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“ホッケー練習場”がある家がいくつも…島根県奥出雲町は“世界に誇るホッケーの町”

テニスの現役を退いてから、“応援”することを生きがいにしている松岡修造。

現在は2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けて頑張る人たちを、「松岡修造の2020みんなできる宣言」と題して全国各地を駆け巡って応援している。

今回修造が訪れたのは、人口1万2000人ほどの島根県奥出雲町。テニスコートのような場所だが…

©テレビ朝日

「ここは町立のホッケー場です。奥出雲町はホッケーが大変盛んな町なんです」

教えてくれたのは、奥出雲町体育協会の職員・元山貴光さん。そう、この町は “ホッケーの町”なのだ。

◆ホッケー場の建設がきっかけで“ホッケーの町”へ

奥出雲町が“ホッケーの町”と呼ばれるようになったきっかけは、昭和57年に開催された島根国体。この大会のために奥出雲町にホッケーのコートが建設されたことで、ホッケー競技が町全体に広まった。

それから40年間、親世代は子どもにホッケーを伝え続け、いまでは地元の中学や高校が全国大会上位の常連となるまでに。

「日本代表、サムライジャパン(男子)、さくらジャパン(女子)とあるんですけど、地元の横田高校出身の子が12人、代表候補に入っているんですよ」と元山さんは話す。

©テレビ朝日

◆自宅にはホッケーの練習場も

この町では学生はもちろん、年齢を重ねた大人もホッケーを楽しみ、60歳近い町民がホッケーに興ずることも。

元山さん自身もまた、ホッケーが身近にあることが当たり前の環境で育ってきたひとりだ。元山さんの自宅へ行ってみると、玄関先に子ども用のスティックがあった。7歳と10歳の息子のもので、子どもたちの将来の夢はそろって“ホッケーの日本代表になること”だという。

さらに、元山さんの自宅にはホッケーの練習場も存在する。驚くことに、こうした家庭は元山さんの家だけでなく、町のいたるところに自家製のホッケー練習場が存在しているのだ。

©テレビ朝日

◆子どもたちに“世界”を感じてもらいたい!

奥出雲町では現在、元山さんも参加する、東京2020に向けたプロジェクトが進行している。それは、東京オリンピックの事前キャンプ地としてインドチームを誘致することだ。

インドはホッケーが国技で、金メダルを8回も獲得している強豪国。今回の誘致には、世界の強豪を招くことで「奥出雲町の子どもたちに世界を感じてもらおう」というねらいがあった。

「実際、インドに行ってインドのホッケー協会へプレゼンテーションをしたんですけど、すごく前向きな回答をいただき、いよいよ、これからかなと!」(元山さん)

©テレビ朝日

小さな田舎町で暮らす子どもたちにとって、“世界のトップレベル”と触れ合う機会はそうあるものではない。だからこそ、「それを口だけじゃなくて、体感させてあげることが我々にできることかなと思っています」と元山さんは意気込む。

元山さんの“できる宣言”は「町のみなさんと力をあわせて世界に誇るホッケーの町にしたい!」。修造は元山さんと奥出雲町のみんなに「ここはホッケーの町!」とエールを送った。

©テレビ朝日

※番組情報:『TOKYO応援宣言
毎週日曜あさ『サンデーLIVE!!』(午前5:50~)内で放送、「松岡修造の2020みんなできる宣言」も好評放送中、テレビ朝日系

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