていたと、当時を振り返る。
“反抗的な生徒が言いがちなセリフ”を薄が実践形式で紹介することになったが、教師役として登場したのが、相方の安部紀克。
「うるせぇな」「黙れよ」「消えろ」「うぜぇ」という波状攻撃を受けた安部は「覚えとけ、お前…」と言うのがやっと…。安部が退散したのを見届けた薄は「…まぁ、これは…」と苦笑い。
何事もなかったかのように授業に戻ろうとして、教室からは「ここカットされたら、安部ちゃん(オンエアから)いなくなっちゃう!」「かわいそうだよ」という同情の声が飛び交った。
◆“先輩のトマト”をかじり、速攻で退学に!
中学卒業後、農業高校に進学した薄。“学校はサボればサボるほどカッコイイ”という思考のもと、ただただ大人に怒られたいがため、わざわざ1限だけ出て6限まで更衣室で寝る…などの行動を繰り返していた。
入学して1カ月後には、学校をサボって遊園地に行くという暴挙に。このときは教師たちが入場料を払って追いかけてきて連れ戻されたとのこと。その行動が原因で停学になってしまった。
停学を経て、しくじりはさらに加速。ただ「怒られたい」「かまってほしい」という気持ちから、タバコを吸わないのにわざと教室でライターを落とす…という“闇行動”へとエスカレートしていった。
そしてついに、好きな教師に怒られたい一心で、農業高校で絶対やってはいけないことをやらかす。それは、先輩の育てたトマトを授業中に食べるという驚がくの行動だった。
薄いわく、農業高校では農作物を生き物として扱っているため、これはとんでもないタブー。このとき、教師から「お前、もう退学だよ」と宣告されたと語る。
◆“お笑い”を通して礼儀を知る
退学後、友人たちと遊ぶこともなくなり、疎外感に苛まれた薄。青春真っただ中のはずの10代で“超やさぐれ生活”に陥るハメに…。
そんなとき、自分がバラエティー番組ばかり録画していることに気づき、“お笑い”が好きなことを実感。17歳で“ワタナベエンターテインメント”の養成所へ。
しかし、養成所で感じたのは“大人の圧倒的な恐怖”だった! 不良時代は大人たちに反抗していたはずが、先輩や講師がとにかく怖く、彼らにひたすら礼儀を叩き込まれる日々…。
「ここで初めて社会の厳しさを知った」と感謝。お笑いという情熱の矛先を見つけ、「好きなことで努力してほめてもらえるって最高にうれしい」と感じていたと、当時の心情を吐露した。
最後に「叱ってくれる大人に“うぜぇ”ではなく“ありがとう”と思おう」という教訓を伝授。「誰かを怒るのは相当なエネルギーを使う。怒られたいというだけでヤンチャするのはダサいこと」と、反省を込めて自身の思いを語りかけた。
◆次回はスギちゃんが登壇!
次回3月29日(月)の放送は、ピン芸人のスギちゃんが登壇。
ネタの決めゼリフ「ワイルドだろぉ?」が2012年の『新語・流行語大賞』にも選ばれるほど、一時は大活躍だったスギちゃん。“NO実力、NOワイルド先生”として、実力がないのに過信していた過去のしくじりを告白する。
そして、地上波放送直後、毎週月曜深夜0:45からお送りしている「ABEMA」では、納言・薄幸先生の授業完全版のほか、「岡山芸人が岡山弁を使っていないを考える」完結編を配信中だ。
※番組情報:『しくじり先生 俺みたいになるな!!』
毎週月曜 深夜0:15~深夜0:45、テレビ朝日
※放送終了後から「ABEMA」でも配信!
(※1週間無料配信。その後は1年間、有料にて配信)