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“Vシネマの帝王”小沢仁志、ディズニーランド愛が炸裂!ミッキーとの2ショットを公開しない理由

©テレビ朝日

Vシネマやオリジナルビデオで数多くの主演シリーズを持つ“Vシネマの帝王”小沢仁志さん。「少ない予算でいかにゴージャスに見せるかが勝負」と言い、激しいアクションシーンにもほとんどスタントマンを使わず、自ら挑み続ける。「俺の役者人生は、不良役から始まってヤクザ、そして海外ではギャングになって、またヤクザ」と豪快に笑う。

©テレビ朝日

◆役作りのため、わずか1カ月で35kg太った?

『スクール☆ウォーズ』の水原亮、映画『ビー・バップ・ハイスクール』シリーズの前川新吾…不良役で注目を集め、Vシネマの世界へと進出した小沢さん。極道役に完全にハマったのは、『広島やくざ戦争』(2000年)だったという。多くの実録ものの作品が作られ、2003年には実録巨編『実録・竹中正久の生涯 荒らぶる獅子』に主演。組長役を演じるために1カ月で35kgも体重を増やした。

「実録ものだからモデルになった組長がいるわけで、その組長の親族に『こんな線の細いヤツにできるわけがないやろ』と言われて、俺もカチンときてさ、『役者なめないでくださいよ』ってたんか切って」

-どのようにして1カ月で35kg増やしたのですか?-

「朝からビールを飲んでカツ丼食ってという感じで1日5食。最初は無理だって言っていたやつらも太った俺を見て納得してくれたよ(笑)」

-撮影現場はどうでした?-

「俺らの時代っていうのは現場では怒号しか飛んでなかったからね。

『てめえら、チンタラやってんじゃねえぞ』『うるせえ、てめえに言われたくねえんだ、このやろう』『早く来いよ、役者は何やってるんだ』『うるせえなあ』って、もう怒鳴り声しか聞こえない。

だから、監督もハンドスピーカーで、『あぁ、うるせえ。本番行くよ』ってやっていたからね。これが俺たち常だからさ(笑)」

-今Vシネやオリジナルビデオの撮影現場はどうなんですか?-

「昔ほどではないけど、それに近いものはあるな。俺らなんかでも、アクションシーンとかでトロいのがいると、『ちゃんと消えろ、馬鹿野郎』ってやっているからね。

これがパワハラだって言うんだったら、『どこからでもかかって来い』って感じ(笑)。

まあ、怒られているほうも、なんで自分が怒られているのか理由がわかっているからガタガタ言うやつもいない。

俺らのときはけんかもそうだけど、撮影現場でも渡瀬(恒彦)さんとかは、殴るシーンはバンバン当ててきてたからね、マジで。渡瀬さんはすごかった」

-渡瀬さんとトラブルになったことがあったそうですね-

「その撮影のとき。便所で2人のシーンを撮影していて、俺のアップを先に撮っていたんだよ。

それで、渡瀬さんはどうせ見てないだろうと思って、俺なりに考えてアドリブみたいにやったら、監督が『OK』って言ったの。その瞬間、渡瀬さんがドアを蹴破って入って来て、『こらーてめえ、余計な芝居をやってんじゃねえよ』って始まって。

俺もカチンと来て、『余計な芝居?でも、監督、OKですよね?』って言ったんだけど、渡瀬さんが『OKじゃねえだろう?監督』って言うと監督が『小沢、もう1回いこう』って。

それでもう1回やったんだけど、その夜、鹿児島ロケで泊まりだったから、一升瓶を持って渡瀬さんの部屋に行こうと思って。殴るためじゃないよ、一緒に飲むために。

そうしたら誠直也さんがいて、『小沢、お前まさか恒さんの部屋に行く気じゃねえだろうな?』って言うから、『そうですよ』って言ったら、『お前1人じゃダメだ。俺も行く』って一緒に来てくれて。

渡瀬さんの手前の部屋にマネジャーがいたけど、誠さんが『こいつが恒さんに話があるって言うからお前のけ』って言って、『恒さん、若造が1匹、文句が言いたいそうです』って(笑)。

で、渡瀬さんは寝かけていたみたいだけど、『入れ』って言ってくれて、一緒に飲んでいろんな話をして盛り上がって。

あの当時、渡瀬さんが入浴剤のCMに出ていて、『裸の王様がやって来た』ってやっていたの。

で、調子こいて俺が、『あれ、先輩やめてもらっていいすかね、天下の渡瀬恒彦が』って言ったら、バコーンって殴られて『余計なお世話だ、このやろう』って言われて、誠さんにも『今のは余計なお世話だ。バカヤロウ。殴られて当然だ』って言われたから『すみません』って謝った。

次の日顔がすごい腫れて、監督が『何だ?その顔は』って言うから、『すみません。ちょっと虫歯で腫れてしまって』って言って」

-渡瀬さんも腕っ節の強さで有名でしたものね-

「そう。渡瀬さんは強いから痛えんだよ。もろ腫れていたけど、虫歯だということで乗り切ってさ。腫れてない側から撮ってもらったりしてなんとか済んだんだけどね」

©テレビ朝日

◆緊迫感あるシーンのはずが大爆笑!

