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43年間も原始人生活した男、半世紀ぶりの人里で“強烈初体験”。ストリップ劇場で「興奮を抑えられなくて…」

“激レア”な体験を実際にした「激レアさん」をスタジオに集め、その体験談を紐解いていく番組『激レアさんを連れてきた。』。

4月25日(土)の同番組では、もう一度見て欲しい「激レアオブ激レアさん」として、“13歳で家を飛び出したら、そのまま飛び出しっぱなしで43年間も行方不明だった人”ことカズマさんの半生を紹介した。

©テレビ朝日

カズマさんの人生の転機をざっくり説明すると、昭和34年に13歳で家出をして洞窟でイノシシ生け捕り生活をはじめ、16歳でクマと死闘。20歳ではじめてお金を使い、40歳でなぜかストリップ場で大暴れ。そして56歳で突然家出生活終了、というもの。

かつてテレビドラマ化されたほどの衝撃ストーリーだ。

そもそも家出直前、両親から厳しく当たられていたというカズマさん。貧しい家庭でご飯もまともに与えられず、つまみ食いして激しくせっかんされたことを機に家出を決意する。

わずかな食料と道具を手に、学生服のまま群馬県の実家から栃木県の足尾銅山へ。

5日かけて目的地の銅山に到着すると、現地で洞窟を発見し、快適な生活を手に入れた。そして中学生ながらサバイバル生活をスタート。

山のなかでイノシシやウサギを狩り、ときにはクマに追われるピンチに見舞われながら、たったひとりで原始人生活を送った。

◆「戦争はもう終わったんだよ」

しかし、そんな生活に転機が訪れる。

それはカズマさんが20歳(1966年)ごろのこと。ある老夫婦との出会いがきっかけだった。

山奥での生活で身なりも気にせず、髪やひげも伸びっぱなしで不審者のような風体だったカズマさんは、老夫婦に「戦争はもう終わったんだよ」と声をかけられ、自宅に来るよう誘われたという。

そこで数年ぶりのお風呂や布団を堪能したカズマさんは、居候として生活することに。そして老夫婦と暮らしていくなかで、遅れていた社会生活を取り戻していった。

とくにカズマさんにとって大きな経験だったのが、お金との出会い。家出前は貧しくてお金を使うことはなかったが、家の手伝いではじめてのお駄賃をもらい、買い物も初体験した。

その後、訳あって再び山に戻ることになるが、ここでお金の使い方を知ったことで、その後のカズマさんの生活は激変。

山で原始人生活を送りながら、採った山菜の販売をはじめ、現金を稼ぐことができるように。サバイバル生活はワンランクアップした。

◆40歳ではじめての“経験”

その後も20年もの間、場所を変えながら洞窟での生活をつづけたカズマさん。

40歳になると、はじめて友達ができたことで社会に対して興味を持ちはじめる。そして約半世紀ぶりに降りた人里では、青春を取り戻すかのようにさまざまな初体験を重ねた。

そのひとつが、はじめてのストリップ劇場だ。40歳になるまで女性の裸を見たことがなかったというカズマさん。実際にストリップ劇場を訪れたところ、「興奮を抑えられなくなって、触りまくった」そう。

案の定従業員に裏へ連れていかれお灸をすえられたが、なぜか「そんなに見たいんだったらウチでしばらく遊んでろ」と言われ、しばらくそのストリップ劇場で照明係を務めていたという。

そんな貴重な体験もありながら、56歳のとき、カズマさんの家出生活は突如終わりを迎える。

番組では、数々のトラブルを繰り返し、そのはてにカズマさんがたどり着いた真実をあらためて振り返るとともに、70代になった現在、どんな生活を送っているのかも伝えた。

番組情報:『激レアさんを連れてきた。
【毎週土曜】よる10:10~、テレビ朝日系24局(※一部地域を除く)