遠藤憲一、“私刑人”を追う元SPの警察官に!森村誠一の傑作ミステリーをドラマ化
『人間の証明』をはじめとした“棟居刑事シリーズ”や『駅』『終着駅』などの“牛尾刑事シリーズ”で知られる作家・森村誠一氏の小説『正義の証明』がドラマ化。2月9日(日)に放送される。
『正義の証明』は、森村誠一氏が2004年に幻冬舎から刊行した傑作ミステリー。
法で裁かれない卑劣な犯罪者たちに自らの手で制裁を下す“私刑人”とその存在を追う警察の攻防を描き、登場人物を通して「正義とは何か」を読む者に問う社会派小説は、刊行されると同時に大きな反響を呼んだ。
今回、同作を約9年ぶりにドラマ化。“私刑人”というダークヒーローVS日本の治安を守る警察組織という構図は、世の中に「正義の基準は絶対的に正しいのか」「果たして正義の定義とは」を再び問いかけていくことになるだろう。
◆遠藤憲一、“私刑人”を追う元SPに!
今作で主演を務めるのは、今や映画・ドラマに引っ張りだこの俳優・遠藤憲一。ありとあらゆる役柄を演じ分け、日本の映画界・ドラマ界には欠かせない存在となっている遠藤が、“私刑人”を追う元SPの警察官・松永祐一郎を演じる。
松永は元警視庁警備部警護課の優秀なSP。“私刑人”に関する事件で銃弾を受けて以来、SPの職を辞し、交番勤務の制服警官を続けている。事件から3年後、姿を消していた“私刑人”が再び行動を開始したことで、警視庁は庁内に「私刑人対策室」を設立。SP時代の上司で、「私刑人対策室」の室長に就任した相馬によって、松永は最前線の現場へと呼び戻されることに。
これまで『民王』や『私のおじさん~WATAOJI~』、そして『ドクターX~外科医・大門未知子~』など数々の作品で獅子奮迅の活躍を見せてきた遠藤だが、今作はテレビ朝日ドラマ、単独初主演作となる。
◆竹中直人ら豪華共演陣にも注目!
そして共演者にも豪華俳優陣が続々決定。
松永のSP時代の後輩で、現在はタクシー運転手をしている江崎哲平役には、数々のドラマで存在感を発揮する実力派俳優・北村有起哉。与党・民自党の幹事長で次期総理大臣候補の筆頭と言われる大物議員・龍岡泰邦役には、今作で初の政治家役に挑む竹中直人。
龍岡の地盤を継ごうと目論む私設秘書・山葉文雄役には、映画『カメラを止めるな!』で一気に知名度を上げた濱津隆之、そして“私刑人”の事件を追う週刊誌の女性記者・吉尾恵美役には、ドラマ・映画・舞台と幅広く活躍する女優・内山理名が決定した。
“個性派”という言葉だけでは足りないほど強烈な色を持った、日本を代表する俳優陣。どのような濃密な芝居合戦を繰り広げてくれるのか、今から期待が高まるばかりだ。
◆松永祐一郎役・遠藤憲一 コメント
「個性的なキャストのみなさんが次々と登場します。まさかの展開をお楽しみに!」
◆江崎哲平役・北村有起哉 コメント
「ここまで徹底的に硬質なドラマは今時じゃない、だからこそやり甲斐をすぐに見出せました。こうした愚直で熱い登場人物のドラマが流行っていた時代もあった気がします。でも時代は変わり、そして演技スタイルもリアルに移り変わってきています。
この作品のなかでは、使命感や人生観そして正義感を背負ってそれぞれの登場人物がうごめいていきます。そしてそれぞれが違う価値観だからこそ、ドラマが生まれます。これを令和の時代にどう表現できるのか。目標としている素晴らしい俳優さんとガチンコでお芝居できる機会をいただきまして、ヤル気スイッチがショート寸前です。どうぞお楽しみに!」
◆吉尾恵美役・内山理名 コメント
「重厚感ある作品に参加することができ、うれしさと同時に身の引き締まる思いでした。週刊誌記者役というのも初めてでしたが、こんなに記者さんは大変なのかと思いながら、芯が強く、熱い思いを持った週刊誌記者を意識して演じさせていただきました。
ベテランの役者さんばかりの現場でしたので、役と同様、攻めていく覚悟で挑んだつもりです。一つの事件を様々な方向から見ていく作品ですので、是非じっくりと観ていただけたらうれしいです」
◆山葉文雄役・濱津隆之 コメント
「龍岡泰邦という、いわゆる黒い政治家に仕える秘書の役を演じさせていただきました。こんな現実が今まさに、と言うか、もしかしたらずっと昔から、見えないところで平然とあったのかもしれないという恐ろしさを、少しでも感じていただけたらと思います」
◆龍岡泰邦役・竹中直人 コメント
「尊敬する俳優、遠藤憲一さんと久しぶりに共演出来た時間はとても贅沢な時間でした。 今回、初めての政治家役でもあり監督のご指示のもと、ものすごく緊張しました。どんな風に皆さまの目に止まるのか、とてもドキドキしております」
※番組情報:ドラマスペシャル『私刑人~正義の証明』
2020年2月9日(日)よる9時放送、テレビ朝日系24局ネット