山﨑賢人×二階堂ふみ×染谷将太!『時効警察』最終回に“熱海の捜査官”メンバー集結
時効になった事件を“趣味”で捜査する男・霧山修一朗(オダギリ ジョー)が、名(迷)助手・三日月しずか(麻生久美子)と共に未解決事件の謎に挑むシュールな脱力系コメディーミステリー『時効警察はじめました』。
同作最終回(12月6日放送)に、山﨑賢人・二階堂ふみ・染谷将太・松重豊ら2010年のドラマ『熱海の捜査官』にも出演したメンバーが再集結する。
オダギリ&三木聡監督を含め彼らが一堂に会するのは、『熱海の捜査官』以来9年ぶり。
当時はまだ無名とも言える十代の若手俳優だったものの、今やすっかり一線の役者へと成長した山﨑&二階堂&染谷が、懐かしい面々と「9年前とはひと味違う、でもどこか懐かしい再共演」を果たす。
◆山﨑賢人、「うれしい!」と歓喜
霧山が調べる時効事件の発生を予言していた“スピリチュアル雨夜”こと雨夜翔太を演じる山﨑。
『熱海の捜査官』同様、高校時代の同級生役で共演する二階堂と染谷について、「2人とも『熱海の捜査官』のときと全然変わらないです。当時から、ふみちゃんは同い年とは思えないくらい肝が据わっている人だったし、染谷くんも2歳年上とは思えないくらい大人っぽかったんです」とコメント。
一方、二階堂と染谷も山﨑について、
「『熱海』の後に映画『オオカミ少女と黒王子』(2016年)で久しぶりにご一緒しましたんが、いい意味でずっと変わらないムードメーカーであり、気遣いのある人。同い年だからこそ刺激的な部分もすごくあります」(二階堂)
「賢人くんとはCMでも共演しましたが今回改めて、少年から青年に、そして成人男性になられていて『あぁ…!』と。時が経ったなとは感じましたけど、根本的な部分では何も変わっていないですね」(染谷)
と、人気俳優に成長した今も変わらぬ人柄の良さに言及しながら、9年ぶりとなる“3人そろっての再共演”を喜んだ。
◆二階堂ふみ、三木監督がくれた言葉を「今も大事に」
2020年もNHK連続テレビ小説『エール』のヒロイン役や、映画『糸』への出演も控えるなど、引く手あまたの二階堂ふみ。
そんな彼女にとって、「『熱海の捜査官』は初めての連続ドラマ撮影」。今でも「当時頂いた三木監督の言葉は大事にしている」という。
その言葉とは、「現場のモニターは確認するな」。
「当時はまだ15歳。無意識なところで自意識過剰な部分があったと思うんです。だから、三木監督もそうアドバイスしてくださったのか、と。それ以来、自分のお芝居はモニターでチェックしないです。三木監督にはかなり鍛えていただき、学びがたくさんありました」と振り返る。
そんな彼女が今回演じるのは、雨夜の同級生で時効事件の謎を握る朝霞鈴音。
「三木監督がおっしゃることをやれば、絶対に面白くなる!今回も監督の演出を受け、役について再認識した部分もありました」という二階堂が三木監督と二人三脚で磨き上げた芝居に注目だ。
◆染谷将太、三木監督と“特別な再会”
一方、2020年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』でも主要人物・織田信長を演じる染谷将太は、幼い頃から子役として活動し、『熱海の捜査官』出演時にはすでに何十本もの映画・ドラマに出演していた。
そんな染谷をもってしても、三木監督は「ここまで徹底される監督ってなかなか出会わないといいますか…。こちらもそれに応えなきゃいけないというプレッシャーがあった」監督だったという。
そんな三木監督から今回染谷に与えられた役名は、『熱海』と同じ「味澤宙夫」。雨夜から時効事件を予言される同級生と、9年前とは全然違う役どころにもかかわらずだ。
この遊び心あふれる三木監督からの意外なプレゼントに染谷は、「三木さんの世界の中にいる宙夫として、また同時に違う役として“味澤宙夫”を演じるのはすごくうれしく、感慨深かったです」と大喜びしていた。
なお、松重豊はかつて雨夜の担当医だった心理学者で、何やら彼の予知能力と関係がありそうな只野教授として出演。
全身真っ赤なスーツや、『ウォーリーをさがせ!』のウォーリーのような格好に身を包みながら浮世離れした教授を演じ、『時効』ワールドに巨大な足跡を残す。
※番組情報:『時効警察はじめました』最終話
2019年12月6日(金)午後11:15~深夜0:15放送、テレビ朝日系24局(※一部地域を除く)