2030年までに、持続可能でよりよい世界を目指す国際目標「SDGs」。
テレビ朝日の番組『しあわせのたね。』 では、さまざまな課題に取り組み、くらしを未来へ紡ぐ“はじめの一歩”を実践する人たちを紹介している。
今回取り上げるのは、フルーツの搾りかすを価値あるものにアップサイクルしている酒井里奈(株式会社ファーメンステーションの代表取締役)さん。
酒井さん:「わたしたちは、リンゴの搾りかすを発酵させてサニタイザー・除菌スプレーを作りました!ほのかにりんごのさわやかな香りがします」
酒井さんの会社では、食品廃棄物や規格外の農作物などの「未利用資源」を、独自の発酵技術を使って素材化する事業に取り組んでいる。
りんごジュースの搾りかすを発酵させて作った除菌スプレーには、1本につきりんごおよそ2個分の搾りかすを使用。廃棄を減らすことに貢献している。
◆「ゴミがゴミじゃなくなる世界を作りたい」
酒井さん:「未利用資源を変身させるプロダクトを世の中に見せたいなと思ったときに、 りんごってみなさんにとって身近だし、リンゴの搾りかすから何かできたら面白いんじゃないかなと思って除菌スプレーにしました」
アパレル店「allbirds」の今井楠咲さんは、「すごく使用感がよくてベタつかなくて、普段使っているアルコールと同じような感じで使えました」と、りんごの除菌スプレーを気に入って使っている。
独自の発酵技術を使ってウェットティッシュなども作っている酒井さんが未来に叶えたい夢は?
酒井さん:「いろんな未利用資源がたくさんあるので、もっと課題解決に貢献しながらみんなでゴミがゴミじゃなくなる世界を作りたいし、私たちが毎日使い続けるものがいろんな未利用資源からできている世の中であるといいなと思っています」
なお、次回6月17日(土)放送の『しあわせのたね。』は、選手にやさしい人工芝用の充填剤を製造している人物を特集する。
※番組情報:『しあわせのたね。』
毎週土曜 午前9:55、テレビ朝日(※一部地域を除く)