-北野武監督作『3-4×10月』にも出演されていましたが、いかがでした?-

「あのときはたけしさんの監督初期だから大変だったよ。台本がないんだもん。今はちゃんと台本があるけど、昔は台本なんてなくてペラ2枚。どこに出るかもわからない。

『とりあえずガソリンスタンドのシーンに出ているらしいから、この日に来て』って言われて、『これはこうで何かあったらしく、ここでちょっと車洗うかっていうときに柳憂怜がいて、ちょっともめる感じで』って言うだけだからね」

-それが現場でふくらんで?事件の発端になるきっかけですよね-

「そう、そんな感じ。『車洗っとけ』って言って、スタンドのなかで缶コーヒーを買ったりして、しばらくしてから車のところに戻るんだけど、当たりが出ちゃったんだよ。

自販機で当たりって出て、もう一本出てきちゃってさ、たけしさんも大笑い。『洗車がまだできてねえのか?』って怒らなくちゃいけないのに怒れなくなるよな?あれはカットになったと思ったけどね(笑)」

-ペラ2枚からというのはすごいですね-

「想像も何もできないって、物語もわからないよ。そういう台本をもらったのは、そのあともう1回あるんだよ。

三池(崇史)さんの(哀川)翔さん主演の『極道恐怖大劇場 牛頭』っていう映画。

三池さんが『小沢君来てくれないかな』って言うから『良いですよ。台本を俺のところにファックスしてもらっていいですか?』って言って送られてきたのが台本の表紙だけ。

だから、何をやるかわからないけど、とりあえず現場に行ったら、『チワワ、あれがヤクザ犬なんですよ。で、翔さんがヤクザ犬にビビって殺すのを見ているヤクザたち』って。

それで、あとは事務所のシーンだと言うから、行ったら翔さんはいなくて女がいる。『これ誰?』って聞いたら、その女が翔さんだって言うんだよ。

『なんで彼女が哀川翔なの?』って聞いたら、『この女が妊娠して、最後に翔さんがこの女の股から生まれてくるんですよ』って。

『何を言ってるんだ?この男は相変わらずわけわかんねえなあ』って感じで、もう万事これ。訳が分かんないけど全然平気。だって俺、アドリブ結構大丈夫だからさ。面白いじゃん(笑)」

