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「人生かけている感じが、羨ましい」久保田紗友が深夜3時に挑む一途な恋愛のカタチ

それぞれの想いがすれ違ったり誤解を生んだり、とにかくハラハラさせられっぱなしのドラマ『鈍色の箱の中で』

©テレビ朝日

幼なじみを一途に思い続けるまっすぐで純粋なヒロイン桜井美羽(みわ)を演じるのが、活躍の幅をどんどん広げている注目の若手女優・久保田紗友(さゆ)だ。

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◆片想いの切なさがあふれるドラマ

ーーキスシーン含め、恋愛要素が凝縮されたドラマですね。

久保田紗友(以下、久保田):そうですね。それぞれ一方通行な想いがあって、キスシーンもみどころ。あらすじを聞いただけでは、どういう物語なんだろうって思う方も多いと思うんですけど、誰もが人生のなかで経験するような繊細な感情や、さまざまに表現される想いが描かれているので、それぞれのキャラクターに感情移入していただけると思います。今までの自分の感情に重ねて観ていただけるドラマになっているんじゃないでしょうか。

ーー美羽を演じてみてどんな想いを抱きましたか?

久保田:今まで演じてこなかったようなキャラクターなので、決まったときは、新鮮ですごく楽しみでしたね。美羽は、愛情のなかで育てられたからこそ、周りにも愛情をふりまける。自分のことが好きだからこそ、周りのことを愛していける子。ほんとうに、愛情深い子だな、って思います。

状況はいろいろと複雑なんですけど、本人的にはずっと一直線。ただただ、幼なじみのあきちゃんのことが大好き。その想いの上にいろいろなことが重なって複雑に見えていますけど、本当はシンプルで、まっすぐぶれない気持ちなだけなんです。

ーー自分と共通するところは感じますか?

久保田:自分にないところの方が多く感じますね。自分自身は、何かにすごく没頭することがあまりないんです。誰かが好きだから、そのために行動するとか。そこまで一生懸命好きになって、自分の人生をかけている感じが、羨ましいと感じたりもします。

◆女優の仕事に人生をかけたいと思うように

©テレビ朝日

ーー今後これにかけてみたいと思えそうなものはありますか?

久保田:女優の仕事がそれこそそうだな、と思います。もともとは、小さい頃から「テレビに出てみたい」っていう漠然とした思いがあったんです。事務所に入ってから、「女優になりたい」っていう意思がはっきり芽生えたんですが、それまでは、テレビに出られるならなんでもいいかなと思っていて、とりあえずいろいろなことにチャレンジしてきました。

事務所に入ってから劇団ハーベストの一員として活動することになったんですが、その経験が自分にとっては大きかったですね。年の近い女の子達、しかもほぼ未経験の人達で、一緒にレッスンを重ねていったのが良かったと思うんです。

ーー劇団と映像などの現場だと違いがありますか?

久保田:それぞれの現場で学ぶことはたくさんあります。劇団では、同じメンバーで切磋琢磨しているから、「負けたくない」っていう意識もすごくはっきり感じましたね。一緒にやっているからこそ、ライバルとして頑張れた。今、同世代で活躍している俳優さんのことは「お芝居うまいなあ」って、ちょっと一歩引いて観てしまう部分もある。ライバルとはちょっと違うんですよね。だから、劇団でライバルと一緒にやっていけたのは本当に良かったと思います。

何が正解かもわからないし。なので、とにかく置かれた状況が全部正解だと思いながら、今までやってきました。ただ素直に受け入れて。そういう考え方は美羽にも似ているかもしれないですね。

◆ 一途で一生懸命。その気持ちから生まれる演技

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ーー美羽というキャラクターを演じるにあたって意識したことはありますか?

久保田:「一生懸命」と「まっすぐ」っていうのを、常に自分の心のなかに置いて意識していました。やっぱりあきちゃんのことを、ただまっすぐに想う気持ちがベースにあって。自分の好きなすべてのことに対して、とことん愛情深いキャラクターなんです、美羽って。

そういう、愛情深さとか、誰かを包み込むぐらい大きな愛っていうのを意識しましたね。その気持ちがあるからこそ生まれる行動もあって、気持ちがお芝居を動かしてくれました。そういう、気持ちが源になって行動しているところも、ドラマで観ていただけたら嬉しいですね。

ーー原作は意識しましたか?

久保田:自分が美羽を演じるんだ、と思いながら読んだので、読みながら「なんでこっちにいっちゃうの?」と思ったりしていましたね。助けてあげたいなって思いながら読み進めました。まっすぐゆえに周りが見えなくなって、気がついたら傷ついて。そんなことが多くて、かわいそうになっちゃいました。でも、応援したり助言したりしても、きっと美羽はおなじことをしちゃうんだろうな。それだけまっすぐな印象で、そこをやっぱり大事にしたいと思いました。

ストーリーとしては、原作とは違う展開もあるので、ドラマならではの楽しみ方もしていただけたらいいなと思います。

◆新しい取り組みにもワクワク

ーー放送が深夜3時というのはどう感じましたか?

久保田:撮影が始まった頃には、放送時間のことは知らなかったんです。なので、聞いたときは、出演者はみんな驚いていましたね。私は、深夜3時だからこそ感じるものとか、出来ることとかあるような気がするんです。放送時間もそうですけど、放送前のSNSでのキス動画告知とか、放送直後の動画配信とか、今回のドラマは新しい取り組みがいろいろあるんです。それに、ファンの方や観ている方たちがちゃんとざわついてくれていて。熱を帯びているなって思いました。

今の時代、携帯を見る時間ってとにかく多いじゃないですか。だからこそ、SNSなどでドラマのことを知ってもらって、そこからドラマも見てもらえるっていうのは、いい流れだなあって思います。そういった取り組みに参加できたのも嬉しいですね。

今年20歳になり、ひとつ大人になってやりたいことを聞くと、「一人旅がしたい! 特に海外旅行で日本以外の文化に触れて、たくさんの経験を自分へのインプットとして、もっと幅広い魅力を持つ女優になりたいですね」と話してくれた。美羽と同じく、自分の気持ちにまっすぐ向き合いながら成長を続ける久保田さんにも注目だ。

<構成・文/塚はなこ>

番組情報360°ドラマ鈍色の箱の中で
【毎週土曜】深夜3時から3時30分、テレビ朝日で放送、ビデオパスで独占見放題配信

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