ジャガイモやアジサイなど身近なものにも要注意!「間違えやすい有毒植物」
2017.07.04
東京の知られざる魅力を発見し、暮らしに役立つ最新情報を届けるテレビ朝日の番組『東京サイト』(毎週月~金、午後2時~)では、6月26日~6月30日にわたって、「食中毒にご用心」というテーマで放送しました。
本記事では、番組で取り上げた5つの「食中毒にご用心」のなかから、「間違えやすい有毒植物」を紹介していきましょう。
◆要注意な5つの有害植物
東京都健康安全研究センター 薬用植物園の中村耕さんが「間違いやすい有毒植物」について解説してくれました。
最初に中村さんが紹介してくれたのは、ニラによく似たこの植物「ニホンスイセン」。
誤って「ニホンスイセン」を食べてしまうと、悪心、おう吐、下痢、流ぜん、発汗、頭痛、昏睡、低体温などの症状があらわれるそうです。
今年の5月には長野県の専修学校で、生徒と教師がニラと間違えてスイセンを食べてしまい食中毒になる事件が起こりました。
次に中村さんが紹介してくれたのは「イヌサフラン」。
ギョウジャニンニクと見た目が似ているこの植物を間違って食べると、呼吸困難を起こす場合もあるそうです。
梅雨の風物詩「アジサイ」も実は有毒植物。
料理の添え物としてアジサイの葉が出されることもあるそうで、誤って食べてしまうと30分〜40分程でおう吐、めまい、顔面紅潮などの症状があらわれます。
そして、我々の食卓でも目にすることの多い「じゃがいも」も注意が必要だといいます。
このように、緑になっているものや発芽している部分には「ソラニン」という有毒成分が含まれているので、誤って口にすると、おう吐、下痢、腹痛などを引き起こす可能性も。そのため、そういった部分を完全に取り除く必要があります。
※この他の食中毒に関する情報は、番組サイトまで!
※番組情報:『東京サイト』
毎週月曜日~金曜日午後2時から放送、テレビ朝日
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