インディアンスのツッコミ担当・きむ、大泣き!“芸人らしくない”問題点が明らかに
過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが自らのしくじった経験をさらけ出し、人生の教訓を伝授する反面教師バラエティー『しくじり先生 俺みたいになるな!!』。
3月9日(月)の放送では、『AbemaTV』オリジナル企画として人気の『お笑い研究部』が登場。昨年末『M-1グランプリ2019』決勝に進出し、いま勢いのあるお笑いコンビインディアンスのツッコミ担当・きむについて、みんなで考えた。
『お笑い研究部』は、バラエティー番組への出演経験が浅い若手芸人たちをゲストに招き、出演したときにしくじらないために必要なスキルを身に着けよう、というプロジェクト。
インディアンスは、ボケ担当の田渕章裕とツッコミ担当のきむの2人組。しかし、とにかく明るくボケたおす田渕のキャラクターが目立っているのに対し、ツッコミ担当のきむは「キャラがない」「田渕の添え物」などと地味な印象を持たれてきた。
ところが、『M-1グランプリ2019』の登場VTRで映し出された、きむの過去の写真に業界は騒然。 現在はメガネをかけ、穏やかそうなイメージのきむが、かつては長髪でいかにもガラの悪い風貌だったことが明らかになった。
あまりにも現在と違いすぎる衝撃のビジュアルに業界は大混乱。今後、どのようにきむを扱うべきか分からなくなっているというのが、現状だという。そこで今回の『お笑い研究部』では、きむという人物を掘り下げるとともに、その“取り扱い説明書”を考え、最後には本当のきむの姿で漫才を披露した。
冒頭、きむは芸人であるにもかかわらず、「昔はいじられるのが嫌だった」と告白。ただ現在は「いじってもらえるのがありがたい」と打ち明けたが、生徒の吉村崇からは「この場ではそう言うけど、まったくそう思っていない。きむには大掛かりな手術が必要」だという厳しい反論が。
さらに、きむの心境を考えていこうと、担任の若林正恭をはじめ教室に集ったメンバーたちで、様々な角度から本音を聞き取ったところ、“本当は主人公になりたい”“ネタを作ってないと思われたくない”“とにかく好きになってもらいたい”“キツく言われると返せない”など、きむの願望や性格がつぎつぎと明らかに。
そんな姿を見て、生徒の横山由依が「自分がなさすぎてかわいそう」と感想を漏らすと、きむは淡々とした調子で「ありがとうございます」と答えてしまい、“芸人らしく食らいつけない”という特徴も発覚。顧問のアルコ&ピース平子は、“感情をむき出しにできない”という問題点を指摘した。
きむ自身も、このままではいけないと感じ、本気で自分を変えたいと考えていることを訴える。そんな彼のために、みんなで真剣に話し合いを進めるうちに、なんと、きむの目から涙が…。しかも相方の田渕も涙を懸命にこらえながら「これはつらいですよ」と相方に激しく共感。
涙の理由を問われたきむは、芸人らしい振る舞いを「できないことが悔しい」という本音をさらけ出して、さらに大泣き。その状態で、相方・田淵に対する感謝の気持ちも口にした。
そんな彼の様子を「エモーショナルでいい!」「これが本当のきむなんだよ!」と若林らは絶賛。当初、厳しい言葉を投げていた吉村も「うれしいよ」と感激し、ようやく表れたきむの本当の姿を見守っていた。
最後に予定されていたインディアンスの漫才の直前、「芸人が路線を変えるのには5年くらいかかるのに、1日で変えようとする企画はアホですよ」と若林は芸人としての本音を暴露する。
しかし、きむはなんと再び涙を流しながらネタを披露。しかもいつも以上に明るくボケまくる相方の田渕に「すごいよな、お前」「俺、もっと頑張るな」という本音を静かなトーンで表明するツッコミでネタを完走し、まったく新たな漫才を見事に確立した。
新生インディアンスの誕生に立ち会った教室の面々は爆笑とともに「ツッコミを越えた!」「最高」「こんなに心を揺さぶられる漫才はない」といった称賛を送り、相方の田渕も「感動しました」と感想を述べた。
そして、きむは“相方思いのピュアな男”という結論をもって、今回の『お笑い研究部』は幕を閉じた。
また、地上波放送直後の深夜0:45からお送りしている『Abemaビデオ』では、珠玉の授業を振り返る『しくじりクラシック』をオンエア。今回は、2014年、藤崎マーケットが“ラララライ体操のイメージ強すぎ先生”として登壇し、“神回”と大反響をよんだ授業を改めてお届け。さらに、『インディアンスのきむを考える』からきむの涙完全版も展開する。
※番組情報:『しくじり先生 俺みたいになるな!!』
毎週月曜日 深夜 0:15~深夜0:45、テレビ朝日
※AbemaTVの完全版は、深夜0:45から「Abemaビデオ」