©テレビ朝日

◆兄弟そろって大のディズニーランド好き

2歳下の弟・小沢和義さんも俳優、プロデューサー、映画監督として活躍。東映Vシネマ25周年記念作品『25 NIJYU-GO』にも兄弟役で出演するなど共演作も多い。

-『25 NIJYU-GO』では和義さんが小沢さんを「お兄ちゃん」て呼んでいて微笑ましかったです-

「俺は気持ち悪いんだよね。お兄ちゃんなんて言わないやつが言うから気持ち悪いじゃん。普段はアニキって言ってるからさ(笑)」

-バラエティー番組にも色々出演されていますね-

「あれは布教活動だから。俺や弟がバラエティーに出るときは、Vシネマやオリジナルビデオの映像も流してくれるというのが条件だから、布教活動なんだよ。

それで興味を持って、これまでVシネマを見たことがない人が、ちょっと見てみようかなと思ってくれたらうれしいからさ」

-小沢さんはハードなイメージがありますけど、猫好きでディズニーランドが大好きというギャップも人気ですね-

「イメージってそれは仕事上で、役のイメージだろう?あのままだったら、俺は社会生活を送れねえだろう?あのまんまだったらさ(笑)」

-ディズニーランドでは「イッツ・ア・スモールワールド」が1番お好きだとか-

「うん。『イッツ・ア・スモールワールド』は心が洗われる感じがするじゃない?だから大好き。

それはずっと言ってるし、言い続けたおかげで、ディズニーランドに行ったことがなかった有吉(弘行)の案内係に選ばれて、テレビの企画で一緒に行ったしね。

シンデレラ城の前で銃撃戦を撮ったらどうなるんだろうとか思ったりもするけどさ、絶対に無理だし、ディズニーのファンに俺は殺されるよね(笑)」

-弟の和義さんもディズニーランドがお好きだそうですね-

「うん。あいつも好き。俺よりあいつの方が回数いってるよ」

-一緒に行かれたりもするのですか?-

「行かない、一緒には。一緒に行ったことはないんじゃないかな」

-ディズニーランドでは周りの人たちに気がつかれませんか?-

「いや、行くときは頭ボサボサだし、普通のサングラスをかけてると目立つけど、ミッキーのサングラスをかけているとね、あまりバレない。

『ホーンテッドマンション』とか、『カリブの海賊』も好きだよ。すごく良いじゃん。ディズニーランドは嫌いな人はいないんじゃないかな。夢の国みたいな世界観が好き」

-毎年必ず行かれるのですか?-

「そうだね。去年は3、4回行ったかな?ヤマ(山口祥行)の誕生日にも行ったよ。

俺はあまりキャラクターとかには興味がないから、写真を撮りたいとか、そういうのは思ったことがないんだけど、ミッキーと2ショットの写真は撮った。

でも、それはディズニーに怒られるんじゃないかと思ってどこにも出してない。だって、俺とミッキーの2ショットなんて『良いのかなあ』と思って(笑)」

-みんな見たがると思いますよ-

「ダメ、絶対に出さない(笑)。ディズニー映画も見るよ。『アナと雪の女王』で泣いたし、『マレフィセント』でも泣いたもん」

◆職務質問は日常茶飯事

コワモテのルックスに黒いサングラスが定番、迫力満点でそのままスクリーンから出てきた雰囲気の小沢さん。警察官の職務質問を受けることも多いという。

「職質(職務質問)はしょっちゅう受ける。こんな格好して歌舞伎町を歩いたら、500mに1回はされる。

『さっき職質受けたんだけど、500メートル手前で』って言うと、『それは人間が違うので』って。

この間なんて、実家で猫を飼っているからさ。ヤマ(山口祥行)と2人でペットショップに行って、ペットフードとか色々買って車に積んでいたら、パトカーがサイレンを鳴らしながら来たんだよ。

何か事件が起きたのかなって思っていたら、俺らの前にピタッと止まって、『ちょっといいですか』って。

『これ職質?すみません。サイレン鳴らさなくてもいいじゃない』って(笑)。目立っちゃうじゃん。周りもみんな見るしさ。

それで近くに来たとき、『あっ、いつも見ています』って言うんだよ。だから『サイレンとかいらないじゃん』って言ったら、『いやあ、でもお二人さすがです。遠目から見て、あいつら間違いなく怪しいって思ったからサイレン鳴らしたんです』って(笑)」

-Vシネマの1シーンみたいですね-

「普通にしていただけなんだけどね。新宿駅でもヤマとJRの山手線の階段を下りてきたときに、上下ジャージ着ている女の子がポケットからぱっと警察手帳を出して、『ちょっといいですか』って言うんだよ。

だから、『お前、これ本物?』って確かめようとして警察手帳に手を伸ばしたら、『何するんですか』って言うから『職質なの?絶対違うだろう?どう見ても大学生ぐらいにしか見えねえんだけど』って言ったら、『なんですかそれ、侮辱するんですか』って。すげえ気が強い姉ちゃんでさ。

『とにかく身体検査をします』って言うから、『ここで?この大勢人がいるここの流れで?』って。人の邪魔になるじゃん。だから『バッグでもなんでも全部見ろよ。上着も全部確かめてみればいいじゃん。だけどここで身体検査とかやめろよ。だったら出てやれよ』って言ったんだけど、鉄道警察だから改札を出たらダメなんだよな。

それで何だかんだ言っていたら、でっかい男の鉄道警察官が来て俺たちを見て、『この人たちは大丈夫だから』って彼女に言って、『大丈夫だから、行っちゃってください』って言われたんだけど、後ろから声が聞こえてきてさ。

『なんで行かすんですか?絶対だめですよ。職質しましょう。怪しいじゃないですか』ってずっと言ってるんだよ。あれだけ人が大勢いるんだからさ、俺らがまた何かやらかしてると思われるじゃん。『あのクソガキ』って思いながら出たけど(笑)」

-その筋の人に絡まれたりすることはないですか-

「今のご時世それはない。反対に歌舞伎町を歩いていたりすると、若い地回りやキャッチが『ご苦労さんです』って言うから、『それはやめてくれる?俺はお前の知り合いじゃないよな?勘違いされるからさ』って(笑)」

-今後はどのように?-

「まぁ残り10年あるかないかの人生。もう今さら『あんなのやりたくねえ』とか『こんなのやりたくねえ』とかって言うより、ドラマとかやるなら、バラエティーやっている方が気楽。

ドラマとかはさ、なんか芸能人っぽすぎてあまり合わない。俺は役者だから、芸能人扱いされるのがぬるま湯っぽすぎてあまり面白くないのよ。

たまに出るときもあるけど、それは仕事をしたことがある監督とか、プロデューサーがどうしてもって言うとき。

Vシネやオリジナルビデオシリーズでやらなくちゃいけないものもいっぱいあるし、まだまだ暴れるよ(笑)」

豪快で迫力満点だが、とてもチャーミングですてきな人。後輩俳優陣に「アニキ」と慕われるのもよくわかる。配信によってVシネマやオリジナルビデオが若い世代を中心に再び注目を集めている今、さらなる活躍に期待している。(津島令子)


※『日本統一38』シリーズ最新作 (3月25日リリース)
販売:オールインエンタテインメント
出演:本宮泰風、山口祥行、北代高士、武田幸三、小沢仁志ほか


※『日本極道戦争 第五章』シリーズ最新作(2月25日リリース)
販売:オールインエンタテインメント
出演:小沢仁志、阿部亮平、赤井英和、螢雪次朗、小沢和義、成瀬正孝ほか

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