松尾芭蕉と“バナナ”の意外な関係も!東京の名湧水57選の「関口芭蕉庵」とは?
2017.06.13
巨大都市でありながら、東京にはたくさんの「湧き水」が楽しめるスポットがあります。
東京の知られざる魅力を発見し、暮らしに役立つ最新情報を届けるテレビ朝日の番組『東京サイト』(毎週月~金、午後2時~)は、6月5日~6月9日にわたって、「東京23区内の名湧水」というテーマで放送しました。
本記事では、番組で取り上げた5つの「東京23区内の名湧水」のなかから、「関口芭蕉庵」を紹介していきましょう。
◆関口芭蕉庵
文京区関口にある「関口芭蕉庵」は、俳人・松尾芭蕉が30代半ばに神田上水の工事に携わった際、約4年間暮らした場所。
ここには、芭蕉直筆の短冊を遺骨代わりに埋めて建てられた「さみだれ塚」や、芭蕉居住時からあったとされる湧水による「瓢箪池」があります。
そして、この水は秩父地方から斜面の地中深くを通り、台地の終わりの“はけ”で湧き出ていて、東京の名湧水57選に選定されています。湧き水ならではの心地よい冷たさを感じることも。
さらに庭には、俳号“芭蕉”の由来となった植物「バショウ」も植えられています。
このバショウの英名は「ジャパニーズ・バナナ」。私たちがスーパーマーケットなどで普段よく目にする「バナナ」のような実もついていますが、残念ながら種ばかりで食べるのには適さないそうです。
かの俳人・松尾芭蕉の名前の由来となった植物が“バナナ”だったとは…。そんな意外な事実を知ることができた「関口芭蕉庵」。
気温も上がり暑さが増すこれからの季節、涼を求めて東京の名湧き水を訪ねてみるのはいかがでしょうか?
※この他の「東京23区内の名湧水」は、番組サイトまで!
※番組情報 『東京サイト』
毎週月曜日~金曜日午後2時から放送、テレビ朝日
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