坂口健太郎、広瀬すずを“空”の世界へ…初の“本格共演”で、熱い志を秘めたパイロット役に
日本映画界を牽引する女優・広瀬すずが、テレビ朝日のドラマに初主演&CA(キャビンアテンダント)役に初挑戦する、スペシャルドラマ『エアガール』。
本作に、ヒロインと淡い恋を繰り広げるパイロット志望の青年役で坂口健太郎の出演が決定。レトロビューティーなCAの制服に身を包んだ広瀬と、パイロットのユニフォームを凛々しくまとった坂口による、「まぶしすぎる2ショット」が解禁になった。
◆戦後初のCA=エアガールの誕生を描く物語
『エアガール』は、“空”へのあこがれを胸に、どこまでもひたむきに激動の昭和を駆け抜けた、戦後初のCAの姿を描く大型スペシャルドラマ。
史実をベースに、当時の“最先端のお仕事”=エアガールとして奮闘したひとりの女性の青春を瑞々しく描写、チャレンジ精神旺盛で最高にキュートな「空飛ぶヒロイン」を、広瀬すずがまっすぐに演じる。
また、日本人が日本の空を飛ぶことが許されていなかった戦後、本作では日本人の手で航空事業を立ち上げるという壮大なミッションに挑んだ男たちの熱き戦いも描き出す。
◆ヒロインを“空”に導く、熱い志を秘めた男・三島
坂口が演じる三島優輝は、パイロットになるという夢を抱きながら、戦後初の日本の航空会社設立に奔走する青年。広瀬演じる主人公・佐野小鞠にエアガールという仕事を教え、彼女を“空”の世界へといざなう、とても重要な役どころだ。
坂口は「僕はこの作品から“時代のエネルギー”をすごく感じたんです。戦後、日本初の航空会社設立という夢を追う人たちのあふれ出るエネルギーみたいなものを、僕なりの解釈で三島という人物に落とし込めたらと思いました」と、役柄に投入した熱い思いを告白。
数々のドラマや映画で唯一無二の存在感を放ってきた坂口が、本作では夢の実現に向けて静かなる闘志を燃やす三島というキャラクターを、さわやかかつ力強く体現する。
広瀬と同様、坂口も本作がテレビ朝日のドラマ初出演であり、パイロット役も初。“機長の証”であるゴールドの4本ラインが入ったユニフォームを着用するのももちろん初体験だったが、パイロットの制服をクールに着こなした坂口の姿に、現場の女性スタッフからは「似合う~!」「カッコイイ!!」と黄色い声があがった。
◆広瀬×坂口が初の本格共演で淡い恋模様を紡ぎ出す
これまで広瀬と坂口は同じ映画作品に名を連ねたことはあるものの、同じシーンに出演したことがなく、本格的な共演は今回がはじめて。
坂口は「大変なシーンや張り詰めたシーンなどがあっても、カットがかかるとニコニコされているし、風通しがいいというか、現場全体にいい風を運ぶ女優さんだなって思いました」と、座長・広瀬すずの現場づくりに感心。
広瀬も「第一印象は“さわやか~!!”という感じでした(笑)。でもお話ししてみたら…とってもおもしろい方です!」と、坂口の人間的魅力を絶賛する。
ドラマでは小鞠と三島の淡い恋模様も描かれるが、広瀬は「憧れなのか、恋なのか、その狭間での小鞠の心の揺れがとても繊細で…。だからシーンによって、ここは三島さんを意識しないでいようとか、ここは意識しているな、と演じわけました」と、小鞠のピュアな心情を丁寧に表現。
坂口もそんな広瀬の演技を受け止め、「2人の間に恋を感じる場面もあるのですが、彼女とは同志みたいなところもあって…。この時代だからこそ、素直に思いを告げられない2人のシーンは演じていて、とても美しい瞬間だと思いました」と、せつなくもどかしい2人の恋をこまやかに演じたことを打ち明けた。
◆坂口健太郎 (三島優輝・役) コメント(全文)
――最初に脚本を読んだときの感想を教えてください。
これまで仕事に行くときなど当たり前のように飛行機に乗っていましたが、当たり前だからこそ航空会社の生い立ちをよく知らなかったな、と気づかされました。
日本の空を取り戻そうと闘う人たちにも、対立する人たちにもそれぞれの正義があって、お互いにそれを追求していた時代…。
僕が演じる三島も日本の航空会社の設立に尽力するカッコいい男ですし、広瀬すずさん演じる主人公・小鞠も、その生き様がとても凛々しい。そんな作品のなかに入ることをめちゃくちゃ楽しみにしていました。
――パイロット役は初とのことですが、三島優輝を演じるにあたり、心がけていることは?
僕はこの作品から“時代のエネルギー”をすごく感じたんです。戦後、さまざまなものが不足するなかで、日本初の航空会社設立という夢を追う人たちのあふれ出るエネルギーみたいなものを、僕なりの解釈で三島という人物に落とし込めたらいいなと思いました。
あと監督からアドバイスされたのは、戦争中、海軍に属していた三島は常に自分を律している、ということ。その内面が姿勢や顔つきに表れるとアドバイスされたので、そこは気をつけながら演じました。
――広瀬さんとがっつりお芝居するのは本作がはじめてとうかがいました。広瀬さんの印象は?
広瀬さんはよく笑われる方ですね。大変なシーンや張り詰めたシーンなどがあってもカットがかかるとニコニコされているし、風通しがいいというか、現場全体にいい風を運ぶ女優さんだなって思いました。
――ちなみに、飛行機は好きですか?
飛行機はちょっと特別感があって好きです。窓から眺める空って同じ光景なのに飽きないんですよね。それは飛行機に乗っていないと味わえない感覚なので…。断然、窓側の席が好きです(笑)。
――広瀬すずさん演じるヒロイン・小鞠との淡い恋模様を、どんな気持ちで演じられましたか?
2人の間に恋を感じる場面もあるのですが、彼女はエアガールとして、僕は日本の航空会社設立に奮闘する一員として、同志みたいなところもあって…。この時代背景のなか、素直に思いを告げられない2人のシーンは演じていて、とても美しい瞬間だと思いました。
――視聴者のみなさまへメッセージをお願いいたします!
今、自分たちが当たり前に使っている飛行機の礎を築いた方たちのことを、僕もこの作品と出会ってあらためて知りました。日本の空を取り戻すために奮闘していた人たちの思いや生きざまを、少しでも感じていただけたらと思います。
◆広瀬すず (佐野小鞠 役) コメント(全文)
――本作で本格共演をはたした坂口健太郎さんの印象は?
「さわやか~!!」というのが第一印象でした(笑)。坂口さんは見た目、ものすごくさわやかなんですけど、お話ししてみたら…とってもおもしろい方ですね!
――坂口健太郎さん演じる三島との淡い恋模様を、どんな思いで演じられましたか?
2人の恋愛感情が動く瞬間を、監督が「ここはラブシーンの“ような”シーンだから」とおっしゃっていたのですが、そのニュアンスがとても絶妙だなと思いました。
私自身も最初は「“ような”ってどういうこと?」と思っていたのですが、憧れなのか、恋なのか、その狭間での小鞠の心の揺れがとても繊細で、もしかしたら彼女自身もハッキリ恋心に気づいていないかもしれない…。だからシーンによって、ここは三島さんを意識しないでいようとか、ここは意識しているな、と演じわけました。
※番組情報:スペシャルドラマ『エアガール』
2021年春放送!テレビ朝日系24局