カズレーザー、“ガセネタ”に関する授業でトラップ仕掛ける!ネタバラシでスタジオ騒然
過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが自らのしくじった経験をさらけ出し、人生の教訓を伝授してくれる、反面教師バラエティ『しくじり先生 俺みたいになるな!!』。
10月19日(月)の放送では、カズレーザーによるもち込み企画「ガセネタに踊らされないための授業」をお届け。
安易にニセ情報を信じ込んで被害を受けないように学んでおこう、と企画されたものだが、なんと授業の最後、カズレーザーがガセにまつわる3つのトラップを仕掛けていたことが明かされ、すっかりだまされた生徒たちはがく然。
カズレーザーらしい、一筋縄ではいかない講義が展開された。
これまで、人気アニメ作品やゲーム機のしくじりにスポットを当てた異色の授業を展開し、圧倒的なプレゼン力を披露してきたカズレーザー。今回新たに選んだテーマは、“SNSで広がると怖いガセ情報”。
今年2月末から3月にかけて、トイレットペーパーの買い占め騒動が起きたのは記憶に新しいところだが、それは新型コロナウイルスの影響により品薄になるという“デマ情報”がインターネットに流れたのが発端といわれている。
そんな世の中を騒がせたガセネタ事件を調べるのが好きだというカズレーザーが、過去に実際に起きた騒動から「ガセネタが広がる4大パターン」を考察した。
◆女子高生たちが交わしていた他愛ない雑談から…
最初に紹介したのは、1973年に愛知県で起きた“T信用金庫事件”。
信用金庫が倒産するというデマが広まったことから取り付け騒ぎが発生したというものだが、そのきっかけは電車のなかで地元の女子高生たちが交わしていた他愛ない雑談。
そこから「信用金庫が危ない」という噂が生まれ、それが瞬く間に広まり、市民が信用金庫に殺到。総額14億円が引き出される大パニックに発展してしまったのだ。
この騒動から、カズレーザーはガセネタが広がるパターン1として「デマは口コミから生まれる」を挙げる。
これに関連してカズレーザーは、人間がデマを信じてしまうメカニズムを分析した“ガム・ミルク理論”なるものを紹介。人間には防衛本能があり、“リスクを小さくしたい”というバイアスがかかるために、ネガティブな情報のほうを信じてしまう傾向があることを解説した。
続いて取り上げたのは、1910年、ハレー彗星の大接近にともない、地球の酸素がなくなるというデマが広まり世界的にパニックとなった事件。この騒動からは「大きな事件、イベントが起きた際にデマが広がりやすい」というガセネタが広がるパターン2を見出せると言い、“もう一つの月理論”を紹介。
これは、アポロ11号が人類初の月面着陸に成功した直後に“月の石”のニセモノが大量に出回ったことから導き出された理論。カズレーザーはこれらの騒動から「人に言う前に、1回考えよう!」という教訓を語った。
◆世界を駆けめぐった衝撃のフェイクニュースに一同仰天
さらにカズレーザーは、1910年に起きた「エチオピア皇帝イギリス訪問事件」もクローズアップ。
ケンブリッジ大学の学生がいたずらでエチオピア皇帝一行になりすまし海軍をだましたという事件だが、この事件からカズレーザーはガセネタが広がるパターン3として「有名人にまつわるウソは広まりやすい」という法則を主張。
これに関連して、固定観念や偏見が先に立ち、一部の情報だけを見てすべてを判断しがち、という人間心理を分析した“いびつなアルマジロ理論”を紹介した。
このほか、フィリピンで起きた「原始人発見事件」も紹介。1972年、ミンダナオ島で原始時代の文明のまま暮らす“タサダイ族”をとらえた写真が発表され、世紀の大発見として学会を震撼させたのだが、それは捏造写真から生まれたフェイクニュースだった。
この事件からは、「捏造された写真、画像から拡散されていく」というガセネタが広まるパターン4を発表する。
◆先生が紹介した“理論”はデタラメだった!!
「ガセネタが広がる4大パターン」の解説を終えたカズレーザーは、ニセ情報に踊らされないために「情報源がハッキリしていないニュースは一回疑おう!」という教訓をまとめ、生徒たちは全員深く納得。
ところがそれで終わりかと思いきや、カズレーザーはここで衝撃の告白!
なんと、授業で解説した3つの理論、「ガム・ミルク理論」「もう一つの月理論」「いびつなアルマジロ理論」は、ぜんぶカズレーザーが考えたデタラメ、教科書に載せた3人の学者の写真も、カズレーザーと同じ事務所に所属する芸人の画像を加工したものだったのだ。
このネタばらしに、「えーーー!! ウソー!?」「なるほど~って言っちゃったけど!!」と、教室内は騒然。カズレーザーに一杯食わされた形で授業は幕を閉じた。
※番組情報:『しくじり先生 俺みたいになるな!!』
毎週月曜 深夜0:15~深夜0:45、テレビ朝日
※放送終了後から「ABEMA」でも配信
(※1週間無料配信。その後は1年間、有料にて配信)