樹海で“4コマ漫画”の修業!「画力がひどい」と言われ続けた漫画家が成し遂げた“29年ぶりの快挙”
“激レア”な体験を実際にした「激レアさん」をスタジオに集め、その体験談を紐解いていく番組『激レアさんを連れてきた。』が、3月7日(土)に放送される。
この日の放送では、「山籠り、断食などハチャメチャな修業をした結果、ギャグ漫画家の登竜門・赤塚賞で29年ぶりの入選者になっちゃった人」こと、おぎぬまXが登場。
おぎぬまXが手掛けた漫画『だるまさんがころんだ時空伝』が入選した赤塚賞とは、昭和49年に始まったギャグ漫画の新人賞。生前は赤塚不二夫さんが審査員長を務めていた。
「入選」「準入選」「佳作」の順に賞が並ぶが、「たまに佳作がいるくらいだよね」とオードリー若林正恭が補足するように、該当者がいるのは珍しい同賞。
赤塚賞審査員の漫画家・うすた京介が、「読み終わった後に『すげぇ』って言ったのはこれが初めて。1本の作品としてのレベルが今まで見たなかで1番すごい」と、おぎぬまXの作品を大絶賛するほどだった。
◆漫画家になるはずが…芸人に!
そんなおぎぬまXが、漫画家を目指すことを決意したのは、中学生のときに読んだ漫画『キン肉マン』がきっかけ。
高校3年生の夏、ある出版社に渾身の漫画作品を持ち込むが滅多打ちにされてしまう。しかし“尋常じゃなく諦めの悪い男”だったおぎぬまXは、こんなことでは諦めなかった。
あらゆる出版社に持ち込みを続け4年。ついに「おぎぬまくん、画力がひどいね。漫画家じゃなくて違う道を探せば?」と心を折られるようなダメ出しを食らってしまう。
そんなとき大学の友人に「一緒にお笑いやらないか」と誘われたおぎぬまXは、芸人として有名になればゆくゆくは漫画も…と、ノリノリでコンビを結成。
しかし芸人としても売れないことを悟り心機一転、夢のギャグ漫画家を志すため「1年以内に雑誌の賞をとる!」とブログで宣言する。
◆山籠もりや断食、樹海で…ひたすら4コマ漫画を描く
そこで、おぎぬまXがまず始めたのは…芸人時代のネタの“漫画化”。
様々なキャラクターを作り出し、多くの賞に応募。たくさんの出版社にも持ち込んだが、どこに行っても編集者から「画力がひどい」と言われ、相手にされない。
そんななか、ある編集者に名刺を貰い、作品を送り続けるも…またもや「画力が及んでいないため…」と“お付き合いお断りメール”が送られてくる始末に。
ここでおぎぬまXは、漫画の基礎である“4コマ漫画”を勉強。山籠もり、ホテル籠りをして断食、さらには樹海で、「100本の4コマ漫画を描き終えるまで帰らない」修業を積む。
◆くっきー!と4コマ漫画バトルも
編集者からは見向きもされなくなっていたため、自分で自分の力を証明しなければ…と考えた、おぎぬまX。4コマ界で最強になり、編集者も無視できない存在になろうと考え、漫画家たちを巻き込んだ“ある大会”を開催。
そして修業のおかげで身に着いた“ある力”で、おぎぬまXは見事に赤塚賞を受賞する。
番組では、おぎぬまXが“目に映るもの全てを4コマにできる能力”を活かし、ゲスト・要潤が登場する4コマのストーリーを即興で作成。さらに、独特の絵が世界的にも評価されている芸人・くっきー!との「4コマ漫画バトル」にも挑む。
※番組情報:『激レアさんを連れてきた。』
2020年3月7日(土)午後10:10〜午後11:10、テレビ朝⽇系24局(※⼀部地域を除く)