障がい者も踊る“シルバーディスコ”が話題「新たなディスコカルチャーが生まれる可能性を感じました」

障がい者も踊る“シルバーディスコ”が話題「新たなディスコカルチャーが生まれる可能性を感じました」

テレビ朝日の番組『しあわせのたね。』 では、さまざまな「SDGs」の課題に取り組み、暮らしを未来へ紡ぐ“はじめの一歩”を踏み出した人たちを紹介している。

今回取り上げるのは、誰もが参加できる音楽イベントを開催しているDJ OSSHY(オッシー)さん。

「私は新しい福祉のあり方として、高齢者が参加できる“シルバーディスコ”を開催しています。みなさん、一緒に楽しみましょう!」

1970~80年代にかけて、音楽とダンスを楽しむ場所として若者たちを魅了した「ディスコ」。

DJ OSSHYさんは、そのディスコを高齢者や障がいのある人も楽しめるようにアレンジ。いすに座ったまま上半身だけでも踊れるように工夫し、年齢や障害の有無に関係なく、誰もが気軽に参加できるイベントとして開催している。

きっかけは、慶應義塾大学の認知症研究の一環として、ボランティアで「高齢者ディスコ」に関わったことだった。

「80~90代の参加者の皆さんが、終始汗だくで音楽に合わせて身体を揺らしながら楽しむ姿を見て、新たなディスコカルチャーが生まれる可能性を感じました」と振り返る。

それ以来、健康促進をテーマに、全国の高齢者施設などを訪問する形でイベントを開催。

実際に体験した参加者からは、「(昔のディスコの曲を)思い出すからノリノリになる」「(車いすや障がい者も)みんなで体験できるのは素晴らしいこと」といった声があがり、年齢も境遇も超えて盛り上がる空間が生まれている。

DJ OSSHYさんが未来に叶えたい夢は?

「これからも私は年齢を問わず、性別、国籍、職業の区別なく、さらには障がいを持っている方も一緒に、誰もが同じ空間で一緒に楽しむことができる全人類型のディスコ文化を作っていきたいです」

なお、『しあわせのたね。』次回7月26日(土)の放送では、新たな米づくりの担い手を見つけ、地下水の保全活動に取り組んでいる人が紹介される。

番組本編をYouTubeで配信中!

番組情報:『しあわせのたね。
毎週土曜 午前9:55、テレビ朝日(※一部地域を除く)

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