「日本人を温かくむかえ入れたい」ポルトガルの港と日本人がつないだ、意外な“絆”
2020.04.23
世界各国の美しい港町や風景を伝える番組『港時間』。4月17日(金)に放送された同番組では、ポルトガルのカスカイスマリーナを特集した。
首都リスボンから西におよそ25キロの場所にあるカスカイスマリーナは、ヨーロッパ大陸最西端のヨットハーバー。国の盾となった要塞が並び、かつてはポルトガル王にも愛された港だ。
この港で80年以上の歴史を持つヨットクラブが、クルーべ ナヴァウ デ カスカイス。
娯楽だけでなく、マリン競技のために訪れる国内外からのゲストを迎え入れてきた。
そんなヨットクラブにある日、一艇のレーシングヨットが滑り込んできた。
プロセーラー白石康次郎の船だ。日本人である彼もまた、このヨットクラブでトレーニングを積んでいるのだ。
ヨットクラブの元会長、ミゲル・マガリャンエス(マゼラン)氏は、その理由についてこう語る。
「思い起こすと、日本に最初に着いた西洋人はポルトガル人。だからこそ、日本人を温かくむかえ入れたいのです」
時を超え、国を超えてつながった友好の絆は、海を愛する男たちを今でも結び付けている。
なお、4月24日(金)放送の『港時間』では、引き続きポルトガルのカスカイスマリーナを特集。11月に開催される世界一周ヨットレースに向けて準備する白石さんの様子を紹介する。