「ごみ拾いは面倒臭い」→ゲームと合体させちゃおう!集めたごみの量と種類で競う新しい形のごみ拾い

「ごみ拾いは面倒臭い」→ゲームと合体させちゃおう!集めたごみの量と種類で競う新しい形のごみ拾い

2030年までに、持続可能でよりよい世界を目指す国際目標「SDGs」。

テレビ朝日の番組『しあわせのたね。』 では、さまざまな課題に取り組み、くらしを未来へ紡ぐ“はじめの一歩”を実践する人たちを紹介している。

今回取り上げるのは、コンピューターゲームによる競技型スポーツ「eスポーツ」とごみ拾いを掛け合わせたイベント「eスポGOMI」を運営している福島隆寛さん。

福島さん:「今日は横浜市保土ケ谷区でeスポゴミを行います!みなさん、いってらっしゃーい!」

eスポゴミとは、1チーム3~4人で制限時間内に集めたごみの量と種類でポイントを競う、新しい形のごみ拾い。ごみ拾いの途中に行われるゲーム大会に勝利すると、ごみ拾いが有利になる特典をゲットできる。

福島さん:「eスポーツのビジネスを考えていた時に、友人がSNSに 『ゴミ拾い始めました』と投稿しているのを見て、eスポーツとゴミ拾いを掛け合わせたらおもしろいのかなと思いつきました」

2021年4月に1回目のイベントを開催してから、イベントの評判は上々。この日は約40人が参加し、15kgほどのゴミを拾うことができた。

参加者:「eスポーツとゴミ拾いを組み合わせてやってみるのが新しい試みでいいなと思いました」

参加者:「eスポーツに興味があって。運動不足が解消できてeスポーツができるならと思って参加しました」

◆『ごみ拾いが趣味になりました』

福島さんの元には、eスポゴミに参加してからゴミ拾いに興味を持ったという声が多数届いている。

福島さん:「『ゲームがやりたくて参加しました。ごみ拾いは面倒臭いです』と言っていた小学生が、eスポGOMI終了後には『ごみ拾い楽しかった!またやりたい!』と言ってくれたことが忘れられません。

ほかにも『eスポGOMIがきっかけで、ごみ拾いが趣味になりました』『eスポGOMIの行きと帰りで、ごみが目に入るようになりました』など、eスポGOMIをやってよかったなと思うような連絡をたくさんもらっています」

そんな福島さんが未来に叶えたい夢は?

福島さん:「楽しみながら結果として、環境が改善して街がキレイになる。そんな形にしていきたいなと思っているので、さまざまな企業や自治体とコラボレーションしながら日本各地でやっていきたいですし、海外にも展開していきたいなと思っています」

なお、次回6月3日(土)放送の『しあわせのたね。』は、介護業界の人材不足という課題に取り組んでいる人を特集する。

番組本編をYouTubeで配信中!

番組情報:『しあわせのたね。
毎週土曜 午前9:55、テレビ朝日(※一部地域を除く)

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