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メインコーチ不在で戦う宇野昌磨、GPシリーズ初戦へ。世界王者ネイサン・チェンと対決<フランス大会展望>

羽生結弦が322・59点を獲得する納得の滑りをした「カナダ大会」に続き、現地時間11月1日(金)からフランスのグルノーブルで行われる、GPシリーズ第3戦「フランス大会」。

男子の注目は、GPシリーズ初戦の「アメリカ大会」で優勝しているネイサン・チェン(アメリカ)と、これが初戦になる宇野昌磨の対決だ。

◆チェンは合計310点台に乗せてくる可能性大

「世界選手権」連覇のチェンは、「アメリカ大会」は299・09点で優勝したが、全開という様子ではない。

写真:アフロ

SP冒頭では、4回転ルッツを披露し、GOE加点は0・82点と、まだまだ仕上がり切ってはいない状態だが、ノーミスの滑りをして102・71点獲得としっかりまとめてきた。

一方FSは、最終的には冒頭を4回転ルッツ+3回転トーループにするための構成だろうが、「ジャパンオープン」と同じように3回転+3回転で抑えてきた。

それでも次の4回転フリップは4・40点の加点をもらうまで仕上げてきており、さらに後半の4回転トーループは2回転になってしまったが、サルコウを含めて4回転4本の構成に挑戦と、全開ではないとはいえ存分に力を発揮できる構成にしている。

さらに脅威なのは、「カナダ大会」で羽生が世界で初めて成功した4回転トウループ+1オイラー+3回転フリップも入れていることだ。

アメリカ大会では最後のフリップが2回転になってしまったが、新しいことに挑戦しているというのは事実。

以前は若干苦手にしていたトリプルアクセルも昨季の「世界選手権」でしっかり克服してきて、今季の構成でも2本入れていることで、ジャンプ構成にも余裕が出てきた。

今季中には4回転5本、トリプルアクセル2本の構成を完成させようと考えているようだが、今回、冒頭のジャンプを4回転にする可能性は、中1週間しかないだけにまだ少ないと思える。

だが3連続ジャンプをしっかり完成させて、後半の4回転トウループもきっちり決めれば少なくとも13点は上乗せでき、合計を310点台に乗せてくる可能性は大だ。

◆宇野は“ジャンプの仕上がり”がポイント

そんなチェンに対し、宇野はジャンプをどこまで仕上げられているかというところだ。

シーズン初戦だった「フィンランディア杯」ではSPは4回転フリップの着氷を乱して、連続ジャンプは4回転+2回転に止めていたが、そこを改善して100点台には乗せてきたいところ。

FSは、後半の4回転トウループで転倒して、次のトリプルアクセル+3回転トウループがダブルアクセル+3回転トウループになったため、最後をトリプルアクセルからの3連続ジャンプに変更している。

ジャンプをそれなりに仕上げられているようなら、4回転は前半にサルコウとフリップを入れ、後半にトウループを2本入れる構成にするはず。まずはそれをしっかり滑り切ることが重要だ。

メインコーチ不在で新しい挑戦をしているだけに、その取り組みへの自信を深めるためには昨季は出来なかった300点台に。悪くてもその数字が見えるような結果を出してもらいたい。

この2人に続くのは9月の「オータムクラシック」で、SPとFSで4回転トウループを3本決めて269・47点を出し、羽生に次ぐ2位に入っていた地元・フランスのケビン・エイモズだろう。

さらにはチャレンジャーシリーズで不調だったロシア勢のアレクサンドル・サマリンとセルゲイ・ボロノフも実力者だけに、巻き返しとなれば表彰台のチャンスも生まれてくるだろう。<文/折山淑美>

 

※番組情報:『フィギュアスケートGPシリーズ2019「第3戦・フランス大会」』
11月1日(金)よる11:00~「男子ショート」 テレビ朝日系列にて放送/AbemaTVにて配信
11月2日(土)よる9:30~「女子ショート/男子フリー」 テレビ朝日系列にて放送/AbemaTVにて配信
11月3日(日)あさ4:30~「女子フリー」 テレビ朝日系列にて放送/AbemaTVにて配信

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