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話題沸騰!『クレヨンしんちゃん』全編言葉なしの原始時代編「見た目の印象も普段とは違ったものに」

毎週土曜ごご4時30分より放送されている国民的アニメ『クレヨンしんちゃん』

3月6日(土)より4週にわたって原始時代連続企画「おバカはじめて物語」が放送されることが大きな注目を集めている。

(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK

原始時代を舞台に、野原一家の“おバカのルーツ”を描いていくこの「おバカはじめて物語」。

注目を集めているポイントは、全編にわたり言葉なしで進行するということだ。

登場キャラクターがしゃべらず、字幕もつかない――。そんな本企画は、どのような経緯・企画で制作されたのか?

演出を担当する平井峰太郎さんは、次のように話す。

平井さん:「それは、原始時代の必然性を追求したからです……というのは半分冗談。今回の企画では、まず舞台を原始時代にするということが決まったのですが、普段のTVシリーズでも時々やっている時代劇や、サラリーマンしんのすけ等の特別編とは違う、何か新しいプラスアルファができないか、というところから、言葉なしというアイディアが出ました。

そこに、シナリオライターのうえのさん発案の“おバカのルーツを見せる”プロットが結びつき、本企画となりました」

――制作にあたって、工夫した点、苦労した点は?

平井さん:「シナリオの段階から、セリフに頼らないストーリー作りをうえのさんとともに工夫しましたが、やはり言葉で説明できない、言葉のギャグが使えないので、演出するうえでいつも以上にアニメの表現力が重要になります。より見せる動き、笑わせる動きになるよう作画担当者にも頑張っていただきました。

各キャラクターは野性味をプラスしたデザイン、色設計で新しく起こしています。背景のタッチも、美術担当者のアイディアでいつもとは違った切り絵風にしていただいたことで、見た目の印象も普段のTVシリーズとは違ったものになっています」

(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK

――実際にアニメとなった本作の手ごたえは?

平井さん:「音に関して言いますと、アフレコを見るまでは全てのセリフを『ブリブリ』で表現することに不安がなかったわけではありませんが、声優の皆さんには期待以上の素晴らしい演技をしていただき、とくに子どもたちは本当に可愛らしくなりました。バラエティ番組などでおなじみの若本規夫さんのハイテンションなナレーションも最高です」

平井さんが、「いつもと違う、今まで見たことのない『クレヨンしんちゃん』を楽しんでいただけると思います」と自信をみせる「おバカはじめて物語 原始時代編」は、3月6日(土)より4週連続で放送される。

◆3月6日(土)放送「おバカはじめて物語 原始時代編 マンモス狩りだゾ」あらすじ

今日もどこかで、おバカが生まれる。

――原始時代。食料が底をつき、お腹が減って力尽きそうな野原一家の前に1匹のマンモスが現れる。一家は、知恵を絞ってマンモスを狩ろうとするが……。

※番組情報:『クレヨンしんちゃん
毎週土曜日ごご4時30分~、テレビ朝日系にて放送中

※6日は、「おバカはじめて物語」のほか「段ボールを片付けるゾ」「クドい演出家だゾ」も放送

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