バター作りの“脇役”が美味しいスイーツに!那須で大人気のお土産、その意外なストーリー

バター作りの“脇役”が美味しいスイーツに!那須で大人気のお土産、その意外なストーリー

テレビ朝日の番組『しあわせのたね。』 では、さまざまな「SDGs」の課題に取り組み、暮らしを未来へ紡ぐ“はじめの一歩”を実践する人たちを紹介している。

今回取り上げるのは、牛乳からバターを作るときに出る“あるもの”を有効活用している宮本吾一さん(GOOD NEWS代表取締役)。

「私はバターを作る際に出る無脂肪乳(スキムミルク)を使って、このようなスイーツを作っています」(宮本さん)

宮本さんが手掛けたのは、牛乳からバターを製造するときに出る無脂肪乳から作ったミルク感たっぷりのジャムを、バターが香り立つワッフル生地でサンドしたスイーツ。ふわっ・シャリッ・とろっとした食感が楽しめる。

栃木県の那須エリアのお土産として、いま人気を集めている。

開発のきっかけについて、宮本さんはこう話す。

「地元の牧場から、バターを製造するときに大量に出る無脂肪乳の扱いについて相談を受けたのがきっかけでした。無脂肪乳は用途が限られていて、安値で取引されているので、それらを安定的に消費して、正当な価格で取引ができる仕組みが必要だと考えました」

スイーツの製造はそのほとんどが手作業で行われ、働き手には子育て中の人やシニア、障害のある人が採用されている。宮本さんのこの取り組みは、福祉に関する地域課題の解決にもつながっている 。

「私たちはこの取り組みを通じて、農業・観光・福祉を結びつける持続可能な街づくりを目指しています。人と人とのつながりで、地域の課題を地域の資源で解決して豊かにする、そんな街づくりが全国各地にも広がってほしいです」(宮本さん)

なお、『しあわせのたね。』3月29日(土)の放送では、建築業界の人材不足を補うため、大型機械を遠隔で操作する技術を開発した人物を紹介する。

番組本編をYouTubeで配信中!

番組情報:『しあわせのたね。
毎週土曜 午前9:55、テレビ朝日(※一部地域を除く)

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