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「友達ゼロ」「勝手に大学中退」ジョイマン高木先生、しくじりの過去を語る

過去に大きな失敗を体験した“しくじり先生”が、「自分のような人間を増やすまい!」という熱意とともに自身のしくじった経験を教える反面教師バラエティー番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)。

©テレビ朝日

7月2日(日)に放送された同番組には、お笑いコンビ「ジョイマン」のふたりが登場し、“ラップ担当”の高木晋哉を中心に「あんなに勉強していい大学に入ったのに、何の役にも立っていない先生」として授業を展開した。

 

◆名門校から早稲田へ!

中学時代に同じバスケットボール部だった高木と池谷和志で結成した「ジョイマン」。10年ほど前、“ラップネタ”で大ブレイクを果たしたが、高木のほうには知られざる意外な経歴があった。

それは、神奈川県屈指の進学校・桐蔭学園高等学校から早稲田大学教育学部に進学した、という高学歴の過去だ。しかし高木は、3年間の大学生活でわずか2単位しか取得せずに大学を中退。その後お笑い芸人になるも、現在は妻子を抱えながら月収13万円というギリギリの極貧生活を送っている。

一体、エリート街道を歩んできた高木に何が起きたのか? 高木は、今回の「エリート街道を踏み外さないための授業」の中で存分に語った。

 

◆高校では「友達ゼロ」

まず高木は、自身の母親が「“猛烈な教育ママ”だった」と語る。

相方・池谷いわく、一緒にふざけていたら「しんちゃんに変なこと教えないでくれる?」と注意してくるほどの厳しい母親で、高木が“遊びに行きたい”などと言うと、耳にタコができるほど「絶対に進学校に入りなさい」と言い返されてきたそうだ。

そうして母親に言われるがままに毎日放課後5時間以上勉強してきた結果、高木は名門・桐蔭学園高校に見事合格!

しかし、入学したときは“俺ってエリートじゃん!”と浮かれていたものの、同校ではエリートなのは皆一緒で、学力テストによるクラス分けで高木は下級クラスになり、次第に劣等感をもつように…

そして、いつも教室の片隅でイヤホンをつけ、録音していた深夜ラジオのお笑い番組を聴くという時間の過ごし方をしていたところ、“友達がゼロ”に。これは卒業まで続き、高校の卒業アルバムの寄せ書きページは誰からも何も書かれていない真っ白な状態となってしまった。

高木は、この高校時代に妙なプライドをもって友達を作らず、ふつう友達から得るような新しい価値観や情報に出会えず人間的に成長できなかったことが、自身が“しくじった”原因のひとつだと分析していた。

 

◆早稲田に入学!でもたった2カ月で不登校に

そんな高木は、自分が将来どうしたいのか分からず、学校の進路相談で先生から「お前はどこの大学に行きたいんだ?」と聞かれると、「先生、僕はどこの大学に行きたいんですか?」と聞き返してしまう有様。

そこで高木は、母親が是が非でも行かせたがっていた早稲田大学を目指して受験勉強するが、現役生のときは不合格。悔しさを感じ、そこからは「絶対に早稲田に入ってやる!」という意気込みで1日10時間以上し、1浪の末に早稲田大学教育学部に合格した。

しかし…。

いざ入学しても、友達ゼロだった高校時代を引きずってなかなか周囲と馴染めず、また「絶対に早稲田に入ってやる!」という目標が叶ったことで満足してしまい、学生生活にもまったくやる気なし。高木は、大学に入って2カ月後で“不登校”になってしまった。バイトもしておらず、親からのお小遣いを使い、毎日大学に行くフリをして漫画喫茶へ向かう日々だったという。

高木はこの、「目標を達成してしまうと何をすればいいのか分からなくなってしまう」という点も、エリート街道にいながらしくじってしまう原因・特徴のひとつだと分析した。

 

◆親に内緒で退学!芸人に

そんな日々のなか、高木は成人式へ。

ここで中学時代の悪友・池谷と再会し、また同じ中学時代の仲間だという歌手の秦基博(仲間内の愛称は“もっちゃん”)から「コンビを組んでお笑いやればいいのに」と言われたのが、芸人を目指す大きなきっかけとなったそうだ。

そうして芸人になることを決めた高木は、親に内緒で大学に退学届けを提出する

ただ、この通知は当然実家に届き、両親は大激怒。これまで約1184万円もの金額を出して教育に力を入れてきた親にとってみれば当然のことで、高木は勘当されてしまう

そうまでして選んだ、お笑い芸人の道。このいばらの道でジョイマンは模索しながら、一度はブレイクを掴むことができた。

しかし、これまでちやほやされたことのなかった彼らは、このブレイクによる束の間の“バブル”で豪遊三昧の日々をおくり、その結果高木は、浮気の現場を写真誌に撮られてしまう。これが短いバブルが終わってしまうきっかけとなり、それからは“一発屋”と呼ばれるように…。

そうして現在は、ときにはお客さんゼロの営業ステージに呼ばれるなど、非常に暇で苦しい日々を送っている。

 

◆最も大きなしくじりは? 本当のエリートとは?

今回高木は、番組出演にあたって“芸人として将来のビジョン”を考えたが、ここに最も大きなしくじりがあったという。

高木が出した将来のビジョンは、“白紙”だった

現在36歳でありながら、高木はこれまで本当に将来のビジョンについて何も考えたことがなかったとのことで、今回の番組出演によってそんな自分にやっと気づけたそうだ。そして、「僕みたいな将来のビジョンがない人にならないで!」と若い人に呼び掛けていた。

そして、最後に高木が導き出した教訓は、「本当のエリートとは、周りの人の気持ちを考えることができる人」というもの。

幼い頃から良い環境で勉強させてもらい良い大学へ行かせてもらいながら、親に何の相談もせずに大学をやめて芸人になった自分。そして、芸人になってたった1回の成功で調子に乗ってしまい、結果として現在家族をしっかり養えていない自分…。

そうした周囲のことをちゃんと考えられなかった自分を振り返り、「本当のエリートは、勉強ができる人ではなく、周りの人の気持ちや期待を汲み取って自分で考えて行動ができる人」ということが分かったのだという。

そんな高木に、“生徒”として出演していた大和田獏は、「本当に良い人生は、成功を続けるだけでなく、失敗をどう乗り越えるかというところにある。まだまだ30代だし、これから失敗を乗り越えて、夢や希望を持ってやっていってほしい」と熱いエールを送っていた。

※ジョイマン先生の授業は、テレ朝キャッチアップにて無料で視聴可能!

※『しくじり先生 俺みたいになるな!!』次回の放送は、7月9日(日)よる9時58分から!
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