2030年までに、持続可能でよりよい世界を目指す国際目標「SDGs」。
テレビ朝日の番組『しあわせのたね。』では、さまざまな課題に取り組み、くらしを未来へ紡ぐ“はじめの一歩”を実践する人たちを紹介している。
今回取り上げるのは、梅の生産量が日本一の和歌山県みなべ町で100年続く梅農家の5代目・山本将志郎さん。
山本さんは、地元・和歌山の梅農家の後継ぎたちと「梅ボーイズ」というグループを結成。梅文化を後世に残すために活動をしている。
「実家で食べていたような、すっぱいしょっぱい昔ながらの梅干しがスーパーに行っても全然店頭に並んでいなくて、昔ながらの梅本来の味がする梅干しをちゃんと残していきたいなと思って(自分で)梅干しを漬けはじめたのがきっかけです」
店頭に並んでいる数多くの梅干しが、調味液などで甘みを加え梅本来の味を失っていることを知り愕然。そこで、梅の粒の大きさやシソの量など、条件を変えて研究し、自身の納得のいく梅干しを完成させたという。
現在は、「梅ボーイズ」のメンバー6人と、塩と紫蘇だけで漬けて、梅の味を活かした梅干し作りをしている山本さん。梅農家の後継者不足の解決に向けて、若い人たちへ農家の仕事を知ってもらう活動をしている。
「キラキラした大人たちが集まって、みんなで(梅を)育てていることを知ってもらえたらと思います。将来的には若い人が梅の農園長として自分の農園を経営する流れにつなげたいと思います」
なお、次回3月25日(土)放送の『しあわせのたね。』では、漁網をオシャレで機能的な服にアップサイクルしている人物を特集する。
※番組情報:『しあわせのたね。』
毎週土曜 午前9:55、テレビ朝日(※一部地域を除く)