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【世界ラリー(WRC)】ヒュンダイがトップ2! 第8戦ラリー・ポーランド 最終結果

現地時間の7月2日、FIA世界ラリー選手権(WRC)第8戦「ラリー・ポーランド」のデイ4(SS20~SS23)が行われた。

2017年シーズン後半戦最初のラリーを制したのは、ヒュンダイのティエリー・ヌービル。今季3勝目を挙げた。2位には同じくヒュンダイのヘイデン・パッドンが入り、今季初表彰台を獲得。3位には王者セバスチャン・オジェが続いた。

最終日のドラマはSS21で発生した。逆転して連続優勝を狙っていたフォードのオット・タナクがマシンをコース脇の木にぶつけてしまいリタイア。インタビューで“ハードに攻めすぎたのでは?”と聞かれたタナクは、「勝ちに行ったのだからハードに攻めるさ」と勝負を掛けた結果のクラッシュであったことを語った。

このタナクのクラッシュでヌービルは無理に攻める必要がなくなり、残りのステージはすべてマシンをいたわりつつ走り優勝を引き寄せた。優勝後ヌービルは、「タナクは素晴らしい走りだった。彼は決して諦めずに攻め続け、結果僕も攻め続けた。クラッシュは残念だったけど、彼のそこまでの走りは賞賛に値すると思う。僕がそのまま走っていたら、勝つことは容易ではなかったはずだから」と最大限の賛辞を送った。

また、トヨタは前日にマシントラブルでデイリタイアを選択したエースのヤリ‐マティ・ラトバラが復帰。

最終ステージで見事に最速タイムを出し、パワーステージのボーナス5ポイントを獲得した。ラリーに“タラレバ”はないが、マシントラブルさえなければ間違いなく優勝争いに絡んでいただろう。

ラトバラはラリー後、「最初少し雨が降っていて、自分が想定していたより路面が滑りやすかった。そのため、マシンが予想以上にコース幅いっぱいに外側へ振れてしまった。もし雨が続いていたら、少々厳しいことになっていたかもしれない。マシントラブルの件さえ除けば、この週末は良いことが多かった。なによりもマシンの速さが十分にあったからね」と、残念な思いを匂わせつつもマシンの進化に手ごたえを感じたようだ。

シーズン後半戦最初のドライバーズランキングトップは、フォードのセバスチャン・オジェ(160ポイント)が守っているが、2位のヌービル(149ポイント)は11ポイント差まで迫った。3位にはパワーステージで勝利したラトバラが再浮上(112ポイント)。4位にはフォードのタナク(108ポイント)がつけている。

なお、RC1の1~10位までの最終結果は以下の通り。