フワちゃん、「迷惑かけちゃったけど…」と語る恩人への想い。ブレイク前の意外な“過去”
“激レア”な体験を実際にした「激レアさん」をスタジオに集め、その体験談を紐解いていく番組『激レアさんを連れてきた。』。
5月23日(土)の同番組では、大人気芸人・フワちゃんの無名時代のエピソードを紹介した。
◆10回連続でバイトをクビに
2019年、すい星のごとく現れ、半年でTV出演100本越えを果たした大人気芸人・フワちゃん。
彼女はもともと、YouTubeで注目を集める前はアルバイトをしながら芸人になることを目指していた。当時はさまざまな職に就いてはクビになる、ということを繰り替えし、なんと10回連続バイトをクビになった経験も。
なぜそれほどクビになったのかというと、フワちゃんの働きぶりが“個性的”すぎたからだ。
同じ仕事を10分とつづけられずにすぐ職場からいなくなったり、フレンドリーな接客をはき違えてタメ口で接客したり、ありえないミスを連発。商品をつまみ食いして大目玉を食らったこともあったそう。
仕事へのやる気はあるのに、空回りしてうまくいかない…。
そんななか、最後の望みをかけて洋食レストランのバイトに応募。「このお店こそちゃんとやり遂げるぞ!」と熱い想いで面接に行ったフワちゃんは、ここで運命を変える出会いをはたした。
◆面接で“夢”を聞かれ…
その人物は、バイト先の店長の永瀬さん。当時の様子について語ってくれた。
「面接の時間に来なくて、遅刻したんですよ。『なんだコイツは』ってところから入って、会話してみてもあの“テイスト”の感じ。『はい』しか言わない。『話聞いてねぇな~こいつ』って感じでした」
しかも、そのときのフワちゃんのいでたちは、驚きのヒョウ柄パジャマ。いったいなぜ採用したのかというと…。
「『将来の夢があるの?』って聞いたら、食い気味に『芸人です!』って。なりたいものがあるんだなと」
永瀬さんは、「夢を持っている人」をアルバイトの採用基準にしていたため、この発言でフワちゃんへの印象が『なんか興味あるかも』に変わったのだとか。
こうして興味本位で採用されたフワちゃんだったが、働いてみるとやっぱり失敗つづき。
皿を1日3皿割るのは当たり前。遅刻につまみ食い、タメ口など、それまでの総集編のようなミスを繰り返してしまう。
しかし、永瀬さんはどんなにミスをしてもフワちゃんを雇いつづけた。フワちゃんを唯一クビにしなかったのだ。
◆クビにしなかった理由
「演技かわからないけど、本気で泣くんです」
フワちゃんを見捨てなかった理由について、こう切り出した永瀬さん。怒られても泣きながら本気で謝るフワちゃんの姿を見て、結局許してしまったのだ。
「謝り方がちゃんとしていた。それに弱くて」
フワちゃんを雇いつづけた理由は、失敗しても何度も這い上がるひたむきさに心奪われたから。
その後、「独特の個性を前面に出すべき」という永瀬さんのアドバイスを受け、フワちゃんはYouTubeで人気が爆発するなど、夢への道を一気に駆け上がっていった。
大ブレイクへ導いてくれた恩人・永瀬さんに対しては「迷惑かけちゃったけど、心のなかでは恩返ししたいと思っていた」「数えきれないくらい感謝してる!」と正直な思いを語っていた。
※番組情報:『激レアさんを連れてきた。』
【毎週土曜】よる10:10~、テレビ朝日系24局(※一部地域を除